鉄骨造は6件に半減、1K/1DKの中央値は+36.5%の上昇 | 東京都中央区 中古マンション 中古相場分析【2026年9月版】— 3981件集計

最終更新: | 3,981件・13サイトのデータに基づく

同じ中央区の中古マンションで、片や5,480万円、片や1億8,800万円。築年帯が変わるだけで、中央価格は3倍以上に開く。当サービスが13サイトから自動収集した2026年8月4日〜9月3日の掲載データ3,981件を集計すると、価格中央値は1億3,480万円、㎡単価中央値は216.8万円/㎡。しかも掲載が消えるまでの日数は中央値19日と短い。今月の数字から、どこに買える余地が残っているのかを読み解いていく。

市場サマリー

集計件数
3,981件
中央値価格
13,480万円
㎡単価中央値
216.8万/㎡
価格帯 (Q1–Q3)
9,980〜18,500万円
期間内 新規掲載
1,943件

東京都中央区 中古マンションの新着を見逃さない

今月の注目: 2000〜2009年築×2LDK, 駅徒歩5分以内×1LDK, 新川・日本橋浜町の高利回り
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📝 本稿の読み方

TL;DR / 今月の要点

📊 今月の主要数値(当サービス集計)

今月のトップ3変化(前月比)

構造別「鉄骨造」が12件→6件に、中央値も2,005万円下落

本集計で最も大きく振れたのは鉄骨造だ。前月は12件・中央値1億290万円、今月は6件・8,285万円(前月比−50.0%、価格は−19.5%)。ただし6件は少数の参考値で、母数の入れ替わりだけで数字が大きく動く領域だ。中央区の中古マンションはRC造415件・SRC造161件が主力であり、鉄骨造の増減を全体トレンドとして読むのは危険。参考として眺めるにとどめたい。

1K/1DKの中央値が4,600万円→6,280万円へ(+36.5%の上昇)

コンパクト住戸の中央値が前月比+36.5%の上昇。件数は121件→111件とほぼ横ばいで、価格帯の構成が入れ替わったことによる変化と読める。本集計では1K/1DKの中央築年は2004年、中央面積30.03㎡。仮説として、旧耐震の低価格ワンルームの掲載が減り(旧耐震は311件→288件)、築浅の投資用住戸の比率が上がったことが押し上げに効いた可能性がある(確証なし)。単月の振れとして、来月の再確認が要る数字だ。

2000〜2009年(品確法)帯は件数減でも中央値は+1.8%の上昇

本集計の品確法世代(2000年施行、10年瑕疵保証を義務化)は1,022件→885件と−13.4%の減少。にもかかわらず中央値は1億1,780万円→1億1,990万円と+1.8%の上昇だ。掲載数が絞られる局面で価格が下がっていないのは、売り手が値を落として動かす必要を感じていないことの表れと解釈できるかもしれない(推測)。この帯は中央面積57.49㎡と手頃で、実需の入口として注目したい。

🗞️ 今月のトピック

直近の外部トピックとして押さえておきたいのが、2026年7月の路線価だ。エリアプロフィールによれば、2026年分で銀座(中央区)の住宅地路線価平均は坪単価7,929万円/坪となり、前年比+9.9%の上昇(出典: totinokati.com)。国税庁の路線価は例年7月1日発表で、2026年分の発表日そのものの一次資料は未確認だが、上昇基調は明確だ。前年の2025年分でも、銀座中央通り「鳩居堂」前が40年連続で全国最高路線価、1㎡あたり4,808万円・前年比+8.7%の上昇を記録している(出典: nichizei-journal.com)。土地の評価が上がれば、相続税評価や売主の強気姿勢を通じて中古の売出価格にも波及しうる。実際、当サービスの集計でも価格中央値は前月比+1.4%の上昇、上位5%ラインは2億8,900万円へと切り上がった。地価の話が掲載価格に染み出している、というのが今月の見立てだ。

東京都中央区 中古マンションの中古市場の輪郭(当サービス集計)

3,981件。これが当サービスが13サイトから集めた、2026年8月4日〜9月3日の東京都中央区・中古マンションの掲載データ件数だ。内訳はSUUMO 776件、LIFULL HOMES 749件、三井のリハウス 590件、ノムコム 510件、東急リバブル 485件が上位で、以下athome 273件、長谷工の仲介 131件、住友ステップ 128件と続く。前月の4,087件からは−2.6%とわずかに減った。

