旧耐震も含め掲載件数が前月比+109.8%膨張 | 愛知県名古屋市千種区 中古マンション 中古相場分析【2026年7月版】— 1565件集計

最終更新: | 1,565件・13サイトのデータに基づく

千種区の中古マンション、今月の掲載データは前月の倍以上に膨らんだ。当サービスが13サイトから集めた1,565件を並べてみると、価格中央値は2,980万円と落ち着いた一方、上位ライン(第3四分位)は4,399万円まで▲15%も下がっている。池下の新築タワーが完売間近で坪460万円の残像が消えつつあるいま、中古はどこに「値ごろ」が生まれているのか。旧耐震比率27.9%、築年帯で3倍近い単価差——月次で追わないと見落とすシグナルを、データで解剖する。

📝 本稿の読み方

市場サマリー

集計件数
1,565件
中央値価格
2,980万円
㎡単価中央値
35.9万/㎡
価格帯 (Q1–Q3)
1,780〜4,399万円

愛知県名古屋市千種区 中古マンションの新着を見逃さない

今月の注目: 新耐震RC 3LDK 4,000万円以下, 池下・覚王山 駅徒歩5分以内, 旧耐震リノベ前提 1,500万円以下
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TL;DR / 今月の要点

今月のトップ3変化(前月比)

前月版と比較して、今月の集計で目を引いた「顔つきの変化」を3つ取り上げる。いずれも当サービスが1ヶ月間に13サイトから拾い上げた掲載データの動きだが、件数の急増・急減は当サービスの収集範囲の変動を含む可能性があるため、市場そのものの需給変化と直結させず、あくまでも「見え方の変化」として読んでほしい。

構造別「SRC造」の中央値が前月比+122%に跳ね上がる

構造別で最も派手に動いたのがSRC造で、掲載3件→13件、中央値990万円→2,199万円へと倍以上の水準にシフトした。ただしサンプルは13件と小規模で、傾向としては「築1985年前後・70㎡前後の物件が新たにまとまって出た」ことの反映と読む方が実態に近い。前月は極端に下位の物件だけがSRC造の枠に入っていた可能性が高く、構造要因というより物件ロットの入れ替わりが背景と考えられる(推測)。

掲載件数が前月比+109.8%と倍増、主戦場は築古〜新耐震ゾーンへ

集計母数は746件→1,565件へ膨張した。前述の通り収集範囲の変動を含む可能性があるため市場が急に活況になったと断定はできないが、内訳を見ると「新耐震(1981〜1999年)」が191件→486件(+154.5%)、「旧耐震(1980年以前)」が191件→436件(+128.3%)と築古〜中堅ゾーンの伸びが突出している。仮説として、 積水ハウスが千種駅前に高さ約190m・延べ約10万㎡の店舗併設型タワーマンションを計画 している大型開発の続報や、 名古屋市が全16区すべてで公示地価が上昇し、再開発や利便性の高いエリアでは10%以上価格が伸びている ことを受けた相続・保有見直しの流れが、築古売却の背中を押している可能性がある。

上位ライン(第3四分位)が4,399万円へ、前月比▲15%

分布の上端に注目すると、上位ラインが5,180万円→4,399万円へ▲15%、上位5%ラインも12,000万円→9,980万円へ▲16.8%とやや下振れした。仮説として、億超えタワマン中古の掲載が一巡し、代わりに旧耐震〜新耐震の実需レンジが分母を押し下げた構図が読める。中央値2,980万円自体はほぼ横ばい(-3.6%)で、価格帯の重心が下方向にスライドしたのではなく「上位の分厚さが薄まった」月と解釈できる。

🗞️ 今月のトピック

2026年公示地価と千種駅前タワー計画の続報(2026年3月〜)

名古屋市千種区の2026年公示地価の平均は46万7,354円/㎡、前年比+5.53%の上昇。住宅地は+3.93%、商業地は+7.20% と、上昇基調は保たれつつも伸び率はやや鈍化。一方で千種駅前の大型再開発は着実に前進しており、 4棟から成る旧「千種ビル群」で最後まで残っていた千種ニュータワービルの解体が2026年1月時点でほぼ終了 、 積水ハウスによる地上48階・高さ約190m・約450戸規模の超高層タワーマンション への準備が整いつつある。本サービス集計で千種駅周辺(今池・池下・池上町など)の掲載が厚めに出ていることと、この再開発期待は整合的に読める。(出典: tochidai.info、yume-sakae.com、STF PropTech)

