築浅世代が前月比+19.6%の上昇、中央値6,380万円の中央区戸建て | 北海道札幌市中央区 中古戸建て 中古相場分析【2026年9月版】— 403件集計
築1976年の物件と築2025年の物件が、同じ「中央区の戸建て」として並んでいる——この振れ幅がこのエリアの正体だ。当サービスが10サイトから収集した北海道札幌市中央区 中古戸建て403件(2026年8月3日〜9月2日)を集計すると、価格中央値は6,380万円、前月比では6,200万円→6,380万円(+2.9%の上昇)。上位5%ラインは2億円まで伸び、最安層は2,920万円。数字の断層はどこに走っているのか、順に解剖していく。
市場サマリー
北海道札幌市中央区 中古戸建ての新着を見逃さない
今月の注目: 新耐震以降の4LDK以上, 駅徒歩11〜15分, 3,780万円以下の築古
10サイトを15分間隔で自動チェック。新着が出たらLINEに即通知します。
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📝 本稿の読み方
- 分析対象: 10サイト(athome, センチュリー21, HOME4U, LIFULL HOMES, カチタス, 東急リバブル, 三井のリハウス, 不動産連合隊, 住友ステップ, SUUMO)の掲載データ 403件、期間 2026-08-03 〜 2026-09-02
- 集計方法: 期間中に各サイトに掲載されていた物件を集計しています。価格変更などで同じ物件が再掲載された場合は、URLでまとめて1件として扱っています。
- 表示価格は売出時点の価格で、実際に成約した価格ではありません
- 同じ物件が複数サイトに掲載されている場合は、それぞれを1件として数えています
- 週次レポートとは数字が一致しません: 本月次レポートは直近30日間に掲載が確認できた物件を期間全体で集計します(複数サイトに掲載された物件は各サイトで1件ずつ、同一サイト内の再掲載はURLでまとめて1件)。週次レポートは週末時点に掲載中だった物件だけを切り取る断面集計のため、重複の数え方・集計窓・時点の取り方が異なり、件数や中央値は月次と週次で一致しないのが正常です
TL;DR / 今月の要点
- 当サービスが10サイトから収集した403件の価格中央値は6,380万円、前月比6,200万円→6,380万円(+2.9%の上昇)。㎡単価中央値は29.4万円/㎡
- 築年帯「2020年以降(新省エネ基準)」の中央値が4,998→5,980万円(+19.6%の上昇)。件数は66→61件とやや減少
- 上位5%ラインが1億4,950万円→2億円(+33.8%の上昇)へ。高値側の裾が一段伸び、平均は7,485万円と中央値を1,100万円以上上回る
- 最大の断層は1981年。旧耐震33件の中央値3,900万円に対し、1981〜1999年築115件は6,998万円で、差は3,098万円
- 駅徒歩21分以上38件の中央値は6,780万円で徒歩1〜5分(5,920万円)より高い。面積中央値353.495㎡という広さが総額を押し上げている
- 旧耐震は403件中33件(8.2%)。掲載情報ベースでは再建築不可・借地権・告知事項の記載はいずれも0件
- 掲載終了までの日数は中央値68.5日、安めの4分の1は25.5日で姿を消している
📊 今月の主要数値(当サービス集計)
- 価格中央値: 6,380万円
- ㎡単価中央値: 29.4万円/㎡
- 中央値の前月比: +2.9%
- 集計件数: 403件(10サイト)
- 掲載期間の中央値: 68.5日
今月のトップ3変化(前月比)
1LDKの掲載が6件→3件に、参考値ながら中央値は1億3,500万円へ
本集計の間取り別で最も動いたのは1LDK。前月6件→今月3件(−50%)と件数が減り、中央値は6,080万円→1億3,500万円になった。ただし3件のみの参考値であり、相場が倍になったと読むべき数字ではない。推測だが、都心寄りの高額な少数個室型物件だけが残り、平均的な一棟が抜けた結果と解釈できる可能性がある(確証なし)。
鉄骨造の中央値が5,055→7,890万円(+56.1%の上昇)
構造別の鉄骨造は前月・今月ともに2件のみで、少数の参考値として扱う必要がある。それでも中央値は5,055→7,890万円(+56.1%の上昇)と大きく動いた。当サービスの集計では構造が明記された物件自体が44件程度で、鉄骨造はもともと薄い層だ。1件入れ替わるだけで中央値が跳ねる層である、という読み方が実務的だろう。
