入居時の防犯対策チェックリスト|ホームセキュリティの選び方
引っ越しの前後は、 住まいの防犯を見直す一番のタイミングです。 暮らし始めてからの後付けは腰が重くなる一方、 入居時なら家具の配置や生活動線と一緒に「守り方」を設計できるからです。 とくに中古住宅は、 前所有者時代の鍵がそのまま、 という見落としがちなリスクを抱えています。
この記事では、 入居時にやっておくべき防犯チェックリストと、 侵入窃盗の傾向から見た「効く対策」の優先順位、 そしてホームセキュリティを導入する場合の3タイプ比較(警備会社・スマートホーム型・DIY)を整理します。 月額の固定費をかけるべきか、 都度払いで済ませるかの考え方まで踏み込みます。
入居時の防犯チェックリスト7点
| チェック項目 | ポイント |
|---|---|
| 1. 鍵の交換(中古は特に) | 前所有者・施工業者・不動産会社が合鍵を持っている可能性は排除できません。 中古購入後の鍵交換は1.5〜3万円程度の「保険」です |
| 2. 窓の補助錠 | 侵入窃盗の主要経路は窓。 クレセント錠は「鍵」ではなく締め金具です。 補助錠や防犯フィルムで「破るのに時間がかかる窓」にする |
| 3. 侵入経路の点検 | 1階の死角・ベランダへの足場(物置・室外機・塀)・裏手の暗がりを入居前に一周して確認 |
| 4. 照明と人感センサー | 玄関・裏口・駐車場の暗がりに人感ライト。 「明るい家」は狙われにくい |
| 5. 在宅がわかる情報の管理 | 表札のフルネーム・郵便物の溜まり・SNSの旅行投稿は在宅パターンを教えてしまう |
| 6. 玄関まわりの整理 | 飛び込み営業や点検商法への対応をインターホン越しに統一(危ない訪問業者の見分け方も参照) |
| 7. 「見守る仕組み」の検討 | 不在時に家の異常を知る手段(センサー・カメラ)。 次章から詳しく |
侵入窃盗の傾向 — 「時間がかかる家」は狙われない
警察庁の統計では、 侵入窃盗の認知件数は長期的に減少傾向にあるものの、 今も1日あたり100件規模で発生しており、 住宅では「無施錠」と「ガラス破り」が主要な侵入手口とされています。 また防犯の世界では、 侵入に5分以上かかると大半の侵入者が諦めるという調査結果(警察庁・都市防犯研究センター)がよく知られています。
つまり対策の本質はシンプルで、 ①開いている入口をなくす(施錠・補助錠)、 ②突破に時間がかかる構えにする(窓の強化)、 ③「見られている・記録されている」と思わせる(カメラ・センサー・ステッカー)——の3層です。 チェックリストの1〜6が①②に、 ホームセキュリティが③に対応します。
ホームセキュリティ3タイプの比較
「見守る仕組み」には大きく3つの選択肢があります。 違いは月額固定費と、 異常があったときに誰が動くかです。
| タイプ | 費用感 | 異常時の対応 | 向くケース |
|---|---|---|---|
| 警備会社のフル契約(セコム・アルソック等) | 月5,000円〜1万円超+初期費用 | 警備員が自動で駆けつけ(月額に込み) | 留守の多い高額資産宅・店舗併用など、 駆けつけ前提の高リスク環境 |
| スマートホーム型(センサー+カメラ+アプリ) | 月1,000〜3,000円台 | スマホに即通知→自分で確認し、 必要時のみ駆けつけを都度要請 | 「警備会社は高い。 でも何もしないのは不安」という大多数の住宅 |
| DIY単品(買い切りカメラ等) | 機器代のみ(数千円〜) | 通知のみ。 駆けつけ手段なし | とにかく安く。 設定・連携を自分で組める人 |
ポイントは「駆けつけが必要になる事態は、 実際にはまれ」という点です。 まれな事態のために月1万円弱の固定費を払い続けるか、 通知は常時・駆けつけは使ったときだけ払う構造にするか——ここが警備会社型とスマートホーム型の分かれ目で、 多くの住宅では後者の費用構造が合理的です。
スマートホーム型の例: ソニーのMANOMA
スマートホーム型の具体例として、 ソニーが2018年から提供している「MANOMA(マノマ)」のセキュリティセットを見てみます。 公式サイトの説明によると次の構成です。
- 室内カメラ+開閉センサー×2+ゲートウェイ+防犯ステッカーのセット。 スマホアプリで戸締りや部屋の様子を確認でき、 侵入検知でアプリに即通知
- もしもの時はセコムの駆けつけを都度要請できる(1回5,500円/30分・税込)。 駆けつけのための月額は不要 — 「固定費は薄く、 使った時だけ払う」構造
- 工事不要・置くだけ貼るだけで設置でき、 公式に賃貸でも利用可と明記(壁を傷つけない)
- 契約期間の縛りは原則なし。 最大3か月間は月額980円(税込)でお試しできるキャンペーンを実施中
- 注意点も明記されています: 初期設定代行(実質0円)を付けた場合は12か月以内の解約で違約金11,000円(税込)が発生。 また利用にはネット環境が必要(ない場合はWi-Fiオプション月2,200円・初月無料)
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入居のタイミングで「守り方」も新調を。 カメラとセンサーをスマホに繋ぎ、 異常は即通知・駆けつけは必要な時だけ。 警備会社の固定費に踏み切れなかった家の現実解です。
- 最大3か月 月額980円(税込)のお試しキャンペーン中
- 工事不要・賃貸OK。 契約期間の縛りも原則なし
- もしもの時はセコム駆けつけを都度要請(1回5,500円/30分)
住まいのタイプ別・導入の注意点
- 戸建て: 主戦場は窓です。 開閉センサーは「玄関+侵入されやすい窓」に優先配置。 死角の多い1階掃き出し窓が定番です
- 分譲マンション: 専有部内は自由に設置できますが、 玄関ドア外や共用廊下へのカメラ設置は管理規約の確認が必要です
- 賃貸: 工事を伴う機器は原状回復義務に抵触します。 置き型・貼り付け型(MANOMAのような工事不要タイプ)を選べば問題ありません
- 向かないケース: 高額な美術品や事業資産を抱える住宅、 即時の人的対応が必須の環境は、 警備員駆けつけが月額に組み込まれた警備会社のフル契約が適しています。 またネット環境がない家ではスマートホーム型はオプション費用が上乗せになる点も比較材料に
まとめ — 「入口を固めて、 異常を知れる家」に
- 入居時は防犯設計のベストタイミング。 中古は鍵交換から
- 対策の3層は「開けない・時間を稼ぐ・見られていると思わせる」。 まず窓と照明、 それからセンサー
- ホームセキュリティは月額固定費と駆けつけの方式で3タイプを比較。 多くの住宅では「通知は常時・駆けつけは都度」のスマートホーム型が費用対効果の現実解
- お試し期間や契約縛りの有無、 違約金の条件(設定代行の12か月縛り等)まで確認してから申し込む
防犯は「何かあってから」では遅い、 数少ない領域です。 引っ越しの荷ほどきリストに、 鍵と窓とセンサーの3行を足しておいてください。
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「警備会社ほどではないが、 何か備えたい」——その温度感に合う月980円(税込・最大3か月)のお試しから。 合わなければ縛りなくやめられます(設定代行を付けた場合の条件は本文参照)。
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公開日: 2026年6月10日