『駅徒歩1〜5分がむしろ最安ゾーン』の逆転 | 北海道函館市 土地 中古相場分析【2026年7月版】— 538件集計

最終更新: | 538件・9サイトのデータに基づく

駅に近いほど土地は高い——という常識が、函館では今月、静かに揺らいでいる。当サービスが9サイトから集めた北海道函館市 土地の掲載データ538件を集計すると、駅徒歩1〜5分帯の中央値が635万円と、6〜10分帯(650万円)・21分以上帯(700万円)を下回った。同時に上位10%の価格ラインは前月の3,750万円から5,400万円へと44%跳ね上がっている。港湾都市・函館の土地市場は、いま何を映し出しているのか。

📝 本稿の読み方

市場サマリー

集計件数
538件
中央値価格
680万円
㎡単価中央値
3.3万/㎡
価格帯 (Q1–Q3)
400〜1,010万円

北海道函館市 土地の新着を見逃さない

今月の注目: 自由設計・接道良好の200〜300㎡、駅徒歩10分以内800万円以下、桔梗・美原・本通の分譲地
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TL;DR / 今月の要点

今月のトップ3変化(前月比)

前月版(2026年6月)との比較で、当サービス集計に浮かんだ動きは3つ。総件数はほぼ横ばい(567件→538件、−5%)で、平均像は動いていないのに、分布の裾で明確な変化が起きている。

① 上位10%価格ラインが前月比+44%の急上昇(3,750→5,400万円)

先月まで上位10%は3,750万円で切れていたが、今月は5,400万円まで上振れた。+44%の増加は月次のノイズを大きく超える動きだ。集計内訳を見ると、下位10%ラインは200万円で不変、中央値も680万円で動いていない。つまり「安いゾーン」と「真ん中」はそのままで、高値裾だけが上に伸びた格好である。

内容を拾うと、2,000㎡クラスの準工業地や、1,772㎡を中央面積とする大型土地(不動産連合隊経由の掲載中央値7,000万円)が押し上げに寄与している。仮説として、相続対策売却や事業用地整理が集中した1ヶ月だった可能性が高い。エリアプロフィールでも「相続に伴う売却と再取得の循環」が需要ドライバーに挙げられており、平均価格7,777万円という数字も、この上位裾に強く引っ張られた結果と読める。

② 築年帯「2020年以降(新省エネ基準)」の中央値が580→700万円へ(+21%)

土地カテゴリでは「築年」は宅地造成完了時期や測量・整地時期の指標にすぎないが、当サービス集計の築年帯「2020年以降」の中央値が580万円→700万円へ+21%増加した。件数も19件→24件と5件増えている。

中央面積は193㎡、㎡単価は3.26万円/㎡。前月まで比較的安めの新規分譲地が並んでいたのが、今月は桔梗・富岡・湯川エリアの整地済み案件が加わり、単価上位側にシフトした——という解釈が自然だ。推測だが、2026年公示地価で函館市住宅地が+0.06%とわずかに上昇に転じたこと(出典: tochidai.info 2026年公示地価まとめ)、および分譲業者側の新規造成コスト上昇が、売出価格に反映され始めた可能性がある。

③ 駅徒歩帯「1〜5分」の中央値が698→635万円へ(−9%の下落)

もうひとつ目を引くのが、駅徒歩1〜5分帯の中央値下落。前月698万円だったものが今月635万円と−9%沈み、6〜10分帯(650万円)にすら追い抜かれた。件数は264件→228件と減っている。

函館は市電(路面電車)のネットワークが密なため、電停徒歩5分以内でも住宅地に紛れる案件が多い。港町・入舟町・末広町など、西部の狭小地・変形地が上位ゾーンから抜けて、代わりに古家付き・整形難の小規模区画が中央値を下げた——という読み方ができる。「駅近=高い」が単純に成り立たないのが函館の面白さで、次章以降でさらに掘り下げる。

🗞️ 今月のトピック

2026年4月24日:北海道新幹線 札幌延伸のB/C試算が0.6程度に低下(出典: 日本経済新聞)。財政制度等審議会分科会で、当初0.9とされた費用便益比が0.6程度まで下方修正され、「中止すべき水準」との試算が示された。函館市自体は延伸区間の停車駅ではないが、圏域全体の観光インバウンド・企業誘致の期待値が後ろ倒しになる。当サービス集計で上位10%が跳ねた背景に、長期保有派の資産組替を促す心理があった可能性は、ここに接続しても不自然ではない(推測)。

