SRC造の掲載が前月比+143%増、中央値は4,280万円へ | 東京都葛飾区 中古マンション 中古相場分析【2026年9月版】— 1664件集計

最終更新: | 1,664件・13サイトのデータに基づく

4,280万円――これは当サービスが13サイトから収集した東京都葛飾区の中古マンション1664件(対象期間2026年8月8日〜9月7日)の掲載価格中央値です。前月集計の3,980万円から+300万円、率にして+7.5%の上昇。さらに目を引くのが構造別の顔ぶれで、SRC造の掲載が37件から90件へ(前月比+143.2%の増加)と跳ね上がりました。「下町の割安な23区」というイメージのままで検討していると、想定と現実の差に驚くことになるかもしれません。数字で葛飾の今を確かめていきます。

市場サマリー

集計件数
1,664件
中央値価格
4,280万円
㎡単価中央値
69.9万/㎡
価格帯 (Q1–Q3)
2,880〜5,980万円
期間内 新規掲載
770件

東京都葛飾区 中古マンションの新着を見逃さない

今月の注目: 2000年以降 3LDK, 駅徒歩10分以内, 5,500万円以下
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📝 本稿の読み方

TL;DR / 今月の要点

📊 今月の主要数値(当サービス集計)

今月のトップ3変化(前月比)

SRC造の掲載が37件→90件、中央値も+719万円

当サービスの構造別集計で最も動いたのがSRC造です。前月は37件だったものが今月は90件(前月比+143.2%の増加)。中央価格も3,980万円から4,699万円へと+719万円動きました。SRC造の中央築年は1995年、中央の専有面積は60.2㎡。推測ですが、大手仲介系サイトからの掲載流入で構造欄まで埋まった物件が増えたことが主因と考えられます(確証なし)。構造の記載精度が上がった月と読むのが妥当でしょう。

RC造は152件→316件、逆に中央値は-610万円

RC造も152件から316件へ(前月比+107.9%の増加)と倍増しました。ただし中央価格は5,290万円から4,680万円へ-610万円と下がっています。件数が倍になれば中位帯の物件が多く混ざり、中央値は下方向に均される――集計上はごく自然な動きです。本集計のRC造は中央築年2001年、専有面積63.71㎡、㎡単価75.29万円/㎡。母数が薄かった前月の数値と単純比較せず、今月の水準を基準に置き直したいところです。

2000〜2009年(品確法)世代の掲載が243件→318件

築年帯では2000〜2009年の掲載が243件から318件へ(前月比+30.9%の増加)と最も伸びました。中央価格は5,780万円から5,490万円へ-290万円。築20年前後の3LDKが厚く出てきた形で、当サービスの重ね合わせでもこの世代の3LDKは146件・中央5,899万円と一大勢力です。仮説ですが、築20年で大規模修繕を一巡した住戸の住み替えが重なった可能性があります(確証なし)。選択肢が増える局面は、買い手にとっては比較しやすい月といえます。

東京都葛飾区 中古マンションの中古市場の輪郭(当サービス集計)

1664件。これが今回、当サービスが13サイトから拾い上げた東京都葛飾区の中古マンション掲載データの総数です。前月集計の1559件から+105件(+6.7%の増加)と、母数そのものが膨らんでいます。

集めた1664件の内訳

件数の内訳を見ると、SUUMOが456件と最も多く、LIFULL HOMES 286件、athome 256件、HOME4U 200件と続きます。ノムコム102件、センチュリー21 88件、ピタットハウス59件、三井のリハウス52件、住友ステップ48件、長谷工の仲介43件、東急リバブル37件、大京穴吹不動産33件、大和ハウス4件。興味深いのは、サイトごとに中央価格がまるで違うことです。athomeの中央値は2,280万円(中央の専有面積43.71㎡、中央築年1987年)、対して住友ステップは7,080万円(69.575㎡、2015.5年)。同じ区の同じカテゴリでも、扱う物件層が違えばここまで景色が変わる。1サイトだけを眺めて「葛飾はこのくらい」と決めつけるのが危ういことが、この時点でよく分かります。

