SRC造の掲載が21件→100件へ急増、青葉区中古マンションの見え方が変わった | 宮城県仙台市青葉区 中古マンション 中古相場分析【2026年9月版】— 1869件集計

最終更新: | 1,869件・13サイトのデータに基づく

築1975年前後の物件と築2023年前後の物件で、中央価格に4,790万円もの開きがある——これが今月の宮城県仙台市青葉区の中古マンションを見て最初に驚く数字です。当サービスが13サイトから収集した1,869件(対象期間2026年8月7日〜9月6日)を集計したところ、価格中央値は1,980万円で前月と同一。にもかかわらず、内側では構造別の掲載構成と築古帯の価格が大きく動いていました。本サービス集計の数字から、その中身を分解します。

市場サマリー

集計件数
1,869件
中央値価格
1,980万円
㎡単価中央値
30.2万/㎡
価格帯 (Q1–Q3)
1,150〜2,998万円
期間内 新規掲載
523件

宮城県仙台市青葉区 中古マンションの新着を見逃さない

今月の注目: 新耐震以降 3LDK 70㎡以上, 駅徒歩10分以内 2,000〜3,000万円, 2000年以降築 RC造
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📝 本稿の読み方

TL;DR / 今月の要点

📊 今月の主要数値(当サービス集計)

今月のトップ3変化(前月比)

SRC造の掲載件数が21件→100件へ、構造別の見え方が一変

当サービス集計で最も大きく動いたのが構造別の内訳です。SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)の掲載件数は前月21件から今月100件へ(前月比+376.2%の増加)。同時にRC造も46件→108件(前月比+134.8%の増加)と伸びました。中央値はSRC造1,930万円(前月2,180万円)、RC造2,299万円で横ばい。推測だが、価格変動というより構造情報が取得できた物件の母数が拡大したことによる集計上の変化と読むのが自然です。

鉄骨造の中央値が1,765万円→390万円。ただし3件の参考値

構造別で最も派手に下がったのが鉄骨造で、中央値1,765万円→390万円(前月比−77.9%)。ただしこれは参考値として扱うべき数字で、当集計における鉄骨造の掲載はわずか3件。中央築1989年・面積24.16㎡と小型ワンルーム中心の構成です。少数サンプルながら、青葉区の中古マンションで鉄骨造は例外的な存在であり、この数字を相場の代表値として読むべきではありません。

旧耐震帯の中央値が1,280万円→1,000万円(前月比−21.9%)

1980年以前に建てられた旧耐震帯の中央値が、前月1,280万円から今月1,000万円へ下がりました。掲載件数は348件→336件とほぼ横ばいなので、件数減による見かけの変動ではありません。本集計では旧耐震帯の㎡単価中央値は18.91万円/㎡で、全体の30.2万円/㎡と比べて明確に下回ります。仮説として、低価格帯の小型住戸の新規掲載が増えて中央値を押し下げた可能性がありますが、確証はありません。

宮城県仙台市青葉区 中古マンションの中古市場の輪郭(当サービス集計)

1,869件。これが当サービスが13サイトから収集した、2026年8月7日〜9月6日の宮城県仙台市青葉区・中古マンションの掲載データ件数です。まず、この母集団がどんな顔をしているかを見ていきます。

集めた1,869件の内訳

サイト別の内訳では、SUUMOが793件と最多で全体の約42.4%。以下、athome 283件、LIFULL HOMES 277件、HOME4U 154件、三井のリハウス 104件、東急リバブル 101件と続きます。興味深いのは、サイトごとに中央値がまったく違うこと。athomeの中央値は650万円(中央面積38.07㎡)に対し、住友ステップは3,860万円(同71.495㎡)、三井のリハウスは3,150万円。前者は投資用ワンルームを含む幅広い掲載、後者は築浅・ファミリー向けに寄った品揃えという違いが数字に出ています。1サイトだけを見て「青葉区の相場」を判断すると、見ている窓によって答えが変わる——これが13サイト横断で集計する意味です。

価格はどこに集中しているか

本サービス集計の価格中央値は1,980万円。平均は2,418万円で、中央値より約440万円高い。これは高値の裾を引いた分布であることを示しています(歪度5.73)。最小値は140万円、最大値は3億6,800万円と、実に260倍以上の開きがあります。

