㎡単価は駅徒歩6〜10分がいちばん高い? 距離では割り切れない土地の値付け | 広島県府中町 土地 中古相場分析【2026年7月版】— 171件集計

最終更新: | 171件・6サイトのデータに基づく

「駅に近いほど土地は高い」——そう信じて広島県府中町の土地を探し始めた人ほど、今回のデータに面食らうかもしれない。当サービスが6サイトから集めた171件を並べてみると、㎡単価がいちばん高いのは駅徒歩1〜5分ではなく、6〜10分のゾーンだった。距離だけでは値付けが割り切れない——それがこの町の土地の面白さであり、注文住宅を建てる土地選びの難しさでもある。本稿は2026年6月3日〜7月3日の掲載データをもとに、家を建てるための土地探しという視点で、この町の相場の輪郭を描いていく。

市場サマリー

集計件数
171件
中央値価格
2,800万円
㎡単価中央値
17.4万/㎡
価格帯 (Q1–Q3)
1,980〜3,970万円

広島県府中町 土地の新着を見逃さない

今月の注目: 自由設計 100〜160㎡, 駅徒歩10分以内 3,500万円以下, 桃山・鹿籠エリア 整形地
6サイトを15分間隔で自動チェック。新着が出たらLINEに即通知します。
この月次レポートも毎月3日にLINEで届きます。

LINEで新着通知を受け取る

📝 本稿の読み方

TL;DR / 今月の要点

🗞️ 今月のトピック

府中町の玄関口・JR向洋駅周辺では、連続立体交差事業に合わせた土地区画整理事業が進行中だ。町公式サイトでは建築行為等の許可申請(土地区画整理法第76条申請)の案内が2026年5月15日に更新されており、事業区域内は今も動いている(出典: 府中町公式サイト)。事業の内訳は都市計画道路7路線・延長1,801.2m、区画街路1,330.0m、公園5か所という規模で、駅前広場と幹線道路の整備、密集市街地の再編を進める計画だ(出典: 府中町公式サイト)。整形された宅地が新たに生まれるエリアであり、本サービス集計で駅近ゾーンの㎡単価が高めに出ている背景の一つと重なる。

また地価の面でも動きがあった。2026年の公示地価で広島県内の住宅地・商業地・全用途平均はいずれも5年連続で上昇した(出典: ダイヤモンド不動産研究所)。府中町はその中でも上昇が目立つエリアで、上昇基調が続いていることは本サービス集計の価格水準を読むうえでの前提として押さえておきたい。

広島県府中町 土地の中古市場の輪郭(当サービス集計)

まずは全体像から。171件という母数は、月次のスナップショットとしては十分に厚みがある。ただしこれは日本の土地取引全体を示すものではありません。あくまで6サイトの掲載データを集めた断面図だ。

集めた 171 件の内訳

内訳を見ると、SUUMOが76件と最も多く、次いでathomeが43件、LIFULL HOMESが28件、HOME4Uが16件と続く。三井のリハウス5件、住友ステップ3件は少数の参考値の位置づけだ。掲載情報を補足できたのはSUUMOの3件のみで、多くは価格・面積・立地といった基本情報からの集計となる。件数の多いSUUMOとathomeが全体像の骨格を作っている、と読める。

価格はどこに集中しているか

価格中央値は2,800万円。平均は3,456万円で、中央値を大きく上回る。これは一部の高額な土地が平均を引き上げる「高値の裾を引いた分布」で、真ん中の実感に近いのは中央値のほうだ。安めの4分の1が1,980万円、高めの4分の1が3,970万円。つまり多くの土地が2,000万〜4,000万円の帯に収まる。

裾に目をやると、最小値は150万円、最大値は1億4,305万円と約95倍もの開きがある。最安層(下位5%)は689万円、最上層(上位5%)は9,488万円。同じ「府中町の土地」でも、狭小地と大規模地では別の商品と言っていいほど価格が違う。㎡単価中央値は17.4万円/㎡で、坪換算するとおよそ57万円台。エリア概要にある2026年公示地価の住宅地平均(後述)とも大きく矛盾しない水準に見える。