愛知県名古屋市千種区 中古マンションの中古市場の全体像(当サービス集計)

千種区は「都心通勤×文教×高級住宅」の三層で語られるエリアだが、当サービス集計で1,565件を並べてみると、そのブランドイメージと実際の在庫レンジには温度差がある。1000万円台の玉も、億超えの玉も、同じ月に並んでいる。

集めた1,565件の内訳

集計対象13サイトのうち掲載件数上位はSUUMO 534件、athome 417件、LIFULL HOMES 235件、東急リバブル 92件、三井のリハウス 85件で、この主要5サイトで全体の約87%を占める。各サイトごとの中央値には濃淡があり、大手仲介系のノムコムは中央値6,190万円と高額帯に寄る一方、athomeは2,100万円と広範な築古までカバーしている。同じ「千種区中古マンション」でも、閲覧するサイトによって見える相場観がまったく違うことは、購入検討者としては押さえておきたい。

価格はどこに集中しているか

価格中央値は2,980万円、平均は3,805万円(平均が中央値を大きく上回るのは、高値の裾が長い分布の典型)。下位5%は656万円、下位の目安(第1四分位)は1,780万円、上位の目安(第3四分位)は4,399万円、上位5%は9,980万円、最大は3億3,000万円。㎡単価中央値は35.9万円/㎡(坪換算で約119万円)。ヒストグラムを見ると1,500〜2,000万円台が最頻ゾーン(197件)で、次いで2,500〜3,000万円(147件)、3,000〜3,500万円(127件)と続く。「2,000万円前後の築古実需」と「4,000万円台のファミリー中堅」の二つの山が見える構造だ。

掲載開始・掲載終了の動き

掲載終了までの日数(中央値)はわずか9日、下位25%は2日、上位25%でも12日で消えていく。つまり半数の物件は登録から10日程度で市場からいなくなる計算で、内見予約〜検討〜申込のスピード感を持たないと「気づいた時にはもう無い」が現実的な確率で起きる。なお週次の新規掲載数はバースト気味に振れており、当サービスの取得タイミングの影響を含むため、週次系列そのものは参考扱いとしたい。

築年ごとの相場と「価格の断層」

千種区の中古マンションには、はっきりとした築年の断層がある。10年ずれるだけで中央値が1,000万円動くゾーンがあり、これは「新耐震」「品確法」「省エネ基準強化」といった制度境界と密接に対応している。

築年帯ごとの中央価格

築年帯ごとの中央価格
築年帯 集計数 中央価格 中央面積 ㎡単価中央
1980年以前(旧耐震) 436件 1,450万円 67.2㎡ 19.9万円/㎡
1981〜1999年(新耐震) 486件 2,799万円 78.9㎡ 33.2万円/㎡
2000〜2009年(品確法) 256件 4,280万円 86.4㎡ 52.0万円/㎡
2010〜2019年 167件 5,280万円 80.6㎡ 67.9万円/㎡
2020年以降(新省エネ基準) 158件 5,980万円 63.6㎡ 92.2万円/㎡

㎡単価で見ると、旧耐震19.9万円 vs 2020年以降92.2万円で、同じ千種区でも築年で単価が4.6倍違う。面積の中央値は2020年以降が63.6㎡と最も小さく、新築系はコンパクト設計が主流であることも読める。

新耐震・品確法・長期優良の境界で何が起きているか

制度境界の前後で価格差を見ると、1981年(新耐震基準:1981年6月施行、以降は住宅ローン審査で不利になりにくい)を挟んで中央値が1,450万円→2,799万円と+1,349万円、2000年(品確法:住宅の品質確保促進法、10年瑕疵保証義務化)を挟んで2,799万円→4,280万円と+1,481万円、2010年代を挟んでさらに+1,000万円、と綺麗に階段状。特に新耐震境界は「住宅ローンで35年組める/保険料が安い/将来売却時の買い手層が広い」という金融面の実質差を反映しているため、単純な物理的価値差以上に厚い壁になっている。

築年帯×間取りの重ね合わせで見ると、旧耐震の3LDK中央値は1,598万円と最安級、新耐震の3LDKは2,880万円、品確法世代の3LDKは4,180万円、2010年代の3LDKは6,190万円、2020年以降の3LDKは実に1億2,280万円(サンプル49件)まで跳ね上がる。同じ「3LDK」でも竣工年で7倍の開きだ。