ボリュームゾーンはもう少し細かく見ると鮮明です。500万円刻みのヒストグラムでは1,500〜2,000万円が309件で最多、次いで2,000〜2,500万円が286件、500〜1,000万円が265件、1,000〜1,500万円が256件。つまり500〜2,500万円のレンジに全体の約60.9%が集中しています。安めの4分の1のラインは1,150万円、高めの4分の1は2,998万円。最安層(下位5%)は430万円、最上層(上位5%)は5,990万円です。㎡単価中央値は30.2万円/㎡でした。

掲載開始と掲載終了の動き

期間中の新規掲載は523件、掲載終了は666件。掲載終了が新規を上回り、総件数は前月の2,095件から1,869件へ(−10.8%)減少しました。週別に見ると8月28日週の新規掲載が207件と突出しており、お盆明けの掲載再開が集中した動きと読めます。掲載終了までの日数は中央値27日。1か月弱で掲載が入れ替わる回転の速さで、追う側にとっては「見た週に動かないと消えている」テンポです。

築年帯別の相場と価格の断層

宮城県仙台市青葉区の中古マンションには、はっきりとした築年の断層があります。しかもそれは緩やかな坂ではなく、階段です。当サービス集計の築年帯別中央値を並べると、その段差の大きさに驚かされます。

築年帯ごとの中央価格

築年帯ごとの中央価格
築年帯 件数 中央価格 中央築年 中央面積 ㎡単価中央値
1980年以前(旧耐震) 336件 1,000万円 1975年 58.88㎡ 18.91万円/㎡
1981〜1999年(新耐震) 1,098件 1,790万円 1989年 64.4㎡ 28.23万円/㎡
2000〜2009年(品確法) 203件 3,798万円 2002年 78.93㎡ 52.1万円/㎡
2010〜2019年 57件 5,680万円 2015年 72.79㎡ 74.26万円/㎡
2020年以降(新省エネ基準) 132件 5,790万円 2023年 69.83㎡ 95.26万円/㎡

最古帯と最新帯の中央価格差は4,790万円。㎡単価で見ると18.91万円/㎡と95.26万円/㎡で、約5倍の開きです。同じ「青葉区の中古マンション」という言葉で括られていても、実質的にはまったく別の商品が並んでいると考えたほうがいい。

境界で何が起きているか

最も大きな段差は、2000年の品確法(住宅の品質確保促進法、10年瑕疵保証を義務化)の前後です。1981〜1999年帯の1,790万円から2000〜2009年帯の3,798万円へ、中央値で2,008万円の跳ね上がり。面積が64.4㎡→78.93㎡と広がっている影響もありますが、㎡単価でも28.23万円/㎡から52.1万円/㎡へと大きく上回ります。

新耐震基準(1981年6月施行)の境界も明確です。旧耐震1,000万円に対して新耐震帯は1,790万円で、差は790万円。ただし新耐震帯は1981〜1999年と幅が広く、この帯の内側でも1989年前後がボリュームゾーンです。なお「築40年だから旧耐震」という判断は誤りで、1985年築なら新耐震に該当します。建築年で必ず確認してください。

築年帯と間取りを重ね合わせると、断層はさらに立体的になります。3LDKで比べると、1980年以前が1,990万円、1981〜1999年が2,239.5万円、2000〜2009年が3,999万円、2010〜2019年が5,680万円、2020年以降が6,890万円。同じ3LDKでも最大4,900万円の差です。構造で重ねると、1980年以前のRC造中央値が839.5万円に対しSRC造は1,480万円で、築古帯ではSRC造のほうが高く出ています。

旧耐震物件の比率と影響

当サービス集計で旧耐震に該当する掲載は336件、全体の18%。前月の16.6%から1.4ポイント上昇しました。前月比では中央値が1,280万円→1,000万円(−21.9%)と下がっています。

旧耐震物件は、住宅ローンの融資年数が短く設定されやすい、金融機関によっては取扱いを制限されるといった実務上の壁があります。地震保険料の割引(耐震等級割引等)を受けにくいケースもある。18%という比率は、100件見れば18件が該当する水準で、無視できる規模ではありません。エリアプロフィールでも、区内の中古マンション取引データに1974年築・1977年築といった物件が複数含まれることが確認されています(出典: data.sumave.com)。安さの理由が築年にあるのか、他の要因かを切り分けて見る目が要ります。