北海道函館市 土地の集計全体像(当サービス集計)

まずは、9サイトから集めた538件の輪郭をつかむ。

集めた538件の内訳

サイト別に見ると、SUUMOが389件と圧倒的で全体の72%を占め、次いで不動産連合隊が50件、ピタットハウス48件、athome 25件、LIFULL HOMES 16件、HOME4U 6件が続く。不動産連合隊は北海道内の物件情報プラットフォームで、法人・大型土地の掲載が多い分、中央価格は7,000万円と他サイトを一桁上回る。SUUMOの中央価格は620万円、ピタットハウス700万円、athome 350万円と、サイト特性で価格帯がきれいに分かれるのが函館の特徴だ。

主要3サイト(SUUMO・不動産連合隊・ピタットハウス)だけで487件と、全体の91%を占める。物件情報の網羅性はこの3サイトを押さえれば大部分カバーできるが、athomeやHOME4U固有の案件も存在するため、複数サイトの並行監視には価値がある。

価格はどこに集中しているか

538件のうち価格情報が取得できた528件で分布を作ると、最も密度が高いのは500〜1,000万円帯で206件(39%)、次いで0〜500万円帯が186件(35%)。この2つで全体の74%を占め、函館の土地カテゴリが「1,000万円以下の総額」に厚く集まっていることが分かる。

中央値680万円と平均7,777万円の間に11倍のギャップがある——これは、極端に高い個体が少数混じっている典型的な「高値の裾を引いた分布」だ。最小値25万円、最大値330億円。最大値は明らかに大型商業・工業用地の掲載で、一般住宅用地の相場感からは分離して読む必要がある。買い手として現実的なレンジは、下位25%〜上位25%の400万〜1,010万円を中心に見ればいい。

なお、参考として2026年公示地価では函館市住宅地の平均は39,267円/㎡・坪単価12.98万円/坪、商業地は68,234円/㎡・坪単価22.56万円/坪と公表されている(出典: tochidai.info)。本サービス集計の㎡単価中央値3.3万円/㎡は住宅地公示価格をやや下回る水準で、掲載段階での価格には「実勢寄り」の売主意向が反映されている印象を持つ。

掲載開始・掲載終了の動き

期間中の新規掲載は75件、掲載終了は106件。ただし週次で見ると2026-06-02週に新規58件・翌週6件・その後2〜5件と、大きなバーストが観測されており、これは当サービスの巡回サイクルの影響を含む参考扱いの数字となる。

一方、掲載開始から掲載終了までの日数は明確なシグナルが取れており、中央値50日、下位25%は30日、上位25%は77日。つまり「動きの速い個体は1ヶ月で消え、動かない個体は2.5ヶ月以上残る」という二極化がはっきりしている。掲載データからは成約かどうかは判別できないが、値付けと立地条件で消化速度が明確に分かれることは記憶しておきたい。

面積帯ごとの相場と「価格の断層」

北海道函館市 土地には、面積の境界ではっきりとした『価格の断層』がある。当サービス集計の㎡単価中央値は3.3万円/㎡だが、面積が広がるほど㎡単価が沈み、逆に狭くなると単価は跳ね上がる——これは全国的な傾向だが、函館ではその段差が特に大きい。

面積帯ごとの中央価格

面積帯ごとの直接集計は本サービスDBの断面制約でフル網羅できないため、参考として下位10%層・上位10%層および町丁データから面積帯像を再構成する。

面積帯ごとの中央価格
面積帯 主な出典 中央価格の目安 ㎡単価の目安
ざっくり小規模(〜180㎡程度) 下位10%層(中央面積178㎡) 100〜300万円 0.5〜1.5万円/㎡
標準的(180〜260㎡) 駅徒歩1〜10分帯(中央面積198〜222㎡) 635〜650万円 3.2〜3.3万円/㎡
ゆとり(260〜330㎡) 駅徒歩16〜20分帯(中央面積264㎡)・堀川町(136㎡) 500〜980万円 3.5〜3.7万円/㎡
大型(330㎡〜) 上位10%層(中央面積1,772㎡)・湯川町(338㎡) 900万円〜、上位は7,000万円台 2.5〜3.7万円/㎡(面積で薄まる)