2020年以降築の中央値が4,998→5,980万円(+19.6%の上昇)
件数61件と厚みのある層で、中央値が4,998→5,980万円(+19.6%の上昇)。件数は66→61件とやや減った。この帯の面積中央値は143.775㎡と全体より小ぶりで、㎡単価中央値は45.34万円/㎡と築年帯別で最も高い。仮説として、価格の低い小型の築浅物件が先に掲載終了し、残った層の中央値が押し上げられた面がある(推測)。
北海道札幌市中央区 中古戸建ての中古市場の輪郭(当サービス集計)
403件を並べて最初に驚くのは、価格の幅の広さだ。最小285万円から最大3億6,250万円まで、実に127倍の開きがある。
集めた403件の内訳
当サービスが10サイトから収集した403件の内訳は、SUUMO 149件、athome 125件が二本柱で、三井のリハウス29件、LIFULL HOMES 29件、東急リバブル20件、不動産連合隊18件、HOME4U 17件、住友ステップ13件、カチタス2件、センチュリー21 1件と続く。同一物件が複数サイトに載っている場合はそれぞれ1件として数えているため、実棟数はこれより少ない。
価格はどこに集中しているか
中央値は6,380万円、平均は7,485万円。平均が中央値を1,100万円以上上回るのは、高値の裾を引いた分布だからだ。安めの4分の1のラインは4,780万円、高めの4分の1は8,470万円で、真ん中の半分はこの3,700万円幅に収まる。最安層(下位5%)は2,920万円、最上層(上位5%)は2億円。500万円刻みで見ると4,500〜5,000万円が39件で最多、次に6,500〜7,000万円36件、7,500〜8,000万円35件、5,000〜5,500万円34件と、4,500万〜8,000万円のレンジに厚みが集中している。㎡単価中央値は29.4万円/㎡だった。
掲載開始と終了の動き
期間中の新規掲載は59件、掲載終了は58件でほぼ1対1。週別では8月3日週が23件の新規と最多で、8月10日週は4件まで落ち、8月24日週に21件へ戻った。お盆の谷がはっきり出ている印象だ。掲載総数は397→403件(+1.5%)とほぼ横ばい。掲載終了までの日数は中央値68.5日で、2か月強が目安になる。
築年帯別の相場と価格の断層
北海道札幌市中央区の中古戸建てには、はっきりとした築年の断層がある。それは「古いほど安い」という単純な直線ではなく、1981年に一段の崖があり、その先は面積とセットで価格が揺れる、という二層構造だ。
築年帯ごとの中央価格
| 築年帯 | 件数 | 中央価格 |
|---|---|---|
| 1980年以前(旧耐震) | 33件 | 3,900万円 |
| 1981〜1999年(新耐震) | 115件 | 6,998万円 |
| 2000〜2009年(品確法) | 77件 | 6,500万円 |
| 2010〜2019年 | 75件 | 6,980万円 |
| 2020年以降(新省エネ基準) | 61件 | 5,980万円 |
本集計で最も件数が多いのは1981〜1999年築の115件。中央値6,998万円で、面積中央値276.265㎡という大型が多い帯だ。
境界線で何が起きているか
新耐震基準(1981年6月施行)の前後差は3,098万円。旧耐震33件が3,900万円、直後の帯が6,998万円で、総額では倍近い開きになる。ただし㎡単価で見ると旧耐震19.37万円/㎡、新耐震25.07万円/㎡と差は縮む。つまり総額の安さは「古さ」だけでなく「同じ広さでも評価が下がる」ことの合成だと読める。
品確法(住宅の品質確保促進法、2000年施行)以降は㎡単価が31.84万円/㎡へ、2020年以降は45.34万円/㎡へと段階的に上がる。旧耐震との差は約25.97万円/㎡で、単価だけ見れば2倍以上だ。一方で総額中央値は2020年以降が5,980万円と下がる。面積中央値が143.775㎡と小ぶりなためで、築浅=高額とは限らない。