間取り・構造別の相場

3LDKの中央値は2,590万円。だが4LDK以上は2,390万円で、部屋数が増えているのに価格は200万円下がる——当サービス集計にはこんな逆転があります。理由は㎡単価にありました。

主要間取りの顔ぶれ

主要間取りの顔ぶれ
間取り 件数 中央価格 中央築年 中央面積 ㎡単価中央値
1K/1DK 37件 700万円 1985年 31.5㎡ 26.545万円/㎡
1LDK 97件 2,050万円 1993年 51.9㎡ 36.49万円/㎡
2DK/2LDK 309件 1,980万円 1985年 62㎡ 33.12万円/㎡
3LDK 546件 2,590万円 1996年 73.815㎡ 36.87万円/㎡
4LDK以上 111件 2,390万円 1996年 89.7㎡ 24.9万円/㎡

※1Rは2件のみのため表から除外(少数の参考値)。

本集計で最大勢力は3LDKの546件で、全体の約29.2%。次いで2DK/2LDKが309件。この2つで全体の約45.8%を占め、ファミリー向け中心の掲載構成です。

目を引くのが4LDK以上の㎡単価24.9万円/㎡。全間取り中で最も低く、3LDKの36.87万円/㎡を大きく下回ります。中央面積89.7㎡と広いのに総額は3LDKより安い。仮説として、広い住戸ほど郊外部・築古帯に偏っており、面積を稼げても単価が乗らない構図が考えられます(確証なし)。「広さ最優先」の読者にとっては、明確な狙い目ゾーンと言えます。

1K/1DKの中央値700万円は前月620万円から+80万円(前月比+12.9%の上昇)。件数は37件と多くはありませんが、投資用ワンルームの実勢価格として参考になります。

構造別の相場

構造別で今月最も動いたのがここです。SRC造は前月21件から100件へ(前月比+376.2%の増加)、RC造は46件から108件へ(前月比+134.8%の増加)。中央値はSRC造1,930万円(中央築1985年、64.34㎡、31.37万円/㎡)、RC造2,299万円(中央築1996年、70.785㎡、35.415万円/㎡)。SRC造のほうが中央築年が11年古く、その分だけ価格も低く出ています。

構造の違いは実務上、意味を持ちます。SRC造は鉄骨の粘り強さと鉄筋コンクリートの剛性を併せ持ち、かつては高層マンションの主流でした。RC造は現在の中低層〜高層の標準。遮音性・耐火性はどちらも木造・鉄骨造より優位ですが、大規模修繕の費用感や設備更新の履歴は個別物件で差が出ます。当サービス集計では鉄骨造3件(中央値390万円)、木造1件(3,650万円)と極端に少なく、いずれも少数の参考値として扱う水準です。

高価格帯の位置づけ

青葉区の高価格帯は、上位10%の境界が4,580万円。この層の中央築年は2021年、中央面積78.01㎡、駅徒歩は中央値6分です。2020年以降の築浅帯132件が中央値5,790万円・㎡単価95.26万円/㎡を形成しており、ここが価格帯の天井を押し上げています。

エリアプロフィールでは、青葉区内のタワーマンションの価格帯データや地域特有のマンションブランド情報、修繕積立金・管理費の相場感はいずれも公開情報未確認です。当サービス集計からも管理費・修繕積立金の分布は取得していないため、この点は個別物件の資料で必ず確認してください。築古で価格が安く見える物件ほど、修繕積立金の水準と長期修繕計画の内容が実質的な負担を左右します。

立地軸でみる相場(駅徒歩・エリア内の偏り)

意外なことに、駅徒歩1〜5分と6〜10分で中央価格はほとんど変わりません。当サービス集計では前者1,980万円、後者1,890万円。差はわずか90万円です。

駅徒歩帯別の中央値を並べると、1〜5分(583件)1,980万円、6〜10分(707件)1,890万円、11〜15分(327件)1,890万円、16〜20分(134件)2,164万円、21分以上(65件)1,589万円。総額では駅距離との相関がきれいに出ていません。16〜20分帯が最も高い中央値というのは、一見すると不思議です。