価格はどこに集まっているか

価格中央値は1億3,480万円、平均は1億4,643万円。平均が中央値を1,000万円以上上回るのは、高値の裾を長く引いた分布だからだ。最小値は990万円、最大値は6億9,800万円と幅は70倍近い。下位5%ラインは4,293万円、上位5%ラインは2億8,900万円。安めの4分の1の境目(第1四分位)が9,980万円、高めの4分の1の境目(第3四分位)が1億8,500万円で、㎡単価中央値は216.8万円/㎡だった。

価格の山は思いのほかはっきりしている。500万円刻みで見ると1億〜1億500万円が204件で最多、次いで1億1,500万円〜1億2,000万円が196件、1億2,500万円〜1億3,000万円が170件。つまり「1億円台前半」がこのエリアの主戦場だ。5,000万円未満は全体のごく一部で、下位10%の境界価格でも6,280万円。中央区で7,000万円を切る住戸は、それ自体が例外的な存在だと分かる。

出入りの速さ

期間中の新規掲載は1,943件、掲載終了は1,462件で、入ってくる量が出ていく量の約1.33倍。週別に見ると8月4日週が新規618件と突出し、お盆の8月11日週は215件まで落ち込み、その後8月18日週490件、8月25日週492件と戻した。掲載が消えるまでの日数は中央値19日、早いものは7日以内。夏枯れを挟みながらも、回転はかなり速い。

築年帯別の相場と価格の断層

東京都中央区の中古マンションには、はっきりとした築年の断層がある。しかもそれは、緩やかな坂ではなく「崖」に近い。

築年帯ごとの中央価格

築年帯ごとの中央価格
築年帯 件数 中央価格 中央築年 中央面積
1980年以前(旧耐震) 288件 5,480万円 1977年 42.0㎡
1981〜1999年(新耐震) 519件 1億480万円 1998年 60.3㎡
2000〜2009年(品確法) 885件 1億1,990万円 2004年 57.49㎡
2010〜2019年 1,289件 1億5,000万円 2015年 66.24㎡
2020年以降(新省エネ基準) 899件 1億8,800万円 2025年 73.94㎡

最大の段差は1981年の境界だ。新耐震基準(1981年6月施行)の前後で、中央価格は5,480万円から1億480万円へ。差は5,000万円で、ほぼ2倍に跳ね上がる。もちろん面積が42.0㎡から60.3㎡へ広がっている影響もあるが、㎡単価で見ても旧耐震帯は130.3万円/㎡で、当集計全体の216.8万円/㎡を大きく下回る。

節目の前後で何が起きているか

品確法(住宅の品質確保促進法、2000年施行。10年瑕疵保証を義務化)の境界では、1981〜1999年の1億480万円から2000〜2009年の1億1,990万円へ+1,510万円。段差としては控えめだ。むしろ効いているのは2010年以降で、2000〜2009年から2010〜2019年へは+3,010万円、さらに2020年以降へは+3,800万円と、新しいほど加速度的に高い。2020年以降の帯の中央築年は2025年、㎡単価は263.12万円/㎡で、2010〜2019年帯の240.07万円/㎡を上回る。

間取りと重ね合わせると輪郭がさらに鮮明になる。3LDKの中央値は2000〜2009年帯で1億6,940万円、2010〜2019年帯で1億8,300万円、2020年以降帯で1億9,990万円。一方、同じ3LDKでも旧耐震帯なら9,398万円(12件)で、1億円を切る。構造で見ても、旧耐震帯はSRC造28件・中央値5,500万円に対し、2020年以降はRC造104件・1億7,780万円。時代ごとの主流構法の違いがそのまま価格帯の違いに重なっている。

旧耐震の位置づけ

本集計における旧耐震の掲載比率は7.2%(288件)。1割に届かない。前月からは311件→288件と減り、中央値も5,790万円→5,480万円(前月比−5.4%)と下がった。金融機関によっては旧耐震で融資年数が短くなったり、住宅ローン控除の要件確認が必要になったりする。地震保険料も新耐震の建物より不利になりやすい。裏を返せば、この帯の利回り中央値は4.4%と全帯で最も高い。自己資金比率を上げられる買い手や、収益前提で見る買い手にとっては、価格差5,000万円の意味が変わってくる。