小規模帯で㎡単価が極端に低い理由は、東山町・陣川町など郊外の建てにくい区画(変形地・接道不良)が下位10%層に多く含まれるためだ。参考値として、下位10%の中央面積は178㎡・駅徒歩中央値は6分。単純に「駅から近ければ高い」わけではない、という函館の特殊性がここに凝縮している。

50/100/200㎡の境界で何が起きているか

注文住宅を建てるためには、少なくとも建ぺい率×敷地面積 ≧ 想定建築面積が必要になる。函館の第一種低層住居専用地域は建ぺい率50%・容積率80〜100%が標準(出典: 函館市公式)。

本サービス集計で駅徒歩1〜5分帯の中央面積が198㎡、6〜10分が222㎡というのは、まさに「4LDKを無理なく建てられる敷地」がこの帯の主戦場になっていることを示している。

一方、200㎡を超えるゾーンでは、東急リバブル経由の2,918㎡・4,000万円のような大型区画が混ざり始め、㎡単価は跳ねず「総額の壁」に変わる。買い手としては、200㎡前後で最も選択肢が広く、300㎡以上は総額で選別が必要——という感覚を持つとよい。

建築条件付き vs 自由設計(建築条件なし)の断層

エリアプロフィールによれば、桔梗町・美原・大中山など郊外の新規分譲地では建築条件付きの比率が高く、中心市街地の相続系売地は建築条件なし中心。当サービス集計だと、大和ハウス・HOME4U・ピタットハウスの新規造成地掲載(築年帯「2020年以降」24件)の中央値が700万円で、これらの多くが建築条件付きと推定される。

注意したいのは、「土地は安く見えても、指定ビルダー×建築費で総額が変わる」点だ。建築条件付きの土地単価は自由設計より1〜2割安く出ることが多いが、注文住宅として自由に間取りやハウスメーカーを選びたい買い手にとっては、条件なしの区画を狙う必要がある。本サービスの監視条件では「建築条件なし」で絞り込むことも可能なので、購入意向が明確なら最初から絞ったほうが探索効率がいい。

用途地域・延床計画から見る相場

家を建てられるかどうか、そしてどんな家が建てられるかは、用途地域と接道条件で90%決まる。函館の土地で注文住宅を計画する場合、押さえておくべきポイントを整理する。

想定延床から逆算する「買える面積帯」

3LDK 100㎡前後を建てたい家族の場合、第一種低層住居専用地域(建ぺい率50%・容積率80%)では、敷地125㎡以上が下限ライン(100㎡÷0.8=125㎡)。庭・駐車場・冬季の除雪動線を含めると150〜180㎡がストレスフリー。本サービス集計で駅徒歩1〜5分帯の中央面積198㎡は、まさにこの想定にちょうど合う。

4LDK 120㎡前後を建てたい家族なら、同じ用途地域で敷地150㎡以上が下限(120÷0.8=150)。快適さを求めると220〜260㎡がおすすめゾーンで、これは駅徒歩11〜15分帯(中央面積215㎡)〜16〜20分帯(264㎡)に対応する。中央価格は前者が598万円、後者が740万円。「駅から少し離れて、その分ゆとりを取る」戦略が函館では有効に働く。

用途地域構成(建てられる/建てにくいの判定)

エリアプロフィールによれば、函館の市街化区域内は住居系(第一種低層〜第二種住居)が60〜65%、商業系15〜20%、工業系15〜20%。注文住宅buyer向けの推奨度は以下の通り。

接道・形状・建築条件(家を建てる現実的観点)

家を建てる土地として最低限クリアすべきは「建築基準法上の道路(幅員4m以上)に間口2m以上接している」こと。これが満たされないと再建築不可となり、建て替えができない。函館の西部地区(元町・末広町・入舟町など)は狭小地・階段地が多く、坪単価が抑えられる代わりにこの条件を満たさない物件が混じる(エリアプロフィールより)。当サービス集計のリスク要素の比率では明示的なフラグは0%だが、これは掲載側が「再建築不可」と明記しない案件もあることを意味し、内見時の登記情報・道路種別の確認は必須と考えたい。