間取りと重ねるとさらに立体的になる。1981〜1999年築の4LDK以上44件は7,545万円、旧耐震の4LDK以上12件は4,380万円で、同じ広めの間取りでも差は3,165万円。逆に2020年以降の3LDK 20件は4,980万円と、2010〜2019年築の3LDK 10件(7,380万円)を下回る。構造で見ると1981〜1999年築のRC造6件が6,998万円、同帯の木造5件が5,580万円だった(いずれも少数の参考値)。
旧耐震の比率と影響
収集した403件のうち旧耐震は33件、8.2%。中央築年は1976年、面積中央値209.5㎡、安めの4分の1は1,980万円まで下がる。旧耐震は住宅ローンの融資年数が短く設定されやすく、審査面で不利になりやすい層だ(当サービスの築年区分の注記による)。地震保険料や耐震改修の費用も見込む必要があり、現金比率の高い買い手や建て替え前提の土地値評価に向く帯と言える。区内の旧耐震比率そのものの公的統計は公開情報未確認である。
構造・面積別の相場
中央区の戸建て中央値は6,380万円。だが構造で見ると木造5,390万円、RC造6,989万円で、1,599万円の開きがある。ただしこの差は「構造」だけの話ではない。
構造別の相場
| 構造 | 件数 | 中央価格 | 中央築年 |
|---|---|---|---|
| 木造 | 30件 | 5,390万円 | 2009年 |
| RC造 | 12件 | 6,989万円 | 1997年 |
当サービスの集計で構造が明記されていたのは44件程度。木造30件は中央築2009年と比較的新しく、面積中央値204.23㎡。RC造12件は中央築1997年で面積中央値353.075㎡という大型が中心で、㎡単価は木造を大きく下回る(差は約14.6万円/㎡)。単価が安いのに総額が高いのは、単純に箱が大きいからだ。鉄骨造は2件のみで、参考値として扱うほかない。前月比では木造の中央値が6,290→5,390万円(−14.3%)と下がった。
木造は法定耐用年数が22年と短く、築年が進むほど融資年数が伸びにくい。外壁・屋根の更新は10〜15年周期が一般的で、札幌の場合は積雪荷重と凍害を前提にした点検が要る。RC造は躯体寿命の面で有利だが、大型ゆえに暖房・除雪・修繕の固定費が大きくなりやすい——このトレードオフは総額だけを見ていると見落としやすい。
主要面積帯の顔ぶれ
間取り別では4LDK以上が120件で最多、中央値6,930万円、面積中央値237.6㎡、㎡単価26.81万円/㎡。次に3LDK 55件、中央値5,430万円、面積中央値142.6㎡で㎡単価36.995万円/㎡。広い方が単価は安いという、戸建てらしい逆相関がきれいに出ている。2DK/2LDKは18件で6,998万円、面積中央値380.57㎡という別格の大箱が混じる帯で、サンプルが少なめなので傾向として見る程度がよい。1LDKは3件・参考値である。
エリアプロフィールにある個別事例では土地面積165〜345㎡(約50〜104坪)の範囲が確認されており(出典: 三井のリハウス)、本集計の面積帯とも整合する。中央区の戸建ては「土地50坪超・建物200㎡級」が主戦場だと押さえておきたい。
リノベ前提と即入居の価格差
リノベ済みと未改修の価格差についての公開統計は未確認だ。ただ当サービスのデータからは代替的な見立てができる。旧耐震33件は安めの4分の1が1,980万円、中央値3,900万円で、上位でも4,780万円。一方2020年以降の61件は中央値5,980万円、㎡単価45.34万円/㎡。仮に土地から入って建物を仕立てる場合、この2,000万円台の入口価格が改修予算の原資になる、という読み方はできる(推測であり、実際の工事費は物件個別)。
立地軸でみる相場(駅徒歩・エリア内の偏り)
意外にも、駅から遠いほうが総額は高い。当サービスが収集した403件を駅徒歩帯で切ると、この逆転がはっきり出る。
徒歩1〜5分は73件で中央値5,920万円、㎡単価32.66万円/㎡。6〜10分は93件で6,200万円、㎡単価35.74万円/㎡。11〜15分は76件で5,680万円と最も安く、㎡単価34.56万円/㎡。ここから先が反転する。16〜20分は36件で6,700万円、21分以上は38件で6,780万円と、最も遠い帯が最も高い。理由は面積で、21分以上の面積中央値は353.495㎡。㎡単価は21.73万円/㎡と全帯で最も安く、つまり「単価は安いが箱が大きいので総額が高い」構図だ。徒歩11〜15分帯の面積中央値150.95㎡と比べれば、同じ区内でまったく別の商品を見ていることになる。