掲載開始・掲載終了の動き

新着・掲載終了の動きについては、観測期間の制約で参考扱いにとどめたい。今回の集計では週次の新規掲載数に大きな偏りがあり、自然な流通の動きというより、当サービスのスキャンのタイミングの影響が含まれている可能性が高いためだ。この期間中に掲載が終了したのは1件のみで、流通速度をここから語るのは避けるべきだろう。売買が成立したかどうかは掲載データからは分からない点も、あわせて押さえておきたい。

面積帯ごとの相場と「価格の断層」

広島県府中町 土地には、面積の境界ではっきりとした「価格の断層」がある。総額だけを追っていると見えないが、㎡単価という物差しを当てると、地面の値付けの本音が浮かび上がってくる。

面積帯ごとの中央価格

当サービス集計から面積帯を厳密に切り出せる帯は限られるため、下位10%・上位10%の中央面積と、駅徒歩帯・地区別の中央面積を手がかりに整理した。数字を捏造せず、確かなところだけを並べる。

面積帯ごとの中央価格
層・区分 中央面積 価格・単価の目安
下位10%層(1,180万円以下) 約109.93㎡ 狭めの整形地・変形地が中心とみられる
全体の中央 価格中央値2,800万円/㎡単価中央値17.4万円/㎡
上位10%層(6,700万円以上) 約358.965㎡ 大規模地。㎡単価は駅徒歩やエリアで大きく変動

面積が広がるほど総額は跳ね上がる一方、㎡単価がそのまま比例して上がるわけではない。上位10%層は中央面積が約359㎡と下位層の3倍以上あり、総額の高さは主に「広さ」が作っている。逆に言えば、100㎡前後の実需向けの土地は、㎡単価17.4万円/㎡という中央の物差しがそのまま効きやすいゾーンだ。

50/100/200㎡の境界で何が起きているか

注文住宅を建てる目線で見ると、境界の意味は明快だ。3LDK・延床100㎡前後、4LDK・延床120㎡前後を想定するなら、建ぺい率60%・容積率200%程度の一般的な住居系用途地域で必要な敷地は、おおむね100〜165㎡が現実的なラインになる。今回の下位10%層の中央面積が約110㎡というのは、まさにこの「ギリギリ建てられる」帯にあたる。

一方、200㎡を超えると総額が一気に上振れし、上位10%(6,700万円以上)の世界に入る。広い土地はゆとりある設計ができる反面、注文住宅の実需層には総額のハードルが高い。㎡単価17.4万円/㎡を基準にすると、110㎡なら計算上おおむね1,900万円台、165㎡なら2,800万円台が土地代の目安——ここに建築費が乗る、という順で予算を組むのが現実的だろう。

建築条件付き vs 自由設計(建築条件なし)の断層

もう一つの「断層」が、建築条件の有無だ。今回の集計では建築条件付き土地の比率を正確に切り出す項目がないため、比率は本集計では十分なサンプルとして確定できない、と正直に書いておく。ただし一般論として、建築条件付き土地は指定のハウスメーカー・工務店で建てることが前提となるため、土地単体の表示価格は割安に見えても、建物を含めた総額では自由設計と差がつきにくいことがある。

推測だが、区画整理エリアや地場ビルダーが分譲する整形地には建築条件付きが混じりやすいと考えられる。注文住宅で「設計事務所に頼みたい」「好きなビルダーで建てたい」という人は、表示価格だけで飛びつかず、条件の有無を最初に確認したい。土地は安く見えても、建築条件で総額の自由度が変わる——ここは断層として意識しておくべきポイントだ。

