物件ウォッチ

北海道函館市 土地 相場レポート 2026年5月第5週

集計期間: 2026-05-24 〜 2026-05-30 | 発行日: 2026-06-02

前週日曜〜土曜 (JST) のデータを集計し、毎週日曜朝に自動発行している。

函館市の土地市場は今週、流動性が大きく鈍化した。掲載終了件数が前週の28件から11件へ60.7%減少し、週次回転率も1.9%まで低下しており、契約成立や取り下げのペースが明らかに落ち込んでいる。一方で新着物件は11件と前週比でほぼ横ばいで、掲載中物件は566件に微増しており、市場全体の供給は堅調に保たれている。相場は価格中央値680万円、㎡単価3.2万円で安定しており、駅徒歩5分以内が61%を占める利便性の高い立地が在庫の主流だ。注目すべきは新着物件の特性で、中央値887万円・㎡単価4.1万円・面積238㎡であり、在庫全体より価格と単価が高く、駅から8分と若干遠い傾向にある。一方、終了物件は中央値720万円で面積439.7㎡と広めの区画が動いており、注文住宅の敷地として必要な広い土地の流動は限定的であることが読み取れる。

主要指標 (前週比)

価格・㎡単価・利回りの中央値は掲載中物件全体 (週末時点) から算出 — 数千件サンプルで安定した相場代表値。

新着件数
11件
▼ -1件 (-8.3%)
掲載終了件数
11件
▼ -17件 (-60.7%)
掲載中物件数(週末時点・在庫全体)
566件
▲ +7件 (+1.3%)
価格中央値(掲載中全体)
680万円
→ 0万円 (0.0%)
㎡単価中央値(掲載中全体)
3.2万円/㎡
▲ +0.0万円/㎡
利回り中央値(掲載中全体)
n=0
需給バランス比(新着 / 掲載終了)
1.00
▲ +0.57
掲載期間(終了物件・観測ベース)
n=0

価格レンジと分布 (掲載中物件全体)

週末時点で掲載中の物件 564件を対象とした相場分布。新着のみ集計と異なりサンプル数が多く、安定した代表値となる。
※ 各分布は外れ値 (価格・面積・㎡単価・利回りの上下5%、築年は古い側5%、徒歩90分超) を除外したロバスト統計。サンプル20件未満の項目はトリミング非適用。

下位25% (Q1)
430万円
中央値
680万円
上位25% (Q3)
960万円
平均
988万円
サンプル
495件
0561111672220–500万円: 165件500–1000万円: 222件1000–1500万円: 46件1500–2000万円: 19件2000–2500万円: 7件2500–3000万円: 8件3000–3500万円: 2件3500–4000万円: 4件4000–4500万円: 2件4500–5000万円: 1件5000–5500万円: 5件5500–6000万円: 4件6000–6500万円: 8件6500–7000万円: 2件Q1中央値Q3015003000450060007000価格 (万円)

価格 (万円) を横軸、掲載件数を縦軸とした分布。Q1・中央値・Q3を点線で表示。

㎡単価分布 (掲載中物件全体)

0711412122820.0–2.5万円/㎡: 152件2.5–5.0万円/㎡: 282件5.0–7.5万円/㎡: 27件Q1中央値Q30.02.55.07.5㎡単価 (万円/㎡)

専有面積で正規化した単価の分布。広さの違いを除外した相場帯が把握できる。中央値 3.2万円/㎡ (n=461)。

面積帯別の価格と分布 (掲載中物件全体)

面積バンド別 中央価格

面積バンド別 中央価格
面積中央価格サンプル
〜175㎡530万円108件
175㎡〜337㎡700万円220件
337㎡〜1470万円108件

面積 × 価格 散布図

01750350052507000価格 (万円)101373644916118814591731面積 (㎡)

駅徒歩の分布と頻出最寄り駅 (掲載中物件全体)

最寄り駅徒歩分(分)別 掲載件数

045901351801〜3分: 143件 (26.8%)1431〜3分4〜7分: 180件 (33.8%)1804〜7分8〜10分: 46件 (8.6%)468〜10分11〜15分: 67件 (12.6%)6711〜15分16分以上: 97件 (18.2%)9716分以上最寄り駅徒歩 (分)

頻出最寄り駅 TOP10

頻出最寄り駅 TOP10
最寄り駅掲載件数構成比
湯の川駅46件9.5%
五稜郭駅42件8.6%
深堀町駅35件7.2%
桔梗駅24件4.9%
桔梗中通駅21件4.3%
堀川町駅17件3.5%
昭和橋駅14件2.9%
柏木町駅13件2.7%
五稜郭公園前駅10件2.1%
谷地頭駅9件1.9%

