上位10%ラインが−29.9%下落、府中町の土地は高値帯が入れ替わった | 広島県府中町 土地 中古相場分析【2026年8月版】— 175件集計
1カ月で「高い方の土地」が消えた——そう見える数字が出ました。当サービスが6サイト(athome、HOME4U、LIFULL HOMES、三井のリハウス、住友ステップ、SUUMO)から収集した広島県府中町の土地175件(2026年7月6日〜8月5日掲載分)を集計したところ、上位10%の境界価格は前月の6,700万円から4,700万円へ−29.9%の下落。全体の価格中央値も2,800万円から2,485万円へ下がりました。家を建てる土地を探している人にとって、この変化は何を意味するのか。数字を一つずつほどいていきます。
市場サマリー
広島県府中町 土地の新着を見逃さない
今月の注目: 土地 2,500万円以下, 駅徒歩10分以内, 敷地面積120㎡以上
6サイトを15分間隔で自動チェック。新着が出たらLINEに即通知します。
この月次レポートも毎月3日にLINEで届きます。
📝 本稿の読み方
- 分析対象: 6サイト(athome, HOME4U, LIFULL HOMES, 三井のリハウス, 住友ステップ, SUUMO)の掲載データ 175件、期間 2026-07-06 〜 2026-08-05
- 集計方法: 期間中に各サイトに掲載されていた物件を集計しています。価格変更などで同じ物件が再掲載された場合は、URLでまとめて1件として扱っています。
- 表示価格は売出時点の価格で、実際に成約した価格ではありません
- 同じ物件が複数サイトに掲載されている場合は、それぞれを1件として数えています
- 週次レポートとは数字が一致しません: 本月次レポートは直近30日間に掲載が確認できた物件を期間全体で集計します(複数サイトに掲載された物件は各サイトで1件ずつ、同一サイト内の再掲載はURLでまとめて1件)。週次レポートは週末時点に掲載中だった物件だけを切り取る断面集計のため、重複の数え方・集計窓・時点の取り方が異なり、件数や中央値は月次と週次で一致しないのが正常です
TL;DR / 今月の要点
- 当サービスが6サイトから収集した広島県府中町の土地175件では、価格中央値は2,485万円。前月の2,800万円から−11.2%の下落となった
- 上位10%の境界価格が6,700万円→4,700万円へ−29.9%の下落。高額帯の顔ぶれが入れ替わったことが今月最大の変化
- 本集計の㎡単価中央値は17.6万円/㎡(1坪≒3.3㎡換算で約58万円/坪)。エリア概要にある府中町平均72.13万円/坪(出典: 土地データ)より控えめな水準
- 価格帯の山は1,500〜2,000万円の40件。次いで2,000〜2,500万円が27件、2,500〜3,000万円が24件と、注文住宅の土地予算ゾーンに厚みがある
- 駅徒歩6〜10分の32件は中央値3,030万円、21分以上の39件は1,980万円。その差は1,050万円で、徒歩距離がそのまま総額に効いている
- 地区別(いずれもサンプル少なめの傾向値)では鹿籠4,280万円・桃山3,980万円が高く、みくまり1,770万円・城ケ丘1,480万円(参考値)が安い
- 掲載データ上の旧耐震・再建築不可・借地権・告知事項の表示比率はいずれも0%。ただし土地カテゴリでは未記載のケースがあり、接道と境界は現地・役所で確認したい
📊 今月の主要数値(当サービス集計)
- 価格中央値: 2,485万円
- ㎡単価中央値: 17.6万円/㎡
- 中央値の前月比: -11.2%
- 集計件数: 175件(6サイト)
- 掲載期間の中央値: 1日
今月のトップ3変化(前月比)
上位10%の境界価格が6,700万円→4,700万円、−29.9%の下落
当サービスの集計で最も動いたのはここでした。高値側の入口が2,000万円分下がり、上位5%ラインも9,488万円相当から8,985万円へ−5.3%。件数自体は171件から175件へほぼ横ばいなので、総量が減ったのではなく高額帯の顔ぶれが入れ替わったと読めます。推測ですが、前月に載っていた大型区画がいったん掲載を終え、代わりに中規模区画が積み増された可能性があります(確証なし)。
駅徒歩1〜5分の中央値が3,460万円→2,890万円(−16.5%)