また、函館特有のチェックポイントとして、

本サービス集計では、これらの条件は掲載情報からすべては取得できない。内見・現地確認とセットで判断する必要がある。

立地軸でみる相場

「駅から近いほど高い」——都市部の常識は、函館ではしばしば裏切られる。

駅徒歩帯ごとの価格感

本サービス集計の駅徒歩帯別中央値は以下の通り。

駅徒歩帯ごとの価格感
駅徒歩帯 件数 中央価格 中央面積 ㎡単価
1〜5分 228件 635万円 198㎡ 3.33万円/㎡
6〜10分 89件 650万円 222㎡ 3.20万円/㎡
11〜15分 61件 598万円 215㎡ 3.31万円/㎡
16〜20分 25件 740万円 264㎡ 3.46万円/㎡
21分以上 67件 700万円 284㎡ 2.95万円/㎡

一目でわかるのは、駅徒歩と価格に単調な関係がないこと。1〜5分帯は635万円で、実は11〜15分帯の598万円を除けば全帯で最安。函館は市電(路面電車)と徒歩交通が併存する街で、電停徒歩5分以内でも「駅前ではない住宅地」が広がる。中心市街地・大門・西部の狭小地/古家付土地が1〜5分帯を押し下げているという解釈が自然だ。

一方、16〜20分帯の740万円が全帯最高というのは面白い数字で、これは桔梗町・美原など郊外の新規分譲地が多く含まれる帯だからと考えられる。「駅から遠いが、区画整理された広めの整形地で、生活利便性が高い」——この組み合わせが函館では明確なプレミアムを持つ。

町丁・地区での偏り

本サービス集計で件数が10件を超える町丁を並べると、地区ごとの偏りがはっきり見える(参考値、サンプル10件台のため傾向として)。

北東部の桔梗・富岡・本通が坪単価12〜15万円/坪(㎡単価3.7〜4.5万円/㎡)で安定しており、注文住宅の主戦場。逆に東山町・陣川町は郊外・山側の傾斜地が多く、㎡単価0.5〜0.6万円/㎡と極端に安い。買い手としては、東山町・陣川町の格安地は「割安に見えるが、地盤・接道・冬季アクセスの三重の壁がある」という視点を持ちたい。

リスク要素と注意ポイント

土地選びで見落とせないのが、購入後に発覚する構造的なリスク。本サービス集計と地域プロフィールから、押さえるべきポイントを整理する。

当サービス集計のリスク要素の比率

本サービス集計538件のうち、明示的なリスクフラグ(旧耐震・再建築不可・借地権・告知事項)が付与された件数はすべて0件。これは「函館にはリスク物件が存在しない」という意味ではなく、掲載段階でこれらが明記されていないケースが多いと解釈すべきだ。

土地カテゴリでは建物の耐震(新耐震基準は1981年6月施行)は直接関係しないが、古家付土地の場合は解体費用(一般に100〜200万円)を上乗せして考える必要がある。再建築不可・借地権については、掲載時に情報が省略されていることも多いため、価格が周辺相場より2〜3割安い物件を見つけたら、まず接道条件・所有権区分を確認するのが鉄則になる。

立地に固有のリスク(ハザード)

函館は港湾都市で、洪水・津波・液状化のいずれもエリア固有の注意点がある。

本サービス集計で湯川町の中央値900万円は他エリアと比較しても平均並みだが、上位ゾーンは3,750万円と大きく振れている。地盤・ハザード評価が価格に十分に織り込まれているとは限らず、内見時のハザードマップ確認は必須だ。

規制・条例で抑えるべき点

函館固有の規制として、西部地区の伝統的建造物群保存地区(元町・末広町一帯)は函館市都市景観条例により建築行為に許可が必要(出典: 函館市公式)。移住者が「西部の景観に惹かれて土地を購入」というケースで、条例制限や斜面地の実務コストを見落としがち(エリアプロフィールの典型的なミスマッチ)。

内見時のチェックポイントを箇条書きで示すと:

国交省取引事例で当サービス集計を裏付ける

本サービス集計の妥当性を確認するため、国土交通省 不動産取引価格情報検索で公開されている2024Q2の函館市土地取引を並べる(出典: 国交省 不動産取引価格情報経由)。

これら実取引の㎡単価は21,000〜52,000円のレンジで、中央値は概ね33,000〜35,000円/㎡。本サービス集計の㎡単価中央値33,000円/㎡(3.3万円/㎡)とほぼ一致しており、掲載段階の価格が実取引と大きく乖離していないことが確認できる。売主側の「公示地価ベースの主張」と買主側の「取引実勢ベース」でギャップが生じやすい市場ではあるが、掲載価格の中央値は健全な水準にあると読める。