前月比では16〜20分が28→36件(+28.6%の増加)、11〜15分が68→76件(+11.8%の増加)と、やや外側の掲載が増えた。中央値の動きは各帯で+0〜+220万円と穏やかだった。
町丁別に見ると偏りはさらに鮮明だ。件数上位は宮の森二条33件(中央値6,998万円、面積中央値452.87㎡、㎡単価16.19万円/㎡)、旭ケ丘30件(8,490万円、面積中央値340.92㎡)、宮の森三条27件(5,200万円)、円山西町23件(7,500万円)、宮の森四条21件(5,480万円)、南二十六条西20件(5,680万円)。旭ケ丘が最も高い水準で、南十八条西12件は8,240万円、南十六条西13件は7,980万円と続く(いずれも件数が少なめなので傾向として)。エリアプロフィールでも円山・宮の森・双子山・旭ヶ丘といった西側が高級住宅地としての性格を持つと整理されており(出典: ポスティング日本)、本集計の並びはこれと符合する。
交通面では、区内にJR札幌駅・地下鉄大通駅というターミナルそのものがあり、地下鉄3路線と市電が走る(出典: LIFULL HOME'S)。徒歩15分超の物件でも、市電やバス動線がどう効くかで体感は変わる。数字の逆転は「不便が安い」ではなく「広さを買う地域」の表れだと読みたい。
リスク要素と注意ポイント
リスク表記のゼロが並ぶと、逆に慎重になる。当サービスが収集した403件のうち、旧耐震は33件(8.2%)、再建築不可・借地権・告知事項の記載はいずれも0件だった。
0%という数字は「区内に存在しない」ことの証明ではない。掲載情報にその文言が現れなかった、というだけだ。とくに再建築不可や告知事項は媒介資料や重要事項説明で初めて明かされるケースがあり、掲載段階の表記に頼るのは危うい。エリアプロフィールでも再建築不可・旗竿地の頻度に関する統計は未取得とされており、区全体の実勢は公開情報未確認である。
実務的に効いてくるのは旧耐震の8.2%だ。この33件は中央築1976年、中央値3,900万円、安めの4分の1は1,980万円。新耐震基準(1981年6月施行)以前の建物は住宅ローンの融資年数が短くなりやすく、審査で不利に働く場面がある。地震保険料の面でも耐震等級の有無が保険料率に反映されるため、購入前に耐震診断の有無を確認したい。固定資産税・都市計画税は築年が古いほど建物評価が下がるので保有コストは軽くなるが、その分は修繕と改修に回る、というのが現実的な見立てだ。
札幌固有の論点もある。エリアプロフィールでは、円山・宮の森など高台・傾斜地エリアを含むため、積雪期の道路状況や除雪体制、傾斜による建築制限の確認が望ましいと整理されている。実際、本集計で単価が最も安い徒歩21分以上帯(21.73万円/㎡)は面積中央値353.495㎡の大型が中心で、敷地が広いほど除雪負担も大きくなる。内見が冬でない時期なら、前面道路の幅員と雪の置き場を想像して歩いておきたい。
洪水・液状化などのハザード評価、区独自の空き家・子育て支援制度の詳細については、エリアプロフィールでも未取得とされており、本記事では触れない。用途地域についても、住居系は建ぺい率60%・容積率200%程度が典型値と整理されている一方、各地点の実際の指定値は未確認とされている(出典: エリアプロフィール記載の注記)。土地から検討する読者は、必ず個別地点の指定を役所で確認するのが先だ。
国交省取引事例で当サービス集計を裏付ける
国土交通省の実成約データは本レポートでは取得できていない。代わりにエリアプロフィールに、事業者サイト掲載の売出価格事例が4件記録されている(出典: 三井のリハウス)。いずれも成約価格ではない点に注意して読みたい。
事例は、南八条西25丁目の5,580万円(建物298.57㎡・土地165.48㎡・1994年10月築・円山公園駅徒歩17分)、宮の森四条10丁目の4,800万円(建物198㎡・土地188.91㎡・1984年12月築・西28丁目駅徒歩19分)、南十五条西13丁目の4,780万円(建物247.65㎡・土地195.15㎡・1976年12月築・西線14条駅徒歩4分)、円山西町1丁目の1億円(建物229.73㎡・土地345.14㎡・2007年1月築・円山公園駅徒歩21分)。