本集計で最も価格が張るはずの駅近帯が、1カ月で570万円下がりました。件数は30件から28件へ微減で、母数の変化は小さめ。この帯の中央面積は143.69㎡と広めのままなので、単純な「狭い区画が増えたから安く見える」構図ではありません。掲載の入れ替わりで価格レンジの中身が動いた、というのが素直な読み方です(サンプルが少なめなので傾向として)。
駅徒歩11〜15分も3,550万円→2,998万円(−15.5%)
当サービスの集計では、この帯は件数27件→28件とほぼ同数のまま中央値だけが552万円下がりました。一方で高めの4分の1のラインは8,985万円と極端に高く、同じ徒歩帯に3,000万円弱の区画と1億円級の大型地が同居しています。中央値だけを見て「安くなった」と早合点せず、面積と形状をセットで確認したい帯です。
広島県府中町 土地の中古市場の輪郭(当サービス集計)
175件という数字を、まず「どこから集まったか」で分解してみます。
集めた175件の顔ぶれ
当サービスが6サイトから収集した広島県府中町の土地175件のうち、SUUMOが76件、athomeが44件、LIFULL HOMESが29件、HOME4Uが17件。住友ステップ5件、三井のリハウス4件は少数の参考値です。掲載サイトごとの中央価格はSUUMO 2,496.5万円、athome 2,480万円、HOME4U 2,480万円、LIFULL HOMES 2,750万円と、上位サイト間ではよく揃っています。ただし中央面積はathomeが50㎡、他が135〜160㎡台と大きく食い違う点は注意が必要で、面積の記載粒度がサイトによって異なっている可能性があります(推測、確証なし)。
価格はどこに集中しているか
価格中央値は2,485万円。安めの4分の1が1,980万円、高めの4分の1が3,480万円ですから、真ん中の半分はおおむね2,000万円台に収まる計算です。最安層(下位5%)は945万円、最上層(上位5%)は8,985万円、最小値150万円から最大値1億4,305万円まで幅は広く、平均は3,149万円と中央値を664万円上回ります。高値の裾を長く引いた分布で、平均値を相場と思い込むと予算感を誤ります。㎡単価中央値は17.6万円/㎡。件数の山は1,500〜2,000万円が40件で最多、2,000〜2,500万円が27件、2,500〜3,000万円が24件と続き、注文住宅の土地予算に重なるゾーンに厚みがあります。
掲載の出入り
直近30日で新たに掲載されたのが37件、掲載が終了したのが31件。出入りの比率は約1.19倍で、わずかに積み増し優位です。週別に見ると7月6日週が新規16件と突出し、7月13日週は1件と静か。土地探しは「毎週同じペースで新着が出る」わけではないことが、本集計の週次の動きからもはっきり読み取れます。
価格帯の断層と区画条件(築年ではなく土地条件で読む)
広島県府中町の土地には、面積の境界ではっきりとした「価格の断層」が走っています。ただし本集計はその断層を、正直に言えば全部は測り切れていません。何が見えて、何が見えないのかを先に示します。
面積帯ごとに見える手がかり
当サービスの集計は面積帯別の内訳を直接持っていないため、下位10%層・上位10%層・駅徒歩帯別の中央面積から輪郭を描きます。
| 面積帯 | 本集計での手がかり | 価格の目安 |
|---|---|---|
| 50㎡未満 | 直接の内訳は算出していない | 最小値150万円という小口の区画が存在 |
| 50〜100㎡ | 青崎東(8件・参考値)の中央面積89.88㎡ | 中央価格2,180万円 |
| 100〜200㎡ | 本集計の主戦場。駅徒歩6〜10分帯の中央面積120㎡ | 全体中央値2,485万円/同帯の中央値3,030万円 |
| 200㎡以上 | 上位10%層17件の中央面積350.29㎡ | 境界価格4,700万円以上 |
50/100/200㎡の境界に走る「価格の断層」
読み取れる断層は二つ。ひとつは100㎡前後の壁です。青崎東の90㎡弱で2,180万円、120㎡クラスで3,030万円と、面積が3割増えると総額は850万円ほど上がる。もうひとつは200㎡超の壁で、上位10%層は中央面積350.29㎡・4,700万円以上。約4,700万円で「敷地は倍以上、総額も倍近い」世界に切り替わります。注文住宅の視点で言えば、3LDK延床100㎡前後なら100〜150㎡の敷地、4LDK延床120㎡前後なら130〜170㎡の敷地が現実的な射程です。府中町の用途地域ごとの建ぺい率・容積率は公開情報として今回は確認できていないため、希望延床が入るかは必ず個別に役所で確認してください。