価格はどこに集中しているか

本サービス集計の価格中央値は4,280万円、平均は4,610万円。平均が中央値より高いのは、高値の裾を長く引いた分布だからです(最大値は4億5,000万円)。最小値は398万円、下位5%ラインは1,214万円、上位5%ラインは8,980万円。安めの4分の1の境目(第1四分位)が2,880万円、高めの4分の1の境目(第3四分位)が5,980万円ですから、ボリュームゾーンはおおむね2,900万〜6,000万円のレンジに収まります。500万円刻みの分布で最も厚いのは3,000万〜3,500万円の160件、次いで2,500万〜3,000万円の143件、4,500万〜5,000万円の134件。一方で1億円を超える掲載も27件確認できました。㎡単価中央値は69.9万円/㎡です。

掲載開始と掲載終了の動き

期間中の新規掲載は770件、掲載終了は817件。掲載終了が新規をやや上回り、在庫の入れ替わりが活発だったことが読み取れます。週次で見ると8月22日週が新規236件に対し掲載終了378件と大きく動き、8月29日週は新規265件と盛り返しました。お盆明けの動き出しが数字に出た形です。掲載終了までの期間は中央値40日。この速度感は、後半で改めて触れます。

築年帯別の相場と価格の断層

東京都葛飾区の中古マンションには、はっきりとした「築年の断層」があります。当サービスが収集した1664件を築年帯で切ると、中央価格は階段どころか崖のように跳ね上がっていきます。

築年帯ごとの中央価格

築年帯ごとの中央価格
築年帯 件数 中央価格 中央の専有面積 中央築年
1980年以前(旧耐震) 265件 2,399万円 47.81㎡ 1976年
1981〜1999年(新耐震) 704件 3,480万円 56.85㎡ 1988年
2000〜2009年(品確法) 318件 5,490万円 67.225㎡ 2004年
2010〜2019年 247件 7,200万円 68.2㎡ 2016年
2020年以降(新省エネ基準) 123件 8,280万円 67.02㎡ 2022年

最も件数が多いのは1981〜1999年の704件。全体の4割強がこの世代に集中しています。エリアプロフィールでも葛飾区の中古マンションの築年数中央値は31年とされており(出典: SUUMO)、本集計の分布とおおむね整合します。

境界の前後で何が起きているか

断層が最も深いのは1999年と2000年のあいだです。新耐震世代の3,480万円に対し、品確法(住宅の品質確保促進法、2000年施行で10年間の瑕疵保証が義務化)以降の世代は5,490万円。境界をまたぐだけで+2,010万円の差がつきます。㎡単価でも59.52万円/㎡と82.51万円/㎡で、差は+22.99万円/㎡です。次に深いのが2009年前後で、2010〜2019年は7,200万円と、品確法世代から+1,710万円上回ります。㎡単価は108.99万円/㎡。旧耐震(1981年6月の新耐震基準施行より前)の53.33万円/㎡と比べると、差は+55.66万円/㎡にもなります。同じ区内の同じカテゴリで、単価が倍以上に開くわけです。

間取りと重ね合わせるとさらに鮮明です。3LDKに限っても、1981〜1999年は163件・4,270万円、2000〜2009年は146件・5,899万円、2010〜2019年は136件・7,490万円、2020年以降は46件・8,280万円。ほぼ10年ごとに1,500万円前後ずつ積み上がる構図です。構造と重ねると別の顔も見えてきます。1981〜1999年世代ではSRC造55件が4,780万円、RC造118件が3,490万円で、SRC造のほうが+1,290万円高い。仮説として、この世代のSRC造は駅近の大規模物件に偏っている可能性がありますが、当サービスの集計からは立地との因果までは確認できません(確証なし)。

旧耐震の比率と、その先にある現実問題

本集計で旧耐震に該当したのは265件、全体の15.9%でした。前月は17.6%でしたから、-1.7ポイントの縮小です。6〜7件に1件は旧耐震という比率は、決して無視できる水準ではありません。旧耐震は住宅ローンの審査や融資年数で不利になりやすく、借入期間が短くなれば毎月返済額は増えます。地震保険料の区分や、住宅ローン控除・各種特例の適用要件にも耐震性の確認が絡んできます。中央価格2,399万円という数字だけを見て「安い」と飛びつく前に、総支払額のシミュレーションを済ませておきたいところです。

間取り・構造別の相場

3LDKの中央値は5,798万円、2DK/2LDKは3,835万円。同じ葛飾区の中古マンションでも、間取りがひとつ違うだけで+1,963万円の差がつきます。当サービスが集めた1664件を、間取りと構造で分解してみます。