旧耐震物件の比率と影響

当サービス集計での旧耐震比率は27.9%(前月25.6%から+2.3ポイント)。約4件に1件が旧耐震という比率は名古屋市内でも高めで、これは千種区が1970年代の住宅地成熟期に大量供給を受けた歴史の反映と言える。旧耐震物件は住宅ローン期間が短くなりがちで火災保険料も割高になりやすく、リノベ費用(構造補強含む)を上乗せしても新耐震の同エリア物件より割安になるかどうか、が実質判断ポイント。中央値1,450万円の水準は、フルリノベ600〜1,000万円を乗せても新耐震の実勢に届く計算が立つ。ただし耐震診断・補強履歴の有無で結論が180度変わるため、書類確認は必須だ。

間取り・構造別の相場

3LDK中央値は3,494万円。同じ千種区でも間取りひとつで8倍以上(1R 395万円 vs 2020年築3LDK 1億2,280万円)の差が出る。ここでは主要間取りと構造の顔ぶれを整理する。

主要間取りの顔ぶれ

主要間取りの顔ぶれ
間取り 集計数 中央価格 中央面積
1K/1DK 15件 1,980万円 27.1㎡
1LDK 55件 3,498万円 62.1㎡
2DK/2LDK 233件 2,573万円 67.9㎡
3LDK 444件 3,495万円 80.2㎡
4LDK以上 114件 3,540万円 104.0㎡

集計母数の最大は3LDK(444件)で全体の約28%。次いで2DK/2LDK(233件)、4LDK以上(114件)と続き、ファミリー中心の在庫構成がはっきり出ている。1LDKの中央値3,498万円は面積62㎡と広めのプランが中心で、いわゆる「タワマンDINKS向け」の玉が多い。㎡単価では1K/1DKの75.7万円/㎡が最上位で、次いで1LDK 71.2万円/㎡。小規模になるほど㎡単価が高いのはマンション市場全般の傾向だが、千種区は駅前タワー中心の1LDKが単価を押し上げている点が特徴的。

構造別の相場(RC / SRC)

構造別ではRC造が集計32件で中央値4,200万円、SRC造が13件で2,199万円という並び。ただしいずれもサンプルが小さめで、傾向として見る程度にとどめたい。SRC造は1980年代の高層物件に多く、築年が古い分だけ価格が抑えられている構図が透ける。RC造は2009年前後の築が中心で価格が持ち上がる。構造の差そのものより「その構造が主流だった時代の耐震・断熱基準」が価格に効いていると読むのが妥当。

タワマン・中低層の位置づけ

千種区の新築タワー供給は、 2023年4月から解体が進む千種ビル群跡地に、名古屋市最高層・中部地方最高層となる地上48階・高さ190mのタワーマンションが計画されている ように、駅前立地で継続している。中古のタワマン層は池下・今池・本山周辺に集中し、修繕積立金は月8,000〜15,000円、管理費12,000〜18,000円のレンジが標準(エリアプロフィール記載のグランドメゾン池下タワーで管理費13,100円、修繕積立金8,900円などが例)。中低層は覚王山・本山・星ヶ丘の丘陵地に多く、駐車場100%附置と閑静な住環境が価格を支えている。

立地軸でみる相場

意外にも、当サービス集計では駅徒歩6〜10分帯の中央値3,980万円が、駅徒歩1〜5分帯の中央値3,199万円を上回る逆転現象が起きている。理由を分解すると腑に落ちる。

駅徒歩帯ごとの価格感

駅徒歩帯ごとの価格感
駅徒歩 件数 中央価格 中央築年 中央面積 ㎡単価中央
1〜5分 453件 3,199万円 2004 70.2㎡ 54.5万円/㎡
6〜10分 468件 3,980万円 2000 80.3㎡ 42.0万円/㎡
11〜15分 451件 2,490万円 1991 76.6㎡ 27.1万円/㎡
16〜20分 83件 1,980万円 1993 75.2㎡ 31.0万円/㎡
21分以上 43件 1,000万円 1979 70.0㎡ 13.8万円/㎡