答えは㎡単価と面積にあります。㎡単価中央値で見ると、1〜5分32.07万円/㎡、6〜10分31.03万円/㎡、11〜15分27.19万円/㎡、16〜20分31.04万円/㎡、21分以上19.415万円/㎡。中央面積は駅から遠いほど広く、1〜5分の64.44㎡に対し21分以上は70.86㎡。つまり、駅から遠いエリアは「広い住戸を単価安く」買える構図で、総額が似通って見えていた。この読み替えは、予算固定で探している読者にとって重要な視点です。

町丁別の分散が大きい

本サービス集計で件数の多い町丁を見ると、格差はさらに鮮明になります。柏木が102件・中央値2,999万円(中央築1997年、73.03㎡、39.46万円/㎡)でトップ、本町57件・2,480万円(42.755万円/㎡)、二日町59件・2,380万円(38.115万円/㎡)、一番町69件・2,290万円と続きます。一方、八幡は81件で中央値680万円、㎡単価14.64万円/㎡。柏木との中央価格差は4倍以上です。

八幡の低さは中央築1984年・中央面積60.73㎡という構成から、築古帯の小〜中型住戸が集中していると読めます。ただし、エリアプロフィールでは八幡地区について「八幡小学校・北五番丁公園まで徒歩5分」といった学区利便性を訴求する売出情報が確認されており(出典: data.sumave.com)、住環境そのものが低評価というわけではない点は付記しておきます。

㎡単価トップは本町の42.755万円/㎡。次いで柏木39.46万円/㎡、二日町38.115万円/㎡、立町37.53万円/㎡と、都心部の町丁が上位を占めます。参考として、2025年公示地価では青葉区の住宅地平均が14万2,391円/㎡(前年比+5.55%)、公示地価総平均は55万6,932円/㎡(前年比+6.48%)と上昇しており(出典: tochidai.info)、土地側にも上昇圧力がかかった状態が続いています。

収集した1,869件のうち駅徒歩情報が取れたのは1,816件。徒歩10分圏に1,290件(約71.0%)が集中しており、青葉区の中古マンション掲載は基本的に駅近ストックが主体であることが分かります。

リスク要素と注意ポイント

「旧耐震18%」という数字を、あなたはどう受け止めるでしょうか。100件のリストを眺めれば、18件はローン審査で追加の説明を求められる可能性がある物件です。

当サービス集計の1,869件でリスク要素の比率を見ると、旧耐震(1981年6月の新耐震基準施行より前の建築)が336件・18%。前月の16.6%から1.4ポイント増えています。一方、再建築不可は0件・0%、借地権も0件・0%、告知事項は1件・0.1%。つまり青葉区の中古マンションで実務上気をつけるべきリスクは、ほぼ「築年」に集約されていると読めます。

旧耐震が実務に及ぼす影響は三方向あります。第一に住宅ローン。金融機関によっては融資年数を短く設定されたり、耐震基準適合証明書の取得を条件とされることがあります。第二に税制優遇。住宅ローン控除など各種優遇措置は耐震性の要件が絡むため、購入前に適用可否を確認する必要があります。第三に地震保険。耐震性能に基づく割引が適用されないケースがあり、保有コストが積み上がります。本集計で旧耐震帯の中央値が1,000万円と安く見えても、これらのコストと将来の売却時の流動性まで含めて計算すべきです。

立地に紐づく確認事項

エリアプロフィールによれば、青葉区は1989年4月の政令指定都市移行にあわせて誕生した区で、都心部から西部の山形県境(宮城地区)まで帯状に広がっています(出典: seikatsu-guide.com)。この地理的な幅の広さが、確認事項の幅にも直結します。

購入時の留意点として、西部の宮城地区・秋保地区などは市街化調整区域や急傾斜地を含む可能性があり、再建築や住宅ローンの条件を事前に確認する必要があるとされています。また、広瀬川が区内を貫流しているため、河川沿いエリアでは浸水想定区域の指定がある可能性が指摘されていますが、具体的な区分けは公開情報未確認です。ハザードマップは必ず自治体の公表資料で個別に確認してください。青葉区の地震・液状化リスク評価の具体値、旧耐震物件の比率推定値、区独自の空き家対策・子育て支援住宅補助制度の詳細も、いずれも公開情報未確認の項目です。