間取り・構造別の相場

3LDKの中央値は1億8,000万円、1LDKは9,980万円。同じ区内で、間取りが変わるだけで8,000万円の差が開く。当サービスの集計3,981件を間取りで切ると、中央区という街の二層構造がそのまま見えてくる。

主要間取りの顔ぶれ

主要間取りの顔ぶれ
間取り 件数 中央価格 中央築年 中央面積
1R 16件 5,480万円 1982年 31.37㎡
1K/1DK 111件 6,280万円 2004年 30.03㎡
1LDK 599件 9,980万円 2009年 44.13㎡
2DK/2LDK 1,252件 1億4,280万円 2015年 63.64㎡
3LDK 1,041件 1億8,000万円 2017年 76.48㎡
4LDK以上 25件 2億2,990万円 2019年 97.30㎡

ボリュームゾーンは2DK/2LDK(全体の31.4%)と3LDK(26.1%)で、この2つで過半を占める。1Rと4LDK以上はサンプルが少なめなので、傾向として見る程度にとどめたい。注目したいのは1LDKの599件だ。中央44.13㎡で1億円弱、利回り中央値は2.14%と全間取りで最も低い。実需とセカンドハウス需要が価格を押し上げ、賃料が追いついていない構図と読める。

構造別の相場

構造ではRC造415件が中央値1億4,790万円(中央築2015年)、SRC造161件が1億489.5万円(中央築1998年)。数字だけ見るとRC造が高いが、これは構造の優劣ではなく築年の違いだ。SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート)は1990年代までの高層・大型物件に多く採用され、近年はコンクリート強度の向上でRC造の超高層化が可能になった。実際、本集計でも2020年以降の帯はRC造104件のみで、SRC造は現れない。鉄骨造は6件と少数の参考値(中央値8,285万円)。

購入判断で効いてくるのは、構造そのものより遮音・断熱の世代差だ。二重床・二重天井やLow-E複層ガラスの普及時期と築年はおおむね連動する。SRC造の中央築年1998年という数字は、内装リフォーム前提で価格交渉の余地を探るゾーンとも言える(解釈)。

タワーと低層、そして管理費の話

中央区といえば湾岸のタワーマンションだが、エリアプロフィールでは中央区に多いブランド・シリーズ名や、管理費・修繕積立金の相場水準は未確認とされている。したがって本記事では「タワーだから割高/割安」という断定はしない。代わりに本集計の事実を置くと、晴海1,159件・中央築2019年、豊海町137件・中央築2026年と、湾岸側の新しい大規模物件が掲載件数の中心を形成している。エリアプロフィールでも、超高層特有の管理コスト水準や将来的な修繕積立金の増額リスクの確認が一般的な留意点として挙げられている。価格表だけでなく、長期修繕計画と積立金の残高・改定予定まで見るのが、この街の作法だ。

立地軸でみる相場(駅徒歩・エリア内の偏り)

意外なことに、当サービスが収集したデータでは駅から遠いほうが高い。徒歩1〜5分の中央値が1億1,980万円なのに対し、徒歩11〜15分は1億7,000万円、徒歩16〜20分は1億7,480万円。差は5,000万円以上ある。

種明かしは築年と面積だ。徒歩1〜5分帯(2,011件、全体の50.5%)は中央築2005年・54.68㎡。対して徒歩11〜15分帯(600件)は中央築2019年・75.25㎡、徒歩16〜20分帯(182件)に至っては中央築2025年・80.19㎡。銀座・日本橋・八丁堀といった地下鉄稠密エリアには築の経った中小規模物件が、晴海・豊海町といった湾岸奥には新しい大規模物件が並ぶ。中央区の駅距離は「不便さ」ではなく「開発時期」の代理変数になっている、というのが本集計から見える構図だ。徒歩21分以上は10件と少なめで、傾向として見る程度に。