主要間取りの顔ぶれ

主要間取りの顔ぶれ
間取り 件数 中央価格 中央の専有面積 中央築年
1R 1件(少数の参考値) 1,580万円 29.93㎡ 1981年
1K/1DK 25件 1,930万円 26.52㎡ 1977年
1LDK 77件 2,980万円 44.36㎡ 1989年
2DK/2LDK 275件 3,835万円 57.12㎡ 1989年
3LDK 515件 5,798万円 67.91㎡ 2004年
4LDK以上 26件 5,485万円 81.805㎡ 2002年

最大勢力は3LDKの515件で、掲載全体の約31%を占めます。エリアプロフィールでも葛飾区で最も取引が多い間取りは3LDK〜4DK系とされており(出典: イエシル)、本集計の構成とも符合します。注目したいのは4LDK以上の逆転で、面積は81.805㎡と最も広いのに中央値は3LDKより低い5,485万円。㎡単価で見ると3LDKの84.84万円/㎡に対し4LDK以上は71.88万円/㎡で、差は13万円弱下回ります。サンプル26件なので傾向として見る程度ですが、広い住戸ほど築古・駅遠に偏りやすい構図が背景にありそうです。前月比では4LDK以上の中央値が6,280万円→5,485万円(-12.7%)と大きく下がっており、母数の入れ替わりの影響が疑われます。

1K/1DKの㎡単価72.78万円/㎡が1LDKの60.465万円/㎡を上回っているのも面白い点です。小さい住戸ほど㎡単価は高く出やすいという、投資用ワンルームでおなじみの現象がここでも確認できます。

構造別の相場

構造の記載がある物件では、RC造316件が中央4,680万円(中央築年2001年、63.71㎡、75.29万円/㎡)、SRC造90件が中央4,699万円(1995年、60.2㎡、79.83万円/㎡)。価格中央値はほぼ横並びですが、SRC造のほうが築年は6年古く面積は狭いのに、㎡単価は+4.54万円/㎡上回っています。鉄骨造は2件のみで参考にとどめます。

SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造は柱に鉄骨を内蔵する分、大スパン・高層に向き、旧来は10階建て以上の物件に多く採用されてきました。RC造は近年の技術向上で中高層でも主流になっています。実務上は構造種別そのものより、外壁・給排水管の更新履歴、二重床二重天井かどうか、開口部のサッシ性能といった「実際の住み心地に効く仕様」を確認するほうが実りが多い、というのが編集部の印象です。

新築供給とハイエンド帯の位置づけ

葛飾区の地域特有マンションブランドや、修繕積立金・管理費の相場については公開情報が確認できていません(本レポートでは未確認)。参考として、直近の新築分譲では亀有駅徒歩3分の42戸(35〜65㎡)が4,870万〜9,090万円、京成立石駅徒歩13分の68戸(63〜76㎡、3LDK)が4,998万〜6,698万円で供給されています(出典: マンションサーフィン)。本集計の2020年以降の中古が中央8,280万円であることを踏まえると、築浅中古と新築の価格帯はかなり近接している構図です。

立地軸でみる相場(駅徒歩・エリア内の偏り)

意外な数字から入りましょう。当サービス集計では、駅徒歩11〜15分帯の中央価格4,480万円が、徒歩1〜5分帯の4,380万円を上回っています。駅近のほうが安い――そう見えるのは、面積が違うからです。

駅徒歩帯で読み解く

収集した1664件を駅徒歩で分けると、1〜5分が420件・4,380万円(中央58.03㎡、76.365万円/㎡)、6〜10分が525件・4,280万円(57.91㎡、73.09万円/㎡)、11〜15分が528件・4,480万円(64.96㎡、69.765万円/㎡)、16〜20分が151件・3,499万円(62.6㎡、54.485万円/㎡)。21分以上は16件・3,100万円ですが、サンプルが少なめなので傾向として見る程度です。

価格中央値では順序が乱れますが、㎡単価は徒歩距離に沿ってきれいに右肩下がりになります。徒歩1〜5分の76.365万円/㎡に対し、16〜20分は54.485万円/㎡。差は+21.88万円/㎡です。駅近は狭い住戸で価格を抑え、駅から離れると広さで価格を保つ――葛飾区の中古マンションはその典型といえます。徒歩16〜20分帯の利回り中央値が9.04%と高く出ているのも、この単価水準の裏返しでしょう。前月比では6〜10分帯が3,980万円→4,280万円(+7.5%の上昇)と最も動きました。