価格の分布そのものがリスク情報

もう一点、収集した1,869件の価格分布は歪度5.73と高値の裾を大きく引いています。中央値1,980万円に対して平均は2,418万円、最大値は3億6,800万円。「平均」という言葉で相場を語ると実態から約440万円ずれる、ということです。物件検索サイトの「平均価格」表示を鵜呑みにせず、中央値と四分位(安めの4分の1が1,150万円、高めの4分の1が2,998万円)で自分の予算位置を測るほうが実務的だと考えます。

国交省取引事例で当サービス集計を裏付ける

当サービス集計の中央値1,980万円は、実際の取引と整合しているのか。エリアプロフィールに収録された取引事例と突き合わせてみます。

エリアプロフィールによれば、青葉区の2025年平均取引価格は2,486万円(前年比+33.8%の上昇)とされています(出典: chintaistyle.jp)。これは中央値ではなく平均値である点に留意が必要ですが、当サービス集計の平均2,418万円と近い水準にあります。掲載価格は売出時点の価格で成約価格ではないため単純比較はできませんが、大きな乖離は見られません。

個別事例を見ると、2025年第2四半期の青葉区一番町・青葉通一番町駅徒歩6分・85㎡・3LDK(RC造)が6,000万円、㎡単価70.6万円/㎡。同じ一番町でも徒歩7分・80㎡・3LDKは4,200万円(52.5万円/㎡)、20㎡・1Rは250万円(12.5万円/㎡)と大きく分散しています(出典: data.sumave.com)。当サービス集計の一番町の中央値2,290万円・安めの4分の1が1,080万円・高めの4分の1が5,350万円という広い散らばりは、この実取引の分散と整合的です。

現在の掲載事例としては、二日町・北四番丁駅徒歩4分・112.48㎡・3SLDK・1974年築が3,680万円、大手町・大町西公園駅徒歩2分・75.54㎡・3LDK・2021年築が6,480万円という例が挙がっています(出典: rehouse.co.jp)。後者は当集計の2020年以降帯の中央値5,790万円より高めの水準です。

データが示す「お得ゾーン」と「プレミアムゾーン」

同じ区内で、550万円の物件と4,580万円の物件が同時に並んでいる。当サービス集計の下位10%と上位10%を並べると、その顔つきの違いは決定的です。

下位10%層——550万円以下の184件

境界価格は550万円(前月590万円から−6.8%)。この層184件の中央築年は1985年、中央面積は23.4㎡、駅徒歩は中央値7分。つまり「駅近だが極小・築40年前後」というプロファイルです。1K/1DKの中央値700万円、旧耐震帯の中央値1,000万円という数字とも符合します。

この層が向くのは、現金で買える範囲で投資用ワンルームを持ちたい層、あるいはセカンドハウス的な用途の読者でしょう。ただし前述の通り、旧耐震帯は融資年数と保険で不利になりやすく、23.4㎡という面積は金融機関の最低面積要件(一般に30㎡や40㎡を下限とする例がある)に届かないケースもあります。現金購入前提で検討するのが現実的だと見ています。

上位10%層——4,580万円以上の184件

境界価格は4,580万円で、前月の4,300万円から+6.5%の上昇。この層の中央築年は2021年、中央面積78.01㎡、駅徒歩は中央値6分。「築浅・広め・駅近」という、まさに教科書的なプレミアム条件が揃っています。2020年以降帯の㎡単価中央値95.26万円/㎡がこの層を支えています。

上位5%ラインは5,990万円(前月5,787.5万円から+3.5%の上昇)。上位10%の境界も上位5%ラインも上がっており、高価格帯だけが押し上げられている構図が読み取れます。中央値が横ばいの1,980万円のままなのに、高めの4分の1が2,680万円→2,998万円(+11.9%の上昇)へ動いたのも同じ現象です。

27日で入れ替わる棚を、どう追うか

ここで効いてくるのが回転の速さです。本集計で掲載終了までの日数は中央値27日、下位の目安が14日、上位の目安が39日。つまり半分の物件は1か月以内に棚から消えています。期間中の新規掲載523件・掲載終了666件という流れも、棚が絶えず書き換わっていることを示しています。

しかも収集した1,869件は13サイトに分散しており、サイトごとに中央値は650万円から3,860万円まで大きく異なる。1つのサイトだけを週末に見る運用では、狙いのゾーンの新着を構造的に取りこぼします。柏木の2,999万円と八幡の680万円が同じ区内に並ぶような分散の大きいエリアでは、条件を絞ったうえで毎日自動で差分を取る仕組みが、選択肢というより前提になってきます。

よくある質問(当サービス集計での回答)

Q1. 宮城県仙台市青葉区の中古マンションの中古相場はいくら?