用途地域・延床計画から見る相場

広島県府中町で家を建てる土地、坪単価で見ると注文住宅向けはこのゾーンに集中している。ここでは面積帯の数字ではなく、「どんな家を建てたいか」から逆算して考えたい。本サービス集計の数字を、延床計画の物差しに掛け直す。

想定延床から逆算する「買える面積帯」

3LDK・延床100㎡を建てたい場合。建ぺい率60%なら1階の建築面積は最大60㎡、容積率200%なら延床は最大200㎡まで許容される計算だ。総2階なら敷地100㎡前後でも延床100㎡は十分に射程に入る。㎡単価中央値17.4万円/㎡で100㎡なら、土地代はおおむね1,700万〜2,000万円が目安。下位の目安(1,980万円)とほぼ重なる帯であり、実需の入り口として無理のないゾーンと言える。

4LDK・延床120㎡を狙うなら、駐車場や庭のゆとりも考えて敷地120〜150㎡は欲しい。この帯だと土地代は2,000万〜2,600万円台が目安になり、価格中央値2,800万円の少し手前。建築費を足すと総額はぐっと上がるため、土地に回せる予算をどこで線引きするかが勝負になる。

用途地域構成

用途地域の構成については、エリア概要でも住居系が中心(推定7割程度)とされ、マツダ本社・工場の周辺に工業・準工業系(推定2割程度)、向洋駅前や大通り沿いに商業系(推定1割程度)が広がると見られている(いずれも推定値で、町の都市計画図での確認が前提)。

注文住宅の buyer 目線での推奨度を整理すると、第一種低層住居専用地域は日照・高さ制限が手厚く、閑静な住環境を求める人には理想的。第一種中高層・第一種住居は利便性と住環境のバランス型で、実需の主戦場になりやすい。一方、準住居・近隣商業・商業系は住宅も建てられるが、周辺に店舗や交通量が集まりやすい。工業・準工業系は工場の稼働音や臭気のリスクがあり、マツダ関連の施設に近いエリアでは住環境面の確認が欠かせない。

接道・形状・建築条件

家を建てられるかどうかは、価格より先に「接道」で決まる。建築基準法上は幅員4m以上の道路に2m以上接していることが再建築の最低条件だ。今回の集計では再建築不可の表示は0件だったが、土地の場合は掲載時点で条件が明示されないことも多く、旗竿地・路地状敷地・変形地が混じる可能性は残る。現地で間口と道路種別を必ず確認したい。

エリア概要でも、この町は丘陵地形の住宅地が多く、口コミでは坂道の多さが指摘されている。高台の区画は接道の幅員や間口次第で価格が下振れしやすく、逆に向洋駅前の区画整理エリアのような整形地・広幅員道路沿いは割高になりやすいと見られている。加えて、高低差・擁壁の老朽度、上下水道・都市ガスの引き込み状況(丘陵地の古い区画では未整備の場合あり)は、地盤改良費や外構費として総額に跳ね返る。表示価格の「安さ」の裏に、こうした造成コストが隠れていないかを見極めたい。

立地軸でみる相場

駅までの距離は、土地の値段を決める最強の変数——のはずだった。ところが府中町の土地では、その常識が素直には通用しない。当サービスが集めた171件を駅徒歩帯で切り分けると、意外な逆転が見えてくる。

駅徒歩帯ごとの価格感

総額の中央値だけを見ると、駅徒歩1〜5分が3,460万円、6〜10分が3,480万円、11〜15分が3,550万円と、距離が延びてもあまり下がらない。むしろ11〜15分がやや高い。これは面積が絡んでいて、11〜15分帯の中央面積は約216㎡と広く、総額が押し上げられているためだ。