地区で二極化する㎡単価

地区別の顔ぶれはさらに刺激的です。件数トップは金町の228件(中央5,230万円、69.8万円/㎡、中央築年1999年)。次いで新宿138件が中央7,980万円・115.8万円/㎡・中央築年2016年と、区内で頭ひとつ抜けています。東新小岩135件は4,980万円・81.78万円/㎡、青戸109件は2,980万円・54.545万円/㎡、亀有103件は3,115万円・66.13万円/㎡、新小岩90件は4,280万円・93.2万円/㎡、奥戸80件は3,480万円・50.98万円/㎡、東金町78件は4,798万円・100.5万円/㎡(中央築年2010年)、堀切73件は4,930万円・73.955万円/㎡、白鳥69件は3,490万円・66.27万円/㎡。

新宿と奥戸で㎡単価は倍以上開きます。ただし新宿・東金町は中央築年が2016年・2010年と築浅に偏っており、地区の地力というより在庫の築年構成の差が大きい、と読むのが素直でしょう。エリアプロフィールによれば路線価の沿線平均は常磐線沿線が211,210円/㎡、京成本線沿線が460,738円/㎡、京成押上線沿線が565,913円/㎡、中央・総武緩行線沿線が1,866,206円/㎡と大きな幅があります(出典: 土地代データ)。土地の値付けの段階から沿線差が織り込まれていることは、頭に入れておきたいポイントです。

リスク要素と注意ポイント

「安い葛飾」を探すほど、確認事項は増えていきます。当サービスが収集した1664件から拾えるリスク要素の比率を、まず数字で押さえておきましょう。

掲載データから見えるリスク要素

旧耐震に該当するのは265件で15.9%。前月の17.6%から-1.7ポイント下がりましたが、依然として6〜7件に1件の水準です。借地権の表示があるものは5件・0.3%。再建築不可と告知事項の表示は本集計では0件でした。ただしこれは掲載文面に該当表記が確認できなかったという意味であり、実態としてゼロであることを保証するものではありません。エリアプロフィールでも、下町エリアには接道条件の悪い物件が一定数存在する可能性が指摘されており、重要事項説明での確認が必須とされています(出典: クレバリーホーム)。掲載段階で分からないことは、必ず現地と書面で潰す。この基本は変わりません。

旧耐震に紐づく「お金の条件」

旧耐震は1981年6月の新耐震基準施行より前に建築確認を受けた建物を指します。ここで注意したいのが築年数との混同です。「築40年だから旧耐震」ではありません。1985年築なら新耐震ですし、逆に確認申請の時期次第で1982年竣工でも旧耐震扱いになることがあります。判定は竣工年ではなく建築確認の時期で行う――これが実務のルールです。旧耐震は住宅ローンの審査や融資期間で不利になりやすく、借入期間が短縮されれば月々の返済負担は増えます。本集計の旧耐震の中央価格2,399万円と新耐震世代の3,480万円の差は1,081万円ですが、金利・期間の条件差を織り込むと、この差は見た目ほど大きくない場合があります。

地理的リスクと、価格交渉のミスマッチ

葛飾区は江戸川・中川・荒川に囲まれた低地帯であり、購入前に区公式のハザードマップを参照することが推奨されています(出典: クレバリーホーム)。液状化リスクや学区評価、医療機関の配置についてはエリアプロフィールでも未確認のため、本レポートでは触れません。内覧時のチェック項目としては、耐震基準の確認、大規模修繕の実施履歴と長期修繕計画、管理組合の運営状況(管理費・修繕積立金の滞納の有無)が挙げられています(出典: クレバリーホーム)。

もうひとつ、売り手と買い手の温度差にも触れておきます。地価上昇を背景に売主が強気の価格を設定する一方、買主は「23区内で割安」という従来イメージを前提に交渉を試み、噛み合わないケースが生じやすいと指摘されています(出典: クレバリーホーム)。実際、令和7年地価公示では葛飾区の住宅地が前年度比+5.4%、商業地が+9.6%の上昇(出典: クレバリーホーム)、基準地価も全用途平均で+6.75%の上昇(出典: 土地代データ)。売主側が強気になる材料は揃っている、というのが現状です。