建築条件付きと自由設計の断層
ここは正直に書きます。当サービスが収集した175件のデータは建築条件の有無を項目として保持しておらず、比率は算出できません。エリア概要でも府中町の建築条件付き土地比率は未確認とされています。ただ、向洋駅前では総事業費約192億円の土地区画整理事業が進み、新規に整備された宅地が生まれています(出典: DATA MAX)。仮説として、こうした新規宅地には建築条件付き分譲が一定程度含まれる可能性がありますが、確証はありません。実務上は「土地2,480万円」という表示が自由設計なのか、指定ビルダーでの建築を前提とした総額なのかで、資金計画がまるごと変わります。同じ2,000万円台でも中身は別物、という前提で問い合わせたいところです。
また、土地カテゴリにもかかわらず「2020年以降」という区分に7件(中央値1,980万円、中央面積143.69㎡)が入っています。これは造成年や分譲時期が拾われたものと見られ、7件のみの参考値です。土地選びでは築年より、面積・接道・地盤の三点を優先して見るのが実際的でしょう。
用途地域・接道条件でみる価格差
広島県府中町で家を建てる土地は、当サービスの集計で見るかぎり2,000万円台の100〜160㎡ゾーンに最も厚みがあります。ここから、実際に図面が引けるかどうかを逆算してみます。
想定延床から逆算する「買える面積帯」
3LDK延床100㎡前後を総二階に近い形で建てるなら、1階の建築面積はおおむね50〜60㎡。建ぺい率60%なら敷地は最低でも90〜100㎡、駐車2台と庭を取るなら120㎡は欲しくなります。4LDK延床120㎡前後なら1階60〜70㎡、敷地は130〜170㎡が現実線です。本集計の中央面積は駅徒歩6〜10分帯で120㎡、徒歩16〜20分帯で186.39㎡、徒歩21分以上帯で152㎡。つまり徒歩10分圏では「延床100㎡はいけるが120㎡だと窮屈」、徒歩15分より外なら「4LDKでも余裕を持って配置できる」という住み分けになります。予算で言えば、120㎡クラスなら3,000万円前後、150㎡超なら2,000万円前後という当サービス集計の中央値が、そのまま土地予算の物差しになります。
用途地域は「未確認」——だからこそ最初に確認する
府中町の用途地域構成は、エリア概要でも比率データが確認できていません。第一種低層住居専用地域なら日照と静けさは最良ですが、高さ10mまたは12mの制限があり、容積率も抑えめで3階建ての自由度は下がります。第一種中高層・第一種住居は容積率200%前後まで見込めることが多く、延床120㎡の確保はしやすい。一方、府中町はマツダの本社・本社工場が所在する企業城下町として知られており(出典: DATA MAX)、工場周辺では工業系の用途地域が指定されている可能性があります。エリア概要でも「工業地域・準工業地域の指定と、それに伴う建築制限の有無を確認することが望ましい」と注意喚起されています(出典: DATA MAX、健美家)。住宅は建てられても、大型車両の通行や操業音が生活時間帯に重なるかは、平日の朝夕に現地で確かめるしかありません。
接道・形状・建築条件と、見えない工事費
本集計では旗竿地・整形地の別を項目として持っていないため、構成比は出せません。ただし価格の散らばりから間接的に読めることはあります。同じ徒歩11〜15分帯でも中央値2,998万円に対し高めの4分の1が8,985万円。この開きは面積差だけでなく、形状と接道の差も含んでいると解釈できます(推測)。確認すべきは三点。幅員4m以上の道路に2m以上接しているか(再建築可の最低ライン)、位置指定道路なら持分の有無、そして向洋駅前の区画整理エリアでは換地処分が済み境界確定が完了しているか、です(出典: DATA MAX)。加えて土地代の外側に、上下水道・ガスの引込み、高低差のある区画の擁壁点検、地盤改良費が乗ります。府中町のハザード情報はエリア概要では未確認のため、洪水・土砂の指定は町の公表資料で必ず自分の目で確かめてください。「安い土地」が安いままで終わるかは、この見えない部分で決まります。
立地軸でみる相場(駅徒歩・エリア内の偏り)
駅からの距離が、そのまま総額に効く——当サービスの集計は、その素直な相関を見せています。ただし一カ所だけ、順番がねじれています。