建物構造と間取りの分布 (掲載中物件全体)

建物構造

建物構造の分布
構造掲載件数構成比
木造1件100.0%

流動性の特徴 — 新着・掲載終了・在庫の比較

今週新たに登場した物件 (新着) と退出した物件 (掲載終了) の特徴を、市場全体 (掲載中物件) と比較する。在庫より終了物件の面積が広めであれば「広い区画が早く動いている」、新着の㎡単価が在庫より高ければ「新規供給は割高傾向」など、流動の偏りを読み取れる。

流動性の特徴 — 新着・掲載終了・掲載中の比較
項目 新着 (n=11) 掲載終了 (n=11) 掲載中全体 (n=564)
価格中央値 887万円 720万円 680万円
㎡単価中央値 4.1万円/㎡ n=1 3.2万円/㎡
面積中央値 238.3㎡ n=1 228.1㎡
駅徒歩中央値 8分 5分 5分
平均掲載期間 (終了物件のみ) n=0

新着の発見元サイト TOP2

今週の新着物件 11件をどの不動産サイトで初めて観測したかの内訳。同一物件が複数サイトに掲載されている場合は最初に観測したサイトを発見元として集計している。

新着の発見元サイト
サイト新着数構成比
SUUMO6件54.5%
athome5件45.5%

相場の見方 — よくある質問

中央値とは何ですか?

対象データを安い順に並べた時、ちょうど真ん中に位置する値。極端な高値・安値の影響を受けにくく、相場の典型値を把握する指標として使われる。平均値と異なり外れ値に引っ張られない点が特徴である。

Q1 (下位25%)・Q3 (上位25%) とは何ですか?

全データを安い順に並べた時の下位25%地点の値がQ1、上位25%地点の値がQ3。Q1からQ3の間 (中央50%レンジ) を見ることで、極端な物件を除いた中心的な価格帯がわかる。

㎡単価とは何ですか?

物件価格を専有面積 (㎡) で割った値。広さの異なる物件を統一指標で比較するために用いる。同エリアでも立地・面積・駅距離で単価は変動する。

「相場」と「流動性の特徴」はどう違いますか?

「相場」セクション (価格分布や面積帯別中央価格など) は週末時点の掲載中物件全体を集計対象としており、その地域の市場水準を表す。これに対し「流動性の特徴」セクションは、その週に新たに登場した物件 (新着) と退出した物件 (掲載終了) の特徴を在庫全体と比較し、どの層が動いているかを示す。

「掲載期間」とは何ですか?

本サービスが当該物件を初めて観測した時点から、掲載終了として観測されるまでの経過日数。サイト側の物件掲載開始時刻は公開されていないため、本指標は実際の市場滞留期間より短く出る傾向がある。前週比 (WoW) や同種slug間の相対比較・流通速度のトレンド指標として参照されたい。

需給バランス比とは何ですか?

新着件数を掲載終了件数で割った比率。1.0を超えると新着が掲載終了を上回り供給増、1.0を下回ると掲載終了が上回り在庫減少傾向を示す。市場の在庫圧力を測る目安となる。

週次回転率とは何ですか?

週内の掲載終了件数を週末時点の掲載中物件数で割った値 (パーセント表示)。市場の流通速度を示す目安で、値が高いほど物件が短期間で動いていることを意味する。

「掲載中物件数 (週末時点)」とは何を集計したものですか?

本サービスが対象不動産サイトを巡回して把握している、週末時点で各サイトに掲載されていた物件の合計数。市場全体の在庫量ではなく、当サービスが収集対象としている物件群の規模を示す。

このレポートのデータはどこから集めていますか?

SUUMO・athome・HOMES・楽待・健美家など主要不動産サイトを15分間隔で自動巡回し、新着掲載と掲載終了を観測している。物件のサイト掲載開始時刻はサイト側が公開していないため、観測時刻を基準に集計する。

掲載終了 = 売却ですか?

掲載終了は売却に限らず、価格改定・サイト切替・売主による取り下げなど複数の要因を含む。市場活動全体の動きを示す指標として参照されたい。

外れ値はどう扱われていますか?

中央値・Q1・Q3・分布図・散布図は、各メトリクスについてロバストトリミングを適用した値を表示している。具体的には、価格・面積・㎡単価・利回りは上下5%、築年は古い側のみ5%、駅徒歩は90分超を除外する (サンプル20件未満の場合はパーセンタイル除外を適用しない)。事前に物件単位で明らかな入力エラー (㎡単価1000万円/㎡超など) も除外しており、二段階で外れ値の影響を抑えている。バケット別シェア (築年帯・徒歩分) は構成把握のため生分布のまま表示する。

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