当サービスの集計では、13サイトから収集した1,869件(2026年8月7日〜9月6日)の価格中央値は1,980万円、平均は2,418万円です。安めの4分の1が1,150万円、高めの4分の1が2,998万円で、500〜2,500万円のレンジに全体の約60.9%が集中しています。㎡単価中央値は30.2万円/㎡。最小値140万円、最大値3億6,800万円と幅が非常に広いため、平均より中央値と四分位で自分の予算位置を測ることをおすすめします。なお掲載価格は売出時点の価格であり、成約価格ではありません。

Q2. いまは買い時?

当サービスの集計だけで買い時を断定することはできませんが、材料は挙げられます。価格中央値は前月と同じ1,980万円で横ばい、一方で㎡単価中央値は28.44万円/㎡→30.2万円/㎡(前月比+6.3%の上昇)、上位10%の境界価格は4,300万円→4,580万円(+6.5%の上昇)。高価格帯・築浅帯が押し上げられ、旧耐震帯は1,280万円→1,000万円(−21.9%)と下がるという二極化が進んでいます。外部環境としては2025年公示地価で青葉区住宅地が前年比+5.55%の上昇(出典: tochidai.info)。築浅を狙うなら待つほど高くなる可能性、築古を狙うなら選択肢が広がっている局面と読めます(解釈であり、将来の保証ではありません)。

Q3. 旧耐震物件の流通量はどのくらい?

当サービスの集計では、1980年以前に建てられた旧耐震物件は336件で全体の18%です。前月の16.6%から1.4ポイント増えました。中央築年1975年、中央価格1,000万円、中央面積58.88㎡、㎡単価中央値18.91万円/㎡。全体の30.2万円/㎡と比べて大きく下回る水準です。なお当集計では再建築不可0件・借地権0件・告知事項1件(0.1%)と、築年以外のリスク要素はほぼ見られませんでした。旧耐震は住宅ローンの融資年数・税制優遇・地震保険の面で不利になりやすいため、耐震基準適合証明書の取得可否を早めに確認してください。

Q4. ㎡単価が高くなる条件は?

当サービスの集計で最も効いているのは築年です。㎡単価中央値は1980年以前が18.91万円/㎡、1981〜1999年が28.23万円/㎡、2000〜2009年が52.1万円/㎡、2010〜2019年が74.26万円/㎡、2020年以降が95.26万円/㎡と、築年帯が新しくなるほど階段状に上がります。町丁別では本町42.755万円/㎡、柏木39.46万円/㎡、二日町38.115万円/㎡が上位。間取り別では3LDK 36.87万円/㎡、1LDK 36.49万円/㎡が高く、4LDK以上は24.9万円/㎡と最も低い水準です。広い住戸ほど㎡単価が下がる傾向は、面積優先の読者には有利に働きます。

Q5. 駅徒歩で価格はどのくらい変わる?

当サービスの集計では、総額の中央値で見ると駅徒歩1〜5分1,980万円、6〜10分1,890万円、11〜15分1,890万円、16〜20分2,164万円、21分以上1,589万円と、きれいな相関になっていません。差が出るのは㎡単価で、1〜5分32.07万円/㎡、6〜10分31.03万円/㎡、11〜15分27.19万円/㎡、21分以上19.415万円/㎡。駅から遠いほど中央面積が広く(1〜5分64.44㎡→21分以上70.86㎡)、単価は下がるため総額が似て見える構図です。収集した1,869件のうち徒歩10分圏が1,290件と、掲載の約71.0%が駅近ストックに集中しています。

Q6. 今月の「SRC造の急増」は価格に影響しますか?