データが示す「お得ゾーン」と「プレミアムゾーン」

同じ1664件のなかに、まるで別の商品が同居しています。当サービス集計で下位10%と上位10%を切り出すと、その落差がはっきり見えてきます。

お得ゾーン:1,780万円以下の165件

下位10%の境界価格は1,780万円。この帯に入る165件の中央属性は、築1988年・専有面積20.87㎡・駅徒歩9分です。面積20㎡台が中心ということは、ファミリー向けではなく単身向けのコンパクト住戸が主体。駅徒歩は9分と決して遠くありません。前月の境界価格1,930万円から-150万円(-7.8%)下がっており、安値帯の裾がやや広がった月といえます。自己居住というより、賃貸運用や将来の建て替え・住み替えを見据えた保有を想定する層に向くゾーンでしょう。参考までに、駅徒歩16〜20分帯の利回り中央値は9.04%、旧耐震帯は8%。利回りを主眼に置くなら、このあたりが探索範囲になります。

プレミアムゾーン:8,180万円超の165件

上位10%の境界価格は8,180万円。中央属性は築2016年・70.26㎡・駅徒歩5.5分と、下位10%とは正反対の顔つきです。築浅・広め・駅近という三拍子が揃うと、葛飾区でも8,000万円台が当たり前になる。前月の境界7,980万円から+200万円(+2.5%の上昇)と、上位帯はじりじり切り上がっています。上位5%ラインは8,980万円、最上部には4億5,000万円という突出した掲載もあります。新宿地区の中央7,980万円・115.8万円/㎡という水準は、このプレミアム帯の中心地がどこかを示していると読めます。

40日で入れ替わる掲載を、どう捕まえるか

本集計期間に掲載終了した645件の掲載期間は中央値40日。下位25%は21日、上位25%でも58日です。つまり、条件の良い物件の半分は1か月半以内に画面から消えていく計算になります。しかも当サービスが確認しているだけで、期間中の新規掲載は770件、掲載終了は817件。週次でも8月22日週に378件が消え、翌週は265件が新たに載るという入れ替わりの激しさです。この回転速度のなかで、週末にまとめて13サイトを手動で巡回する運用は現実的とは言えません。自分の条件に合う一件が出た瞬間に気づける仕組みを持っているかどうかが、選択肢の幅をそのまま決めてしまいます。

よくある質問(当サービス集計での回答)

Q1. 東京都葛飾区の中古マンションの中古相場はいくら?

当サービスの集計では、13サイトから収集した1664件(2026年8月8日〜9月7日)の掲載価格中央値は4,280万円、平均は4,610万円、㎡単価中央値は69.9万円/㎡でした。安めの4分の1の境目が2,880万円、高めの4分の1の境目が5,980万円で、ボリュームゾーンはおおむね2,900万〜6,000万円です。なお、これは掲載時点の売出価格であり、実際に成約した価格ではありません。参考値として、エリアプロフィールでは2025年10-12月期の平均取引価格が4,090万円とされています(出典: スムナラ)。

Q2. いまは買い時と言えますか?

当サービスの集計では中央値が前月の3,980万円から4,280万円へ+300万円(+7.5%の上昇)、㎡単価中央値も69.11万円/㎡から69.9万円/㎡へと上向いています。エリアプロフィール側でも令和7年地価公示で住宅地が前年度比+5.4%の上昇(出典: クレバリーホーム)、基準地価は全用途平均で+6.75%の上昇(出典: 土地代データ)と報告されており、上昇局面が続いていると読めます。ただし1か月の変動は掲載物件の入れ替わりに大きく左右されます。単月の数字で判断せず、自分の条件帯(築年・面積・駅徒歩)の中央値を数か月追ってから動くのが現実的です。

Q3. 旧耐震物件はどれくらい流通していますか?

当サービスが収集した1664件のうち、旧耐震(1981年6月の新耐震基準施行より前)に該当するのは265件、比率にして15.9%でした。前月の17.6%から-1.7ポイントの縮小です。この帯の中央価格は2,399万円、中央の専有面積は47.81㎡、㎡単価は53.33万円/㎡と割安ですが、住宅ローンの審査や融資期間で不利になりやすい点は押さえておく必要があります。築年数ではなく建築確認の時期で判定される点にも注意してください。

Q4. ㎡単価が高くなる条件は何ですか?

本集計で㎡単価が最も効くのは築年です。旧耐震帯の53.33万円/㎡、1981〜1999年の59.52万円/㎡に対し、2000〜2009年は82.51万円/㎡、2010〜2019年は108.99万円/㎡。次に効くのが駅徒歩で、徒歩1〜5分の76.365万円/㎡に対し16〜20分は54.485万円/㎡です。地区では新宿が115.8万円/㎡、東金町が100.5万円/㎡、新小岩が93.2万円/㎡と高く、これらは中央築年が新しい在庫に偏っている点も影響しています。

Q5. 駅徒歩でどれくらい価格が変わりますか?