町丁別の顔つき

掲載件数の最大勢力は晴海の1,159件(全体の29.1%)で、中央値1億6,380万円・中央築2019年・72.88㎡。次いで勝どき582件(1億4,480万円、中央築2010年)、月島269件(1億2,900万円)と続き、この3地区で全体の半分を超える。湾岸の供給力がそのまま掲載データの重心になっている。

価格の頂点は豊海町だ。137件・中央値1億9,990万円、中央築年は2026年、㎡単価は281.815万円/㎡。竣工直後の大型物件が掲載を占めているとみられる。単価だけなら銀座が最高で、87件・292.59万円/㎡。ただし中央面積は40.74㎡と小さく、中央値は1億1,980万円。つまり銀座は「小さく買う街」、豊海町は「広く新しく買う街」だ。

逆に価格が抑えられているのは日本橋浜町(165件、8,780万円、中央45.1㎡)、東日本橋(100件、9,599万円)、新川(160件、9,980万円)。いずれも中央面積40㎡台で、単身・DINKS向けの住戸が中心。注目したいのは利回りで、新川4.09%、日本橋浜町3.965%、東日本橋3.8%と、区全体の水準より明確に高い。エリアプロフィールでも、銀座・日本橋側は富裕層・法人・投資家、月島・勝どき・晴海側は共働きファミリー層という買い手の色分けが指摘されている(出典: sumnara.jp)。本集計の数字は、その指摘と素直に整合している。

リスク要素と注意ポイント

中央区の中古マンションは、いわゆる「地雷物件」の比率が低い。本集計3,981件のうち、再建築不可は0件、告知事項の記載があるものも0件、借地権は6件で0.2%にとどまる。旧耐震(1981年6月の新耐震基準施行より前の建築)は288件で7.2%。10件に1件もない。区分所有マンションが中心で、しかも1990年代後半以降の供給が厚いエリアだからだ。

とはいえ、7.2%の旧耐震をどう扱うかは買い手にとって実務的な論点になる。金融機関によっては旧耐震で融資期間が短縮されたり、担保評価が保守的になったりする。住宅ローン控除も耐震基準適合証明などの手当てが必要になるケースがある。地震保険料も、建築年割引が使えるかどうかで負担が変わる。本集計の旧耐震帯は中央築1977年・中央42.0㎡・中央値5,480万円で、利回り中央値は4.4%と最も高い。現金比率を高めて収益目線で持つ買い手向き、というのが率直な見立てだ。

湾岸ゆえに確認しておきたいこと

注意深く書いておくと、エリアプロフィールでは中央区のハザードマップ上の具体的な浸水想定区域や、液状化リスクの定量評価は「未確認」とされている。一般的な地理的認識として、隅田川・東京湾に近接する低地や埋立地を含むエリアであることは知られているが、本記事では確認できていない数値を推測で埋めない。購入検討時には、区が公表するハザードマップと管理組合の防災対応(非常用発電、備蓄、エレベーター停止時の運用)を自分の目で確認してほしい。

もう一つ、エリアプロフィールが挙げる一般的な留意点が超高層特有の管理コストだ。大規模修繕積立金の将来的な値上げリスク、共用施設の維持費、そして戸数の多さゆえの合意形成のしにくさ。掲載価格が同じでも、月々のランニングコストで年間数十万円の差がつくことは珍しくない。

掲載データそのものの限界

最後に、本集計の性格上のリスクも明示しておく。ここで扱っているのは売出時点の掲載価格であり、成約価格ではない。したがって「値付けの水準」は分かるが「実際にいくらで決まったか」は分からない。また、同一物件が複数サイトに載っている場合はそれぞれ1件として数えている(同一サイト内の再掲載はURL単位でまとめている)。晴海や豊海町のような大規模物件では、同じマンションの複数住戸が件数を押し上げている可能性がある。数字を読むときは、この二点を常に頭の隅に置いておきたい。

国交省取引事例で当サービス集計を裏付ける

掲載価格だけを見ていると、実際の取引水準が見えなくなる。そこで、エリアプロフィールに収録された参考データと当サービス集計の中央値を突き合わせてみる。

まず単価水準。中央区の中古マンションの2025年の平均は坪単価584.7万円/坪、前年比+15.2%の上昇とされている(出典: utinokati.com)。当サービス集計の㎡単価中央値216.8万円/㎡はおおむねこの延長線上にあり、掲載価格と実勢がかけ離れた水準にあるわけではない。