面白いのは㎡単価のほうだ。㎡単価中央値は、1〜5分が18.725万円/㎡、6〜10分が29.44万円/㎡、11〜15分が20.13万円/㎡、16〜20分が17.655万円/㎡、そして21分以上が13.365万円/㎡。もっとも高いのは駅徒歩6〜10分で、最も駅に近い1〜5分を10万円/㎡以上も上回る。単純な「駅近プレミアム」では説明がつかない。仮説として、区画整理で整った駅近の整形地と、古い密集エリアの狭小地が1〜5分帯に混在し、平均的な単価がならされている可能性が考えられる(確証なし)。一方、21分以上になると㎡単価は明確に下がり、総額中央値も2,150万円まで落ちる。「予算重視なら少し歩く」という選択が、この町では素直に効く。

町丁/地区での偏り

地区別に見ると、偏りはさらにくっきりする(いずれもサンプルが少なめの傾向値として)。㎡単価が最も高いのは鹿籠で37.86万円/㎡(中央価格4,280万円)、次いで大通が32.235万円/㎡、桃山が30.25万円/㎡、宮の町が29.68万円/㎡と続く。鹿籠は区画整理課の所在地でもあり、駅周辺の整備が進むエリアと重なる。

対照的に、みくまりは12.97万円/㎡(中央価格1,745万円)、八幡が14.36万円/㎡、瀬戸ハイムが14.5万円/㎡と、割安ゾーンを形成する。鹿籠とみくまりの㎡単価差は約3倍。同じ町内でも、地区名ひとつで土地の価格帯がまるごと入れ替わる。予算と住環境の優先順位を先に決めておくと、探す地区を絞り込みやすい。

リスク要素と注意ポイント

土地は建物と違って「築年」がない。だからこそ、見えにくいリスクが価格に紛れ込む。当サービス集計の数字と、立地固有のリスクを分けて確認しておこう。

当サービス集計のリスク要素

まず朗報から。今回の171件では、旧耐震・再建築不可・借地権・告知事項のいずれのリスク表示も0件だった。土地カテゴリなので旧耐震(1981年6月施行の新耐震基準より前の建物)の概念はそもそも当てはまらないが、再建築不可や借地権が表示上ゼロというのは、探す側にとっては安心材料に見える。

ただし注意したいのは、これは「掲載情報にリスク表示がなかった」という意味であって、現地の実態を保証するものではありません。特に土地は、接道条件や再建築の可否が現地調査・行政窓口での確認を経て初めて確定することが多い。表示ゼロを鵜呑みにせず、幅員4m・間口2m以上という再建築の基本条件は自分の目で確かめたい。

立地に固有のリスク(ハザード)

府中町はWebハザードマップで土砂災害・洪水などの危険性のある場所や避難場所を確認できる体制を整えている(出典: 府中町公式サイト)。丘陵地形の住宅地が多い町ゆえ、高台の区画では土砂災害警戒区域に該当しないかの確認が特に重要だ。土砂災害警戒区域は、住宅の新規立地の抑制などの対策対象になり得るため、資産価値にも影響する。低地部では洪水浸水想定の確認も欠かせない。契約前に町の危機管理課やWebハザードマップで、対象地の指定状況を必ずチェックしたい。

規制・条例で抑えるべき点

用途地域と建ぺい率・容積率の指定は、建てられる延床を左右する最重要事項だ。エリア概要では府中町独自の指定値までは確認できていないため、対象地の用途地域・建ぺい率・容積率は町の都市計画課で確認するのが確実。加えて、向洋駅前の区画整理事業区域内では、都市計画道路の計画線にかかる土地や造成未了区画がある可能性があるため、法務局・区画整理課での確認が必須だ。内見時のチェックポイントは、①接道の幅員と道路種別、②高低差・擁壁の有無と老朽度、③上下水道・都市ガスの引き込み、④区画整理・都市計画道路区域内かどうか——この4点を押さえておきたい。