当サービス集計の駅徒歩帯別の中央価格は、徒歩1〜5分が4,380万円(420件)、6〜10分が4,280万円(525件)、11〜15分が4,480万円(528件)、16〜20分が3,499万円(151件)です。価格だけ見ると11〜15分が高いのですが、これは中央の専有面積が64.96㎡と広いためで、㎡単価では76.365万円/㎡→73.09万円/㎡→69.765万円/㎡→54.485万円/㎡と徒歩距離に沿って下がります。同じ予算なら、駅から離れるほど広さが買える構図です。

Q6. 今月の葛飾区でとくに注目すべき変化は?

当サービス集計で最も大きく動いたのは構造別の掲載件数です。SRC造が37件→90件(前月比+143.2%の増加)、RC造が152件→316件(前月比+107.9%の増加)と、構造情報の揃った掲載が一気に増えました。同時に築年帯2000〜2009年(品確法世代)も243件→318件(前月比+30.9%の増加)と厚みを増しています。築20年前後の3LDKを検討している人にとっては、比較対象が増えて相場観を掴みやすい月です。

Q7. 狙いの条件で東京都葛飾区の中古マンションの新着を毎日追うには?

本レポートのデータは、LINEで使える新着監視サービス「物件ウォッチ」の実稼働データから生成されています。LINEで友だち追加し「東京都葛飾区 マンション」と送るだけで監視が始まり、本レポートと同じ13サイト(athome、センチュリー21、大京穴吹不動産、大和ハウス、長谷工の仲介、HOME4U、LIFULL HOMES、東急リバブル、ノムコム、ピタットハウス、三井のリハウス、住友ステップ、SUUMO)を15分間隔で自動巡回し、新着・価格変動・掲載終了を通知します。エリア、カテゴリ、予算、築年、面積、利回りなどの複合条件で絞り込めます。無料プランは24時間遅延・1監視まで、リアルタイム通知やAI分析を含む有料プランは月額980円からです。掲載終了までの期間が中央値40日という回転の速さを考えると、自動巡回の価値は小さくありません。

2026年9月のハイライトと注意点

今月、当サービスが13サイトから収集した1664件で最大の発見は、構造情報を持つ掲載の急増でした。SRC造37件→90件(前月比+143.2%の増加)、RC造152件→316件(前月比+107.9%の増加)。母数が倍増したことでRC造の中央値は5,290万円から4,680万円へ-610万円動きましたが、これは値下がりではなく、中位帯の物件が多く混ざったことによる集計上の均しと読むのが妥当です。全体の中央値は4,280万円へ+300万円(+7.5%の上昇)、上位10%の境界も8,180万円へ+200万円と切り上がりました。

ただし2点、注意書きを添えます。ここで扱っている価格はいずれも掲載時点の売出価格であり、実際に成約した価格ではありません。また、同じ物件が複数のサイトに掲載されている場合はそれぞれ1件として数えています。単月の増減を過大に読まず、数か月の推移で判断してください。

本レポートは、物件ウォッチが 13サイト(athome, センチュリー21, 大京穴吹不動産, 大和ハウス, 長谷工の仲介, HOME4U, LIFULL HOMES, 東急リバブル, ノムコム, ピタットハウス, 三井のリハウス, 住友ステップ, SUUMO)から自動収集した掲載データ 1664件(2026-08-08 〜 2026-09-07)を集計した分析です。日本の不動産市場全体の動向を示すものではなく、掲載データからは売買の成約は分かりません。物件の購入判断は必ずご自身の調査と専門家への相談のうえで行ってください。次回の更新は来月初旬を予定しています。

1,664件超の東京都葛飾区 中古マンションから条件に合う1件を

特に 2000年以降 3LDK, 駅徒歩10分以内, 5,500万円以下 は早く動きます。13サイトの新着を15分間隔でチェックして、LINEで即通知。
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※ この記事のデータは物件ウォッチがathome・センチュリー21・大京穴吹不動産・大和ハウス・長谷工の仲介・HOME4U・LIFULL HOMES・東急リバブルなど13サイトを横断して収集した2026年9月8日時点の情報です。実際の価格・在庫は各サイトにてご確認ください。現在掲載中の注目物件20件は 東京都葛飾区 中古マンションの注目物件一覧 から確認できます。