駅徒歩帯別の中央価格は、1〜5分が2,890万円(28件)、6〜10分が3,030万円(32件)、11〜15分が2,998万円(28件)、16〜20分が2,880万円(23件)、21分以上が1,980万円(39件)。最も高いのは徒歩1〜5分ではなく6〜10分帯でした。理由は面積にあります。徒歩6〜10分の中央面積は120㎡と最もコンパクトで、それでいて総額は最高。裏を返せば、この帯は㎡あたりで見ると集計全体の中央値17.6万円/㎡を明確に上回る、府中町でいちばん「土地そのものが高い」ゾーンだということです。逆に徒歩21分以上の39件は中央面積152㎡で1,980万円と、㎡単価は全体中央値を下回ります。徒歩6〜10分と21分以上の総額差は1,050万円。この差額を、通勤の10分と建物の仕様のどちらに振るかが、注文住宅の最初の分岐点になります。
地区別(いずれも10件台以下でサンプルが少なめ、傾向として)も鮮明です。高い側は鹿籠が中央値4,280万円(10件・中央面積159.23㎡)、桃山が3,980万円(14件・123.36㎡)。桃山は面積が小さいのに総額が高く、㎡あたりでは本集計でも上位に立ちます。中間帯は浜田2,880万円(14件)、宮の町2,280万円(14件)、八幡2,150万円(13件)。安い側は瀬戸ハイム1,980万円(17件・154㎡)、みくまり1,770万円(16件・177.71㎡)、参考値ながら城ケ丘1,480万円(7件)。みくまりは中央面積が177㎡台と広く、それで1,770万円ですから、広い敷地を確保したい人にとっては有力な候補地に見えます。ただし府中町は起伏のある地形も含むエリアで、安価な区画には高低差や擁壁が絡むことがあるため、現地確認は必須です。
交通面の背景として、府中町の玄関口はJR呉線の向洋駅とされ、2025年春開業予定とされた広島駅の新駅ビル(地上20階建て、路面電車の電停が2階へ移設)により沿線の利便性向上が期待されています(出典: 健美家)。当サービスの集計で徒歩10分圏の価格が張っているのは、この通勤利便性への評価が反映された結果と解釈できるかもしれません(推測)。
リスク要素と注意ポイント
当サービスが収集した175件で、旧耐震・再建築不可・借地権・告知事項の表示比率は、いずれも0%でした。——安心していい数字ではありません。
土地カテゴリでは建物がないため旧耐震という概念自体が該当せず、借地権や告知事項も掲載側が積極的に書かないかぎりデータに現れません。とくに「再建築不可」は、掲載文面に書かれていなくても、実際には幅員4m未満の道路にしか接していない、あるいは接道幅が2mに届かないという区画が混じり得ます。本集計の0%は「掲載情報の中に該当表示がなかった」という意味であって、現地の安全証明ではない、という理解が正確です。逆に言えば、価格が周囲より不自然に安い区画に出会ったときは、まず接道と間口をメジャーで測るところから始めるべきでしょう。
府中町固有の確認事項として、エリア概要は二点を挙げています。ひとつは向洋駅前の土地区画整理事業(総事業費約192億円、工事完了は2023年度予定とされた)に関わるエリアで、対象地の換地処分が済んでいるか、道路の位置指定と境界確定が完了しているかを必ず確認すること(出典: DATA MAX)。境界未確定のまま契約すると、外構や擁壁の工事計画が組めません。もうひとつは、マツダ本社・工場に近接するエリアでの工業系用途地域の指定と建築制限の確認です(出典: DATA MAX、健美家)。
ハザードについては、洪水・土砂災害・液状化のいずれもエリア概要では未確認(公開情報として今回は取得できていない)でした。ここは推測で埋めるべきところではないので、町が公表するハザードマップと、法務局・現地の擁壁状況を自分で突き合わせてください。とくに高低差のある区画では、既存擁壁が現行基準を満たしていない場合、作り直しに数百万円規模の費用が乗ることがあります。本集計の中央値2,485万円という土地予算に対して、これは無視できない比率です。
もう一点、価格そのもののリスク。前月比で中央値は−11.2%、上位10%ラインは−29.9%の下落と、1カ月で数字が大きく動きました。これは掲載物件の入れ替わりによる中央値の移動であって、個々の土地が値下げされたことを直接意味するわけではありません。本集計は掲載時点の売出価格を集めたもので、実際に取引が成立した価格ではない——この区別だけは、判断の前に必ず思い出してください。
データが示す「お得ゾーン」と「プレミアムゾーン」
