物件の新着は何時に出やすい?|18サイト3.4万件で見た「更新される時間帯」

「新着物件は早い者勝ち」とよく言われます。実際、物件は掲載から中央値9.5日で消え、22%は3日以内に姿を消します。だからこそ「いつ見に行くか」で、出会える物件の数は変わってきます。

では、新着物件はそもそも何時ごろサイトに出てくるのでしょうか。実は、更新される時間帯はサイトごとにかなり違います。物件ウォッチは18の不動産サイトを24時間・同じ仕組みで自動巡回しているので、この問いにサイト横断の実測データで答えることができます。

実測結果:新着が最も増えるのは早朝4〜6時

直近45日間に新しく掲載を検知した物件3万4,276件について、検知した時刻(日本時間)を時間帯ごとに集計しました(2026年7月・当サービス集計、初回一括取り込み分を除く)。

時間帯別の新着検知件数(当サービス実測)
時間帯件数1時間あたり平均
深夜(0〜3時)3,410件853件
早朝(4〜6時)7,426件2,475件
午前(7〜11時)6,839件1,368件
昼(12〜14時)3,405件1,135件
夕方(15〜17時)5,296件1,765件
夜(18〜23時)7,900件1,317件

1時間あたりで見ると、突出しているのは早朝4〜6時です。1時間平均2,475件と、最も静かな深夜0〜3時(853件)のおよそ3倍。さらに夕方15〜17時にも第2の山があります。つまり、朝いちばんと夕方に見に行くだけで、新着に出会える確率は大きく上がります。

サイトごとに「更新の癖」はまったく違う

ここで重要なのは、当サービスの巡回は全サイトを同じ仕組みで回しているということです。それにもかかわらず、サイトごとに新着が出る時間帯はここまで違いました。この違いは、各サイト自身の更新リズムの差を反映していると考えられます。

サイト別の新着ピーク時間帯(当サービス実測)
タイプサイト(最も多い時間帯・集中度)
🌅 早朝バッチ型HOME4U 6時台(24%)/ノムコム 4時台(26%)/センチュリー21 6時台(20%)/SUUMO 5〜6時台
🌆 夕方〜夜型健美家 21時台(16%)/三井のリハウス 19時台(15%)/東急リバブル 18〜19時台
☀️ 日中型楽待 11時台(14%)/ピタットハウス 11〜12時台

背景は推測になりますが、早朝バッチ型は、物件情報を夜間にまとめて取り込むバッチ処理を持つ大手ポータルに多いのではないかと考えられます。一方の夕方〜夜型は、担当者が日中の業務を終えてから物件を登録するタイプ(投資用ポータルや仲介会社系)に多いようです。理由の断定はできませんが、同じ「新着」でも裏側の運用はサイトごとに違うことがうかがえます。

「SUUMOは9時・15時・18時・22時では?」への答え

SUUMOの更新について調べると、「1日4回(9時・15時・18時・22時)に反映される」という情報をよく見かけます。これは別記事でも解説しているとおり、利用者向けの画面が更新されるタイミングとしては正しい情報です。

ところが、当サービスが新着を検知する実測では、SUUMOは早朝4〜6時にも大きな山が出ます。これは矛盾ではありません。公式に案内される「画面更新の時刻」と、実際に新着が私たちの巡回で拾える時刻は、必ずしも一致しないからです。監視サービスの側から見ると、狙い目の時間帯は必ずしも9・15・18・22時とは限らない——これが実測から言えることです。(早朝の山が、SUUMO側の更新リズムによるものか、当サービスの巡回タイミングを含むものかまでは、外からは断定できません。)

曜日でも差がある:金曜が最多

時間帯だけでなく、曜日にもはっきりした傾向が出ました。

曜日別の新着検知件数(当サービス実測)
曜日件数割合
6,553件19%
5,563件16%
5,293件15%
4,635件14%
4,338件13%
4,335件13%
3,559件10%

週末の内見に向けて、金曜から土曜にかけて新着が増えるのが分かります。逆に月曜は最も静か。「土日にまとめて探す」人が多いぶん、その直前の金曜に物件を出す動きが強いのでしょう。金曜の夜から土曜の朝は、新着チェックの狙い目です。

この記事のデータについて

誠実にお伝えすると、ここで計測しているのは「各サイトが内部で公開した瞬間」そのものではなく、「当サービスが新着として検知した時刻」です。検知した時刻には、巡回のタイミングによる遅れも含まれます。それでも18サイトすべてを同じ仕組み・24時間体制で巡回しているため、サイトごとの傾向(どこが早朝に多く、どこが夜に多いか)の違いははっきり表れます。全サイトが同じ形にならず時間帯が大きくバラつくことは、各サイトの更新リズムの違いを反映していると考えられます。

集計対象は2026年5月末〜7月中旬の45日間、初回の一括取り込み分を除いた新着3万4,276件です。

新着を逃さない3つの方法

1. 更新される時間帯の直後に見る

本記事のとおり、新着には早朝4〜6時と夕方15〜17時という山があります。狙っているサイトの山の直後に見る習慣があるだけで、他の探し手より先に動けます。

2. 複数サイトを並行して見る

サイトごとに更新の山が違うということは、1つのサイトだけを見ていると、他サイトの新着を構造的に取りこぼすということです(大手3サイトの違いと使い分けも参考にしてください)。

3. 自動通知に任せる

とはいえ、18サイトを毎日何度も見に行くのは現実的ではありません。ここは仕組みに任せるのが合理的です。物件ウォッチは、LINEで「エリア名 + 区分(マンション/戸建て/土地/投資)」を送るだけで、複数の不動産サイトを自動巡回して新着物件を通知します。無料プランは1日1回の朝まとめ、有料プラン(月額980円〜)なら掲載を検知したタイミングでリアルタイムに届きます。時間帯を気にせず、常に先手を取れます。

まとめ

よくある質問

物件の新着が多い時間帯はいつですか?

当サービスの実測(18サイト・3万4千件)では、1時間あたりの新着が最も多いのは早朝4〜6時台で、最も少ない深夜0〜3時のおよそ3倍でした。夕方15〜17時にも第2の山があります。

SUUMOの新着は何時に出ますか?

SUUMO公式の画面更新は9時・15時・18時・22時の1日4回とされますが、当サービスが新着を検知する実測では早朝4〜6時にも大きな山があります。公式に案内される画面更新の時刻と、実際に新着が巡回で拾える時刻は必ずしも一致しません。

どの曜日に新着が多いですか?

金曜が最も多く(全体の約19%)、次いで土曜です。月曜が最も少なくなっています。週末の内見に向けて金曜〜土曜に掲載が増える傾向です。

新着を見逃さない方法はありますか?

各サイトの更新時間帯の直後に見る、複数サイトを並行して見る、LINE自動通知に任せる、の3つが有効です。物件ウォッチのLINE通知なら時間帯を気にせず新着を受け取れます。

エリアごとの具体的な相場と物件の動きは、毎月更新の月次相場レポートと毎週火曜更新の週次レポートで公開しています。あわせてご覧ください。