当サービスの集計では、SRC造の掲載件数が前月21件から今月100件へ(前月比+376.2%の増加)、RC造も46件から108件へ(前月比+134.8%の増加)と大きく伸びました。ただし中央値はSRC造1,930万円(前月2,180万円)、RC造2,299万円(前月から横ばい)で、価格の急変とは言えません。推測ですが、構造情報が取得できた掲載の母数が拡大した集計上の変化と読むのが妥当で、確証はありません。実務的には、構造別の件数が増えたことで「同じ築年帯でSRC造とRC造を比べる」という見方がしやすくなった点にメリットがあります。たとえば1980年以前帯ではSRC造1,480万円に対しRC造839.5万円と、築古帯では構造による差がはっきり出ています。

Q7. 狙いの条件で宮城県仙台市青葉区の中古マンションの新着を毎日追うには?

当サービスの集計は「物件ウォッチ」の実稼働データから生成しています。LINEで物件ウォッチを友だち追加し、「宮城県仙台市青葉区 マンション」と送るだけで監視が始まります。このエリア×カテゴリでは13サイト(athome、センチュリー21、大京穴吹不動産、大和ハウス、HOME4U、LIFULL HOMES、カチタス、東急リバブル、ピタットハウス、三井のリハウス、不動産連合隊、住友ステップ、SUUMO)を15分間隔で自動巡回し、新着・価格変動・掲載終了をLINEに通知します。エリア・カテゴリ・予算・築年・面積などの複合条件で絞り込みが可能。無料プランは24時間遅延・1監視まで、有料はリアルタイム通知やAI分析を含めて月額980円からです。本集計では掲載終了までの日数が中央値27日なので、週末だけのチェックでは取りこぼしが出やすい点にご注意ください。

2026年9月のハイライトと注意点

今月、当サービスが13サイトから収集した1,869件で最も大きく動いたのは価格ではなく「構造の見え方」でした。SRC造の掲載件数が21件→100件(前月比+376.2%の増加)、RC造が46件→108件(+134.8%の増加)。中央値そのものはSRC造1,930万円、RC造2,299万円と落ち着いており、価格ショックではなく構造情報が取得できた母数の拡大と読むのが自然です(推測であり確証はありません)。

その一方で、静かに進んでいるのが二極化です。全体の中央値は1,980万円で前月と同一なのに、高めの4分の1は2,680万円→2,998万円(+11.9%の上昇)、上位10%の境界は4,300万円→4,580万円(+6.5%の上昇)。逆に旧耐震帯は1,280万円→1,000万円(−21.9%)。中央値だけを追っていると、この動きは完全に見落とします。

なお本集計には2つの前提があります。表示価格は売出時点のもので成約価格ではないこと、同じ物件が複数サイトに掲載されている場合はそれぞれ1件として数えていることです。数字を読む際はこの点を含めてご判断ください。

本レポートは、物件ウォッチが 13サイト(athome, センチュリー21, 大京穴吹不動産, 大和ハウス, HOME4U, LIFULL HOMES, カチタス, 東急リバブル, ピタットハウス, 三井のリハウス, 不動産連合隊, 住友ステップ, SUUMO)から自動収集した掲載データ 1869件(2026-08-07 〜 2026-09-06)を集計した分析です。日本の不動産市場全体の動向を示すものではなく、掲載データからは売買の成約は分かりません。物件の購入判断は必ずご自身の調査と専門家への相談のうえで行ってください。次回の更新は来月初旬を予定しています。

1,869件超の宮城県仙台市青葉区 中古マンションから条件に合う1件を

特に 新耐震以降 3LDK 70㎡以上, 駅徒歩10分以内 2,000〜3,000万円, 2000年以降築 RC造 は早く動きます。13サイトの新着を15分間隔でチェックして、LINEで即通知。
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※ この記事のデータは物件ウォッチがathome・センチュリー21・大京穴吹不動産・大和ハウス・HOME4U・LIFULL HOMES・カチタス・東急リバブルなど13サイトを横断して収集した2026年9月7日時点の情報です。実際の価格・在庫は各サイトにてご確認ください。現在掲載中の注目物件20件は 宮城県仙台市青葉区 中古マンションの注目物件一覧 から確認できます。