データが示す「お得ゾーン」と「プレミアムゾーン」

安い土地、高い土地。それぞれにどんな顔ぶれが並んでいるのか。当サービスが集めた171件の両端をのぞくと、府中町の土地の「幅」が見えてくる。

下位10%: 1,180万円以下に並ぶ土地

下位10%層は1,180万円以下、17件が該当する。中央面積は約109.93㎡、駅からは中央値で徒歩10分ほど(サンプルが少なめの傾向値)。100㎡強という広さは、3LDK・延床100㎡を総2階で建てるには十分に射程内だ。予算を土地に使いすぎず建物に回したい人、コンパクトな住まいで十分という人に向くゾーンと言える。ただし低価格の背景には、丘陵地の高低差や接道の弱さ、造成コストが隠れていることもある。安さの理由を現地で見極めるのが前提だ。

上位10%: 6,700万円以上に並ぶ土地

上位10%層は6,700万円以上で、こちらも17件。中央面積は約358.965㎡と、下位層の3倍以上。駅からは中央値で徒歩12分ほど(サンプルが少なめの傾向値)。この層は「広さ」が価格を作っており、ゆとりある庭付きの家、二世帯住宅、あるいは分割・活用を視野に入れる人に向く。ただし総額が大きいぶん、住宅ローンの組み立てや資金計画のハードルは上がる。実需で延床120㎡の4LDKを建てるだけなら、必ずしもこの層に踏み込む必要はない。

本稿で描いた分布のどこを狙うかが決まったら、次は条件を絞って探し続けるフェーズに入る。府中町の土地は地区や接道条件で価格が大きく振れるうえ、整形地・自由設計・駅近といった好条件が重なる区画は数が限られる。掲載から売主の判断まで、動きが速い個体を人力で追い続けるのは現実的ではない。

だからこそ、条件に合う土地が出た「その瞬間」を捉える仕組みが要る。地区・面積・予算・接道といった複合条件で網を張り、新着や価格変動を自動で拾い上げる——毎日の自動追跡が、限られた好条件区画への最短ルートになる。

よくある質問(当サービス集計での回答)

Q1. 広島県府中町 土地の坪単価はいくらですか? 当サービスの集計では、㎡単価中央値は17.4万円/㎡で、坪換算するとおよそ57万円台です。ただし地区差が大きく、鹿籠は37.86万円/㎡、みくまりは12.97万円/㎡と約3倍の開きがあります(いずれもサンプルが少なめの傾向値)。参考として、2026年公示地価では府中町の住宅地の平均は坪単価201万円/坪(60.9万円/㎡)で、前年比+4.8%上昇しています(出典: トチノカチ)。掲載データと公示地価は性質が違うため、単純比較ではなく両にらみで見るのが安全です。

Q2. 広島県府中町 土地の買い時はいつですか? 本集計は月次のスナップショットのため、「いつが底」と断定はできません。ただしエリア概要では、2026年の広島県の公示地価が住宅地・商業地とも5年連続で上昇しており、府中町はその中でも上昇が目立つエリアです。上昇基調が続く局面では、条件に合う土地が出たときに動けるよう準備しておくことが、結果的に買い時を逃さないことにつながります。

Q3. 建築条件付き土地はどれくらい流通していますか? 当サービスの集計では、建築条件付きの比率を正確に切り出す項目がないため、確定した数字は本集計では出せません。一般論として、区画整理エリアや地場ビルダーの分譲整形地には建築条件付きが混じりやすいと考えられます。自由設計を希望する場合は、表示価格だけで判断せず、条件の有無を最初に確認してください。

Q4. 広島県府中町 土地で坪単価が高いのはどんな条件ですか? 本集計では、㎡単価が高いのは駅徒歩6〜10分帯(29.44万円/㎡)と、鹿籠・大通・桃山といった駅周辺・整備が進むエリアでした。意外にも駅徒歩1〜5分(18.725万円/㎡)より6〜10分のほうが高く、これは1〜5分帯に古い狭小地が混じり単価がならされている可能性が考えられます(確証なし)。「駅に一番近い=一番高い」とは限らないのがこの町の特徴です。