データが示す「お得ゾーン」と「プレミアムゾーン」

安い物件、高い物件。それぞれにどんな顔ぶれが並んでいるか。本サービス集計の下位10%・上位10%を切り出して観察する。

下位10%: 200万円以下に並ぶ物件(52件)

下位10%の境界は200万円。この帯に並ぶ52件の中央面積は178㎡、駅徒歩中央値6分。数字だけ見ると「駅から近い、標準的な広さの土地が200万円で買える」ように読めるが、実態はそう単純ではない。

内訳を見ると、東山町(中央値100万円)・陣川町(中央値200万円)といった郊外の山側・傾斜地が中心。地盤・接道・冬季アクセスの問題を抱えるケースが多く、そのまま新築を建てるには地盤改良・造成・インフラ引込みで数百万円の追加投資が必要になることが少なくない。

向いているのはこんな読者:

上位10%: 5,400万円以上に並ぶ物件(52件)

上位10%の境界は5,400万円。中央面積は1,772㎡と桁違いに広く、駅徒歩中央値は6分。前月の境界3,750万円から+44%の跳ね上がりで、今月の当集計で最も特徴的な動きだ。

内容は主に不動産連合隊経由の大型土地・準工業地・事業用地で、注文住宅buyerにはそのままフィットしないケースが多い。ただし、この帯の存在が「函館の土地市場全体の高値裾」を形成しており、下位のエリア(桔梗・美原など)の分譲地価格にも徐々に影響が波及する可能性はある。

向いているのはこんな読者:

本稿で描いた分布のどこを狙うかが決まったら、次は条件を絞って監視するフェーズ。掲載から中央値50日、下位25%は30日で消える個体を見逃さないには、複数サイトを日々巡回する仕組みが欠かせない。人力で毎日9サイトを回るのは現実的ではないため、自動化ツールに任せるのが定石になる。

よくある質問(当サービス集計での回答)

Q1: 北海道函館市 土地の坪単価はいくらですか? A: 本サービス集計の㎡単価中央値は3.3万円/㎡、坪単価に換算すると約11万円/坪です。参考として2026年公示地価では住宅地平均12.98万円/坪、商業地22.56万円/坪(出典: tochidai.info)。エリア別では桔梗・富岡・本通が坪単価12〜15万円/坪、東山町・陣川町は坪単価2万円/坪以下と大きく開きます。

Q2: 北海道函館市 土地の買い時はいつですか? A: 当サービスの集計では、掲載から掲載終了までの日数中央値は50日、下位25%は30日と、動く個体は1ヶ月で消えます。「今月の安値、来月も残っている」は期待しにくい流動性です。買い時を「一年のうちの季節」で見るより、「日々の新着を追えているか」で決まる市場と考えるのが現実的です。参考までに、2026年公示地価では函館市住宅地が+0.06%とわずかに上昇に転じており、下値の目安は動きにくい局面と読めます。

Q3: 建築条件付き土地はどれくらい流通していますか? A: 本サービス集計の築年帯「2020年以降(新省エネ基準)」の24件は、その多くが桔梗町・美原など郊外の新規分譲地で、建築条件付きの比率が高いと推定されます。中央値700万円。中心市街地の相続系売地は建築条件なしが中心で、自由設計を希望する読者はこちらを狙うことになります。監視条件で「建築条件なし」を絞り込むと、選択肢を最初から絞れます。

Q4: 北海道函館市 土地で坪単価が高いのはどんな条件ですか? A: 本集計で㎡単価が高いのは、①富岡町(4.52万円/㎡)・桔梗町(4.38万円/㎡)など北東部の分譲地、②堀川町(3.72万円/㎡)・本通(3.71万円/㎡)など五稜郭〜柏木寄りの住宅地、③駅徒歩16〜20分帯(3.46万円/㎡)で整形地の新規分譲。逆に、東山町・陣川町など郊外の傾斜地は0.5〜0.6万円/㎡と極端に安く、地盤・接道の条件次第で総額の低さが割高に化けることもあります。