当サービスの集計と重ねると整合性はよい。4,780万円という価格は本集計の安めの4分の1のライン(4,780万円)と一致し、1976年築の事例は旧耐震33件の中央値3,900万円より上、上位ライン4,780万円と同水準に位置する。1億円の円山西町の事例は、当集計の円山西町23件の中央値7,500万円を上回り、高めの4分の1(1億円)に相当する。1984年築の4,800万円は1981〜1999年築115件の中央値6,998万円を大きく下回るが、この帯の面積中央値276.265㎡に対し建物198㎡と小ぶりであることを踏まえれば説明がつく。
つまり、掲載価格ベースの分布と個別事例は同じ地図の上にある。ただし成約価格は交渉で下がるのが通例で、掲載価格=取引価格ではない、という前提は崩さないでおきたい。
データが示す「お得ゾーン」と「プレミアムゾーン」
同じ区の戸建てで、下位10%と上位10%の駅距離はほぼ変わらない。違うのは築年と面積だけだ——これが今回のデータで最も示唆的な発見かもしれない。
当サービスの集計では、下位10%層は39件で境界価格3,780万円。中央築年1981年、面積中央値141.705㎡、駅徒歩中央値9分。対して上位10%層も39件で、境界価格は1億2,000万円。中央築年2017年、面積中央値396㎡、駅徒歩中央値10分。徒歩9分と10分。立地条件はほぼ同じなのに、価格帯は3倍以上離れている。中央区の戸建て価格を決めているのは駅距離ではなく、築年と面積の組み合わせだと読める。
前月比では、下位の境界が3,300万円→3,780万円(+14.5%の上昇)、上位の境界が1億1,800万円→1億2,000万円(+1.7%の上昇)。安い側の押し上げのほうが大きく、最安層(下位5%)も2,800万円→2,920万円(+4.3%の上昇)と動いた。仮説として、価格の低い物件から先に掲載が消え、下限が切り上がった可能性がある(推測)。
お得ゾーンに向くのは、築年に対する耐性がある買い手だ。3,780万円以下・築1981年前後・徒歩10分圏という条件は、改修予算を別に確保できる人、あるいは土地値中心で評価する人に向く。プレミアムゾーンは築2017年・面積396㎡級で、暖房・除雪を含む維持費を許容できる層の世界になる。中間の4,500万〜8,000万円帯に厚みが集中しているのは前述のとおりで、多くの読者の現実的な射程はここだろう。
そして時間の話。本集計で掲載終了までの日数は中央値68.5日、安めの4分の1は25.5日。つまり4件に1件は約3週間半で掲載から消えている。期間中の新規掲載59件、掲載終了58件という出入りの速さを踏まえると、条件を絞って探す人にとって「週末にまとめてチェックする」運用では取りこぼしが出る。10サイトを毎日同じ条件で見に行く作業を、人手でやり続けるのは現実的ではない——このレポートの数字そのものが、その必然性を示している。
よくある質問(当サービス集計での回答)
Q1. 北海道札幌市中央区 中古戸建ての中古相場はいくら?
当サービスが10サイトから収集した403件(2026年8月3日〜9月2日)の集計では、価格中央値は6,380万円、平均は7,485万円です。安めの4分の1が4,780万円、高めの4分の1が8,470万円で、真ん中の半分はこのレンジに収まります。㎡単価中央値は29.4万円/㎡。最安層(下位5%)は2,920万円、最上層(上位5%)は2億円です。掲載価格ベースで、成約価格ではありません。
Q2. いまは買い時ですか?
当サービスの集計では、中央値は6,200万円→6,380万円(+2.9%の上昇)、㎡単価中央値も29.4万円/㎡へと前月より上がりました。掲載総数は397→403件(+1.5%)でほぼ横ばい、新規59件に対し掲載終了58件と出入りは均衡しています。値が緩んでいる兆候は今月のデータには見えません。判断は購入目的と資金計画次第ですが、価格帯ごとに動きが違うため、狙いの帯だけを継続的に見るのが現実的です。
Q3. 旧耐震物件の流通量はどのくらい?
当サービスの集計では403件のうち旧耐震は33件、比率は8.2%です。中央築年1976年、中央値3,900万円、安めの4分の1は1,980万円、面積中央値209.5㎡。1981年6月の新耐震基準より前の建物は住宅ローンの融資年数が短くなりやすく、地震保険料の面でも不利になりやすい層です。改修費を含めた総予算で見る必要があります。
Q4. ㎡単価が高くなるのはどんな条件ですか?