Q5. 用途地域の違いで価格はどれくらい変わりますか? 本集計は用途地域別の価格を直接切り分けていませんが、エリア概要では住居系が中心(推定7割程度)で、工業・準工業系(推定2割程度)、商業系(推定1割程度)が続くと見られています。一般に商業系は利便性で価格が高めに、工業・準工業系は住環境リスクがあるぶん実需向けには敬遠されやすい傾向です。対象地の用途地域は町の都市計画課で必ず確認してください。

Q6. 駅から少し離れると、本当に割安になりますか? 本集計では、その傾向がはっきり出ています。㎡単価中央値は駅徒歩21分以上で13.365万円/㎡まで下がり、総額中央値も2,150万円と、全体の中央値2,800万円を下回ります。坂道や接道条件は要確認ですが、「予算を建物に回したい」「少し歩いても構わない」という人には、21分以上ゾーンは現実的な選択肢になり得ます。

Q7. 狙いの条件で広島県府中町 土地の新着を毎日追うには? 当サービス(物件ウォッチ)は、athome, HOME4U, LIFULL HOMES, 三井のリハウス, 住友ステップ, SUUMO などの6サイトを15分間隔で自動巡回し、条件に合致する新着物件をLINEに即時通知します。「100〜160㎡ × 建築条件なし × 駅徒歩10分以内」のような複合条件も設定でき、無料プランなら24時間遅延版で試せます。本稿で見たとおり、地区や接道で価格が大きく振れるこの町では、好条件区画が数少ないぶん、自動追跡が事実上の必須ツールと言えます。

2026年7月のハイライトと注意点

今月のデータで最も特筆すべきは、やはり「駅徒歩と㎡単価の逆転」だ。当サービスが集めた171件では、㎡単価中央値がもっとも高いのは駅徒歩6〜10分(29.44万円/㎡)で、1〜5分(18.725万円/㎡)を10万円/㎡以上も上回った。距離という単純な物差しだけでは、この町の値付けは読めない。整形地か狭小地か、区画整理エリアか古い密集地か——中身を見ないと本当の相場観はつかめない、というのが今月の教訓だ。

一方で、いくつか注意点も添えておきたい。まず、表示価格は売出時点の価格であって成約価格ではありません。次に、観測期間が短いため新着・掲載終了の件数比較は参考程度にとどめるべきだ。そして、同じ土地が複数サイトに掲載されている場合はそれぞれ1件として数えている。これらの前提を踏まえたうえで、継続観測を重ねれば、地区ごとの相場の底堅さや、区画整理の進展が価格に与える影響がより鮮明に見えてくるはずだ。

本レポートは、物件ウォッチが6サイト(athome, HOME4U, LIFULL HOMES, 三井のリハウス, 住友ステップ, SUUMO)から自動収集した広島県府中町 土地171件の掲載データに基づく集計です。日本の不動産市場全体の動向を示すものではありません。分析対象期間は2026年6月3日〜7月3日。表示価格は売出時点のもので、成約価格ではない点にご留意ください。本レポートは月1回の更新を予定しています。

171件超の広島県府中町 土地から条件に合う1件を

特に 自由設計 100〜160㎡, 駅徒歩10分以内 3,500万円以下, 桃山・鹿籠エリア 整形地 は早く動きます。6サイトの新着を15分間隔でチェックして、LINEで即通知。
この月次レポートも毎月3日にLINEで届きます。

LINEで新着通知を受け取る

他のレポート

過去の広島県府中町 土地に関する記事

※ この記事のデータは物件ウォッチがathome・HOME4U・LIFULL HOMES・三井のリハウス・住友ステップ・SUUMOを横断して収集した2026年7月4日時点の情報です。実際の価格・在庫は各サイトにてご確認ください。現在掲載中の注目物件20件は 広島県府中町 土地の注目物件一覧 から確認できます。