Q5: 用途地域の違いで価格はどれくらい変わりますか? A: エリアプロフィールおよび国交省取引事例から、坪単価の目安は第一種低層住居専用(桔梗・石川等郊外)で8〜13万円/坪、第二種中高層住居専用(松陰町・柏木町周辺)で15〜25万円/坪、近隣商業・商業(本町・五稜郭・松風町)で40〜60万円/坪、準工業(港湾寄り)で4〜12万円/坪と、用途地域で3〜5倍のレンジ差があります。注文住宅buyerは第一種低層〜第一種中高層を主に検討する形になります。

Q6: 今月、上位10%価格ラインが+44%も跳ねたのはなぜですか? A: 本サービス集計では、境界価格が3,750万円→5,400万円へ上昇しました。中央値も下位10%も動いていないため、「全体的な値上がり」ではなく「上位裾に大型地・準工業地の出品が集中した」と解釈するのが自然です。仮説として、2026年4月の新幹線札幌延伸B/C下方修正報道(出典: 日経新聞)や、令和7年地価公示で函館住宅地が+9.8%上昇(2025年公表)したことを受けた相続対策・資産組替の動きが背景にある可能性があります。ただしこれは推測です。

Q7: 狙いの条件で北海道函館市 土地の新着を毎日追うには? A: 当サービス(物件ウォッチ)は、athome, センチュリー21, 大和ハウス, HOME4U, LIFULL HOMES, 東急リバブル, ピタットハウス, 不動産連合隊, SUUMO の9サイトを15分間隔で自動巡回し、条件に合致する新着物件をLINEに即時通知します。「200〜300㎡ × 建築条件なし × 駅徒歩15分以内 × 800万円以下」のような複合条件も設定可能で、無料プランなら24時間遅延版で試せます。本稿で見た『掲載中央値50日、下位25%は30日で消える』流通速度を考えると、自動追跡は事実上必須と言えます。

2026年7月のハイライトと注意点

今月の当サービス集計で最も特筆すべきは、上位10%価格ラインが+44%と大きく跳ね上がったこと。中央値・下位ラインは動いていないため、市場全体の値上がりではなく、大型地・準工業地の出品集中という「分布の裾」の変化と読める。前月比では駅徒歩1〜5分帯が−9%、11〜15分帯が−11%、16〜20分帯が−23%と、駅徒歩帯全般で中央値が沈む一方、築年帯「2020年以降」は+21%と上昇——新規分譲と旧市街の古家付土地で二極化が進んだ月と言える。

注意点として、当サービスの新規掲載数は週次で大きなバーストがあり、供給フローに関する数字は参考扱いとしている(週の初めに58件、翌週6件、その後2〜5件)。掲載終了数についても、集計期間末に87件のスパイクがあり参考扱い。分布・中央値・㎡単価などのストック系指標は信頼度が高く、記事本文で強調してきたのはこちらの数字である。

継続観測で見えてくるのは、①中央値680万円・㎡単価3.3万円/㎡というレンジの安定性、②駅徒歩と価格の非単調な関係、③相続・資産組替に伴う大型地の出品タイミングによる上位裾の変動——の3点。次月以降も、上位10%境界の動きと、桔梗・富岡・本通など北東部の分譲地の中央値が特に注目される。

本レポートは、物件ウォッチが9サイト(athome, センチュリー21, 大和ハウス, HOME4U, LIFULL HOMES, 東急リバブル, ピタットハウス, 不動産連合隊, SUUMO)から自動収集した北海道函館市 土地の掲載データ538件(2026年6月2日〜7月2日)に基づく集計です。日本の不動産市場全体の動向を示すものではありません。掲載価格は売出時点の価格で、実際の成約価格ではない点にご留意ください。次回更新は2026年8月上旬を予定しています。

538件超の北海道函館市 土地から条件に合う1件を

特に 自由設計・接道良好の200〜300㎡、駅徒歩10分以内800万円以下、桔梗・美原・本通の分譲地 は早く動きます。9サイトの新着を15分間隔でチェックして、LINEで即通知。
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※ この記事のデータは物件ウォッチがathome・センチュリー21・大和ハウス・HOME4U・LIFULL HOMES・東急リバブル・ピタットハウス・不動産連合隊など9サイトを横断して収集した2026年7月3日時点の情報です。実際の価格・在庫は各サイトにてご確認ください。現在掲載中の注目物件20件は 北海道函館市 土地の注目物件一覧 から確認できます。