駅徒歩1〜5分帯は面積70㎡と小ぶり(1LDK・コンパクト中心)で総額が抑えられ、6〜10分帯は面積80㎡のファミリー3LDKが厚い。㎡単価では1〜5分帯54.5万円 > 6〜10分帯42.0万円と正しく逆転しているため、駅近プレミアムは健在。総額の逆転は間取り構成の偏りによる錯覚と読むのが正確だ。逆に11〜15分帯以降は㎡単価が急落し、21分以上帯は駅近の約4分の1の単価。中央築年も1979年と旧耐震の巣窟で、この帯は「投資用の格安リノベ用地」の色合いが強い。

町丁で見る偏り

集計30件以上の地区で中央価格を並べると、振甫町4,680万円(築2014、101.6㎡)、東明町3,999万円、富士見台3,690万円、猫洞通3,490万円、東山元町2,980万円が上位。逆に鹿子町1,850万円、菊坂町1,898万円、田代町字四観音道西1,790万円は築古中心で安値ゾーン。今池は67件と最多で中央値2,200万円と手ごろながら、面積が51㎡と小さめ、これは駅至近のコンパクトタワー・投資向け中古が主戦場になっている実態を映している。覚王山〜本山〜星ヶ丘のブランド住宅地と、今池〜千種の駅前商業ミックスとで、明らかに別市場として動いている。

リスク要素と注意ポイント

千種区は名古屋市内でも「住みたい街」上位常連だが、当サービスが拾ったデータ上のリスク要素と、立地に固有の災害リスクを分けて確認しておきたい。

当サービス集計のリスク要素の比率

1,565件のうち、旧耐震(1981年5月以前築)が27.9%(436件)。再建築不可・借地権・告知事項の記載は当サービス集計上0件だったが、これは各サイトの標準記載欄に依存するため、実物件確認では別途注意が必要。旧耐震物件は住宅ローンで期間30〜35年をフルに引きにくく、フラット35は原則不可、地銀・信金の独自審査でも「築後経過年数+耐震適合証明」が要件になるケースが多い。買う側の実質金利負担が新耐震より0.2〜0.5%程度上振れするイメージで、価格差の中央値1,349万円のうちどこまでが「金融ハンデ相当」かは冷静に計算したい。

立地固有のリスク(ハザード)

エリア概要にあるとおり、 千種区は名古屋市のほぼ中心部に位置 し全域が沿岸から遠いため津波・高潮は対象外だが、区北部の矢田川・香流川沿いは河川氾濫の浸水想定範囲、南西部・北東部は液状化リスクが相対的に高いエリアとされる。丘陵地の覚王山・自由ヶ丘周辺は地盤が良好で災害耐性が高い。加えて千種区内には猫ヶ洞池・茶屋ヶ坂池などのため池があり、名古屋市はため池ハザードマップを公開している(出典: 名古屋市千種区役所)。旧耐震物件を検討する場合はハザード×耐震の二重チェックが必須だ。

規制・条例で押さえる点

千種区の住居系エリアは第一種中高層住居専用地域が中心で建ぺい率60%・容積率200%が典型、駅前商業地域は容積率400〜600%が上限。 千種駅前の再開発区域は名古屋市の「都市計画マスタープラン2030」において「都心ゾーン」に位置づけられ、質の高い中高層住宅の誘導を通じて快適な居住環境を整えることが求められている 。文教地区指定により風俗営業が制限されるのは、資産価値の下支え要因として押さえておきたい。覚王山エリアは景観形成地区にあたり、外装リフォームや建替時に色彩・意匠の制約がかかる点は購入前に要確認だ。

国交省取引事例で当サービス集計を裏付ける

外部の公式統計と当サービス集計の整合性も確認しておきたい。国土交通省「不動産取引価格情報検索」で2024年Q3〜2025年Q4の千種区中古マンション取引を参照すると、覚王山の築2015年・78㎡が4,800万円、本山の築2019年・82㎡が5,800万円、星ヶ丘の築2020年・90㎡が6,500万円、今池の築1998年・68㎡が2,650万円、茶屋ヶ坂の築1984年・62㎡が1,900万円、といったレンジが並ぶ(出典: 国土交通省 不動産取引価格情報検索)。当サービス集計の築年帯別中央値(2010年代5,280万円、新耐震2,799万円、旧耐震1,450万円)とほぼ同じ地平にあり、掲載相場と実成約相場のズレは大きくないと確認できる。加えて 千種区における2025年通年の土地取引価格(建物を含まない)は平均33万4,018円/㎡、坪単価110万4,194円/坪 となっており、公示地価との差はやや広がっているが、これは商業地×住宅地の合成平均の影響。中古マンション相場の底流としては、地価上昇の追い風は続いている状況だ。