当サービスの集計では、築年が新しいほど㎡単価が上がります。旧耐震19.37万円/㎡、1981〜1999年築25.07万円/㎡、2000〜2009年築31.84万円/㎡、2020年以降45.34万円/㎡と段階的です。間取りでは3LDK(36.995万円/㎡)が4LDK以上(26.81万円/㎡)を上回り、小ぶりな箱ほど単価は高くなります。駅徒歩では6〜10分の35.74万円/㎡が最も高い水準でした。
Q5. 駅徒歩で価格はどれだけ違いますか?
当サービスの集計では、徒歩1〜5分73件が5,920万円、6〜10分93件が6,200万円、11〜15分76件が5,680万円、16〜20分36件が6,700万円、21分以上38件が6,780万円。総額では遠い帯のほうが高い逆転が起きています。理由は面積で、21分以上の面積中央値は353.495㎡、㎡単価は21.73万円/㎡と最も安い水準。広さを買う地域と近さを買う地域が併存していると読めます。
Q6. 宮の森・旭ケ丘・円山西町では、どこが高い水準なのですか?
当サービスの集計で件数が確保できた町丁を見ると、旭ケ丘30件が中央値8,490万円で最も高い水準、円山西町23件が7,500万円、宮の森二条33件が6,998万円(面積中央値452.87㎡、㎡単価16.19万円/㎡)と続きます。一方で宮の森三条27件は5,200万円、宮の森四条21件は5,480万円と差があり、同じ「宮の森」でも条丁目で水準が変わります。件数が少ない町丁は傾向として見てください。
Q7. 狙いの条件で北海道札幌市中央区 中古戸建ての新着を毎日追うには?
当サービスの集計では掲載終了までの日数は中央値68.5日、安めの4分の1は25.5日で消えています。物件ウォッチはLINEで友だち追加し「北海道札幌市中央区 戸建て」と送るだけで監視が始まり、本レポートと同じ10サイト(athome、センチュリー21、HOME4U、LIFULL HOMES、カチタス、東急リバブル、三井のリハウス、不動産連合隊、住友ステップ、SUUMO)を15分間隔で自動巡回し、新着・価格変動・掲載終了を通知します。予算・築年・面積などの複合条件で絞り込みも可能。無料プラン(24時間遅延・1監視)から、有料は月額980円〜です。
2026年9月のハイライトと注意点
今月いちばん読み応えがあるのは、築浅帯の中央値が4,998→5,980万円(+19.6%の上昇)へ動いたことだ。当サービスの集計では2020年以降築は61件と厚みがあり、面積中央値143.775㎡・㎡単価45.34万円/㎡という「小さくて単価の高い」層。件数が66→61件と減る一方で中央値が上がった形で、仮説としては価格の低い小型物件が先に掲載から消え、残った層で中央値が押し上げられた可能性がある(推測)。同時に上位5%ラインが1億4,950万円→2億円(+33.8%の上昇)と伸び、高値の裾が一段長くなった。ただし本集計の価格はすべて売出時点の掲載価格で、成約した価格ではない。また同一物件が複数サイトに載っている場合はそれぞれ1件として数えているため、403件は実棟数ではなく掲載ベースの件数である。この2点を踏まえて数字を読んでほしい。
本レポートは、物件ウォッチが 10サイト(athome, センチュリー21, HOME4U, LIFULL HOMES, カチタス, 東急リバブル, 三井のリハウス, 不動産連合隊, 住友ステップ, SUUMO)から自動収集した掲載データ 403件(2026-08-03 〜 2026-09-02)を集計した分析です。日本の不動産市場全体の動向を示すものではなく、掲載データからは売買の成約は分かりません。物件の購入判断は必ずご自身の調査と専門家への相談のうえで行ってください。次回の更新は来月初旬を予定しています。
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※ この記事のデータは物件ウォッチがathome・センチュリー21・HOME4U・LIFULL HOMES・カチタス・東急リバブル・三井のリハウス・不動産連合隊など10サイトを横断して収集した2026年9月3日時点の情報です。実際の価格・在庫は各サイトにてご確認ください。現在掲載中の注目物件20件は 北海道札幌市中央区 中古戸建ての注目物件一覧 から確認できます。