同じ府中町の土地でも、下位10%と上位10%ではまったく別の買い物になります。当サービスの集計から、その両端を覗いてみます。
お得ゾーン:1,180万円以下の17件
下位10%の境界価格は1,180万円。この層17件の中央面積は109.93㎡、駅からは中央値で徒歩11分です。ここが面白いところで、「安い=駅から遠い」とは限らない。徒歩11分で110㎡弱という条件は、延床100㎡前後の3LDKなら十分に成立し得る土地です。ではなぜ安いのか。データからは形状・接道・高低差までは分かりませんが、価格が中央値2,485万円の半分以下である以上、何らかの要因が必ず価格に織り込まれていると考えるのが自然でしょう(推測)。地区で言えば城ケ丘(参考値、中央値1,480万円)やみくまり(1,770万円)がこの帯に重なります。造成費や擁壁のやり直しを見込んだうえで、それでも総予算が収まるかを試算できる人には、非常に良い狩り場です。
プレミアムゾーン:4,700万円以上の17件
一方の上位10%層は境界価格4,700万円、中央面積350.29㎡、駅徒歩中央値13分。徒歩距離は下位層とほぼ変わらず、違いは面積です。350㎡といえば約106坪。二世帯住宅や、庭とガレージをしっかり取りたい計画向けで、注文住宅としては相当に贅沢な部類に入ります。この上位ラインが前月の6,700万円から4,700万円へ下がったことで、「大きな敷地」への入口が一段下がった格好です。ただしこの層は1億円超の大型地も含み、価格の幅が極めて広い点は差し引いて見る必要があります。
端を狙うなら、追い方を変えるしかない
中央値付近の土地は数がありますが、両端——安くて条件が読める区画と、広くて価格が下がった区画——は数えるほどしかありません。当サービスの集計では、掲載が終了するまでの日数は8件の少数サンプルながら中央値1日、4分の3が8.5日以内。件数が少ないので断定はできませんが、少なくとも「週末にまとめてサイトを回る」やり方では取りこぼしが出る余地はありそうです。新規掲載も7月6日週の16件から7月13日週の1件まで週ごとに大きく振れており、探すタイミングを自分でコントロールするのは現実的ではありません。だからこそ、条件を先に決めて自動で拾わせる、という発想が要ります。
よくある質問(当サービス集計での回答)
Q1. 広島県府中町 土地の坪単価はいくら?
当サービスの集計では、収集した175件の㎡単価中央値は17.6万円/㎡でした。1坪≒3.3㎡で換算するとおよそ58万円/坪です。一方、エリア概要では国土交通省の取引価格情報に基づく集計として府中町の平均72.13万円/坪(県内3位、広島市中区149.63万円/坪、南区117.33万円/坪に次ぐ)が示されています(出典: 土地データ)。前者は掲載中の売出価格、後者は実取引の集計という違いがあり、単純比較はできません。
Q2. いまは買い時ですか?
当サービスの集計では、価格中央値が前月の2,800万円から2,485万円へ−11.2%の下落、上位10%の境界価格は6,700万円から4,700万円へ−29.9%の下落となりました。ただしこれは掲載物件の入れ替わりを含む中央値の移動で、個々の土地が値下げされたことを直接示すものではありません。むしろ注目したいのは、2,000万円台に件数が集中し選択肢が厚いこと。予算内での比較検討がしやすい時期だとは言えます。
Q3. 建築条件付き土地はどのくらい流通していますか?
当サービスが収集した175件のデータは建築条件の有無を項目として保持していないため、比率は算出できません。エリア概要でも府中町の建築条件付き比率は未確認とされています。実務上は、掲載ページの「取引態様」「建築条件」欄を個別に確認し、条件付きの場合は指定ビルダーの標準仕様と坪単価まで聞いたうえで、土地+建物の総額で比較してください。表示価格だけでは総コストは読めません。
Q4. 坪単価が高くなるのはどんな条件ですか?
本集計で見ると、駅徒歩6〜10分帯(32件)は中央面積120㎡と最もコンパクトなのに中央価格3,030万円と最高で、㎡あたりでは全体中央値17.6万円/㎡を明確に上回ります。地区では鹿籠(10件・中央値4,280万円)と桃山(14件・3,980万円)が高い側。とくに桃山は中央面積123.36㎡と小さめでこの価格帯なので、単価水準は上位です。いずれもサンプルが少なめなので傾向として捉えてください。
Q5. 用途地域による価格差はありますか?