データが示す「お得ゾーン」と「プレミアムゾーン」

安い物件、高い物件。それぞれにどんな顔ぶれが並んでいるか、下位10%と上位10%を切り出して比較する。

下位10%: 980万円以下に並ぶ物件

価格の境界は980万円、該当151件。中央の顔つきは築1974年・面積57.2㎡・駅徒歩12分。ほぼ全てが旧耐震で、間取りは2DK/2LDK中心、立地は千種駅・今池からやや外れた11〜15分帯や、21分以上の徒歩圏外エリアに集中する。想定される買い手は、(1)フルリノベ前提で1,500〜2,000万円の総予算に収めたい実需層、(2)表面利回り10%超を狙う投資家、(3)親子リレー・親名義の相続対策で現金購入する層の三系統。ただし耐震補強・設備更新のコストと、将来売却時の出口の狭さ(買い手が現金またはリフォーム一体ローンに限られる)は必ず織り込みたい。

上位10%: 7,250万円以上に並ぶ物件

価格の境界は7,250万円、該当151件。中央の顔つきは築2021年・面積90.6㎡・駅徒歩4分。池下・覚王山・本山の駅至近タワー高層階、または星ヶ丘テラス周辺の大型ファミリー物件が主戦場。上位5%(9,980万円以上)まで絞ると、グランドメゾン池下ザ・タワーやザ・ファインタワー名古屋今池といった直近竣工タワーの中古転売・売主買替が中心になる。買い手はパワーカップル・医師・大学関係者・相続税対策の現金購入層が想定される。 積水ハウスによる千種駅前の高さ190m級タワーが東山線と中央線の交点で駅徒歩1分 という実現性の高い計画があるため、既存タワマン中古の資産性期待は当面持続する見立てだ(推測)。

この分布のどこを狙うか

本稿で描いた分布のどこに標的を定めるかが決まったら、次は条件を絞って日々の新着を漏らさず追うフェーズ。冒頭で触れた通り、掲載から消えるまでの中央値はわずか9日。人気学区・希少タイプの物件は48時間で申込が入るケースも珍しくない千種区では、週末の物件サイト巡回では明らかに間に合わない。15分間隔の自動巡回が、実質的に必要なインフラになる。

よくある質問(当サービス集計での回答)

Q1. 愛知県名古屋市千種区 中古マンションの中古相場はいくらですか?
本サービスが13サイトから集めた2026年6月〜7月の1,565件では、価格中央値は2,980万円、平均3,805万円、㎡単価中央値は35.9万円/㎡です。ボリュームゾーンは1,500〜3,500万円で、これに4,000万円台のファミリー中堅、7,000万円以上の駅前タワーが上乗せされる二山構造になっています。

Q2. 愛知県名古屋市千種区 中古マンションの買い時はいつですか?
当サービスは掲載データを扱うため成約タイミングは断定できませんが、集計上の判断材料としては次の3点があります。(1) 掲載から消えるまでの中央値が9日と短い=好条件は即動くこと、(2) 千種区の2026年公示地価は前年比+5.53%上昇で5年連続の上昇基調 だが伸び率は縮小傾向にあること、(3) 千種駅前の大型タワー計画で相場観の見直し余地があること。金利動向と個別物件の値付けを見て個別判断するしかありません(推測)。

Q3. 旧耐震の物件はどれくらい流通していますか?
本集計では1,565件中436件、27.9%が1980年以前築(旧耐震)です。前月の25.6%から+2.3ポイント増えています。中央価格は1,450万円、面積67㎡、駅徒歩の中央は徒歩12分帯。住宅ローン期間の制約と保険料の割増を踏まえ、リノベ費用と合算した総額で新耐震物件と比較するのが実践的です。

Q4. 愛知県名古屋市千種区 中古マンションで㎡単価が高いのはどんな条件ですか?
本集計で㎡単価が高い順に並べると、2020年以降築が92.2万円/㎡、2010年代が67.9万円/㎡、駅徒歩1〜5分帯が54.5万円/㎡。間取り別では1K/1DKの75.7万円/㎡、1LDKの71.2万円/㎡が高値ゾーン。総合すると「築浅×駅近×コンパクト」が最も単価が張る組み合わせで、池下・今池・本山の駅前タワーがこの条件に合致します。

Q5. 駅徒歩の差で価格はどれくらい変わりますか?
本集計の㎡単価中央値で比較すると、駅徒歩1〜5分が54.5万円/㎡、6〜10分が42.0万円/㎡、11〜15分が27.1万円/㎡、21分以上が13.8万円/㎡。駅近と徒歩21分以上で約4倍の単価差です。総額中央値だと1〜5分帯3,199万円 vs 21分以上1,000万円で3.2倍。ただし面積構成が違う(駅近はコンパクト中心)ため、同一条件比較には㎡単価を使うのが正しい見方です。

Q6. 前月比で件数が倍増していますが、市況が急変したのですか?
当サービス集計は13サイトの掲載データを1ヶ月単位で切り取ったものであり、件数の急増・急減は市場の需給変化だけでなく、当サービスの収集範囲の変動(監視URLの追加、サイト側の掲載構造変更、取得タイミングのずれ)を含む可能性があります。中央値の変化は▲3.6%とごく小さく、価格そのものの急変は観測されていません。件数だけで「在庫が急増した/市況が冷えた」と断定するのは避けるべきです。

Q7. 狙いの条件で愛知県名古屋市千種区 中古マンションの新着を毎日追うには?
当サービス(物件ウォッチ)は、athome, センチュリー21, 大京穴吹不動産, 大和ハウス, HOME4U, LIFULL HOMES, カチタス, 東急リバブル, ノムコム, ピタットハウス, 三井のリハウス, 住友ステップ, SUUMOの13サイトを15分間隔で自動巡回し、条件に合致する新着物件をLINEに即時通知します。「新耐震×3LDK×駅徒歩10分以内×5,000万円以下」のような複合条件も設定可能で、無料プランなら24時間遅延版で試せます。本稿で示した通り、掲載から消えるまでの中央値が9日という千種区では、自動追跡は事実上必須と言えるでしょう。

2026年7月のハイライトと注意点

今月最大の発見は、掲載件数の倍増(746→1,565件)と、それに伴う上位ライン▲15%の下振れが同時に起きたこと。ただし価格中央値は2,980万円と前月比▲3.6%にとどまり、市場の骨格は変わっていない。前月比で新耐震(1981〜1999年)が+154.5%、旧耐震が+128.3%と築古〜中堅ゾーンで件数の伸びが突出しており、売却検討層が広く動いた月と読める。ただし繰り返しになるが、この件数増は当サービスの収集範囲の変動を含む可能性があり、市況の需給急変と直結させないことが重要だ。また掲載データは売出価格であり成約価格ではないこと、同一物件が複数サイトに並ぶ場合は個別に1件と数えていること、観測期間が1ヶ月と短いため週次系列の解釈には注意が要る点も、意思決定時には織り込みたい。

本レポートは物件ウォッチが13サイト(athome, センチュリー21, 大京穴吹不動産, 大和ハウス, HOME4U, LIFULL HOMES, カチタス, 東急リバブル, ノムコム, ピタットハウス, 三井のリハウス, 住友ステップ, SUUMO)から自動収集した愛知県名古屋市千種区の中古マンション掲載データ1,565件(対象期間: 2026年6月2日〜7月2日)に基づく集計です。日本の不動産市場全体の動向を示すものではありません。次回更新は2026年8月上旬を予定しています。

1,565件超の愛知県名古屋市千種区 中古マンションから条件に合う1件を

特に 新耐震RC 3LDK 4,000万円以下, 池下・覚王山 駅徒歩5分以内, 旧耐震リノベ前提 1,500万円以下 は早く動きます。13サイトの新着を15分間隔でチェックして、LINEで即通知。
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※ この記事のデータは物件ウォッチがathome・センチュリー21・大京穴吹不動産・大和ハウス・HOME4U・LIFULL HOMES・カチタス・東急リバブルなど13サイトを横断して収集した2026年7月3日時点の情報です。実際の価格・在庫は各サイトにてご確認ください。現在掲載中の注目物件20件は 愛知県名古屋市千種区 中古マンションの注目物件一覧 から確認できます。