当サービスの集計は用途地域を項目として持っていないため、直接の価格差は算出できません。またエリア概要でも府中町の用途地域構成は未確認です。ただし同エリアはマツダの本社・本社工場が所在する企業城下町として知られ(出典: DATA MAX)、工場周辺での工業系用途地域の指定と建築制限の確認が推奨されています(出典: DATA MAX、健美家)。第一種低層住居専用地域は環境が良い反面、高さ・容積率の制限で希望延床が入らないこともあるため、必ず個別確認を。
Q6. 向洋駅前エリアの土地は、他と何が違いますか?
当サービスの集計では駅徒歩1〜5分帯28件の中央価格は2,890万円(前月3,460万円から−16.5%)ですが、価格以上に確認すべきは権利と境界です。向洋駅前では総事業費約192億円の土地区画整理事業が進み、道路・宅地が刷新されました(出典: DATA MAX)。エリア概要は、対象地の換地処分が済んでいるか、道路の位置指定・境界確定が完了しているかを必ず確認するよう促しています。整形地化が進む一方、手続きの段階確認は欠かせません。
Q7. 狙いの条件で広島県府中町 土地の新着を毎日追うには?
当サービスの集計はLINEで使える「物件ウォッチ」の実稼働データから生成されています。LINEで友だち追加し「広島県府中町 土地」と送るだけで監視が始まり、本レポートと同じ6サイト(athome、HOME4U、LIFULL HOMES、三井のリハウス、住友ステップ、SUUMO)を15分間隔で巡回し、新着・価格変動・掲載終了を通知します。エリア・予算・面積などの複合条件で絞り込み可能。無料プラン(24時間遅延・1監視)があり、リアルタイム通知は¥980/月からです。
2026年8月のハイライトと注意点
今月の主役は、間違いなく上位10%ラインの−29.9%の下落でした。当サービスが6サイトから収集した175件で、高値側の入口が6,700万円から4,700万円へ2,000万円下がった。総件数は171件から175件へほぼ横ばいですから、高額帯が減ったというより顔ぶれが入れ替わった、と読むのが妥当です。連動して駅徒歩1〜5分は−16.5%、11〜15分は−15.5%、6〜10分は−12.9%と、駅近3帯がそろって下がりました。一方で㎡単価中央値は17.6万円/㎡と前月からほぼ横ばい(+1.6%の上昇)。つまり土地の値打ちそのものが崩れたのではなく、掲載されている区画の大きさや性格が変わったと解釈するのが自然です。ここで二つ、断っておきます。ひとつ、これらは売出時点の掲載価格であり、実際に成立した価格ではありません。ふたつ、同じ土地が複数サイトに載っている場合はそれぞれ1件として数えています。数字は輪郭を掴む道具であって、最後は現地の接道と高低差が決める——その順番は変わりません。
本レポートは、物件ウォッチが 6サイト(athome, HOME4U, LIFULL HOMES, 三井のリハウス, 住友ステップ, SUUMO)から自動収集した掲載データ 175件(2026-07-06 〜 2026-08-05)を集計した分析です。日本の不動産市場全体の動向を示すものではなく、掲載データからは売買の成約は分かりません。物件の購入判断は必ずご自身の調査と専門家への相談のうえで行ってください。次回の更新は来月初旬を予定しています。
175件超の広島県府中町 土地から条件に合う1件を
特に 土地 2,500万円以下, 駅徒歩10分以内, 敷地面積120㎡以上 は早く動きます。6サイトの新着を15分間隔でチェックして、LINEで即通知。
この月次レポートも毎月3日にLINEで届きます。
他のレポート
過去の広島県府中町 土地に関する記事
- 2026年8月5日 広島県府中町 土地の月次相場レポート (この記事)
- 2026年7月 広島県府中町 土地の月次相場レポート
※ この記事のデータは物件ウォッチがathome・HOME4U・LIFULL HOMES・三井のリハウス・住友ステップ・SUUMOを横断して収集した2026年8月5日時点の情報です。実際の価格・在庫は各サイトにてご確認ください。現在掲載中の注目物件20件は 広島県府中町 土地の注目物件一覧 から確認できます。