個別事例としては、勝どき2丁目18-1(489戸、築50年規模)の物件群について、2025年12月頃に1億2,500万円という参考値、および推定売買価格帯として4,230万〜4,530万円という数字が確認されている(出典: t23m-navi.jp)。ただしこれらは実成約価格ではない可能性があると明記されており、扱いは慎重にしたい。同ソースには1億3,060万〜1億3,460万円という推定帯も並ぶ。

興味深いのは、この4,000万円台という推定帯だ。本集計の旧耐震帯の中央値5,480万円、下位10%の境界価格6,280万円と比べると、さらに下に位置する。築年の古い大規模物件のコンパクト住戸が、区内の価格下限を形づくっているという構図が見える。なお、エリアプロフィールでは国土交通省の取引価格情報からの直接収集は行えなかったとされており、確度の高い成約事例は限られる。掲載データと参考事例、両方を突き合わせて相場観をつくるのが現実的だ。

データが示す「お得ゾーン」と「プレミアムゾーン」

同じ中央区で、6,280万円以下の383件と2億4,000万円以上の383件。この両端を並べると、街の断面が一気に見えてくる。

下位10%層:築古・コンパクト・駅至近

本集計の下位10%の境界価格は6,280万円。この層の中央築年は1980年、中央面積は28.89㎡、駅徒歩は中央値4分だ。つまり「古くて狭いが、駅前」。前月の境界価格6,499万円からは−3.4%下がっており、安値側の裾がわずかに伸びた。向いているのは、都心の職住近接を最優先する単身者・セカンドハウス目的の買い手、そして利回りを取りにいく投資家だ。旧耐震帯の利回り中央値4.4%、新川4.09%、日本橋浜町3.965%という数字は、この層と重なる。ただし融資条件と管理状態の精査は必須で、価格の安さはそのままリスクの対価だと考えたい。

上位10%層:新しく、広く、湾岸

上位10%の境界価格は2億4,000万円(前月2億3,800万円から+0.8%の上昇)。中央築年2021年、中央面積86.14㎡、駅徒歩7分。晴海・豊海町の新しい大型住戸が中心を占めているとみられる。上位5%ラインは2億8,900万円、最高値は6億9,800万円。前月の上位5%ライン2億7,987万円から+3.3%の上昇と、高値側は着実に切り上がっている。広さと新しさに素直に対価を払える層の需要が、この帯を支えている(解釈)。

中間層こそ勝負どころ

狙い目は、実はその間だ。2000〜2009年帯(885件、1億1,990万円、中央57.49㎡)と1981〜1999年帯(519件、1億480万円)は、上下の帯に挟まれて価格上昇が緩やか。品確法以降で瑕疵保証の枠組みがあり、駅至近の物件も多い。1億円前後で中央区に足場を作りたいなら、ここが現実解になる。

ただし、時間はあまり残されていない。本集計では掲載が消えるまでの日数が中央値19日、下位25%は7日以内。1,282件が期間中に掲載を終えている。週末に情報サイトを一巡する習慣だけでは、条件に合う一件は指の間からこぼれていく。掲載が中央値19日で入れ替わっていく環境では、毎日の自動追跡がほぼ前提条件になる。

よくある質問(当サービス集計での回答)

Q1. 東京都中央区 中古マンションの中古相場はいくら?

当サービスの集計では、13サイトから収集した3,981件(2026年8月4日〜9月3日)の価格中央値は1億3,480万円、平均は1億4,643万円です。安めの4分の1の境目が9,980万円、高めの4分の1の境目が1億8,500万円。㎡単価中央値は216.8万円/㎡でした。最小値990万円から最大値6億9,800万円まで幅は広く、1億〜1億3,000万円あたりに件数の山があります。

Q2. いまは買い時?

当サービスの集計では、価格中央値は前月の1億3,300万円から1億3,480万円へ+1.4%の上昇、㎡単価中央値も216.8万円/㎡へわずかに上昇しました。掲載件数は4,087件→3,981件と−2.6%。値下がりを待つ局面には見えません。ただしこれは売出価格の集計であり成約価格ではないため、「上昇基調のなかで条件に合う一件を逃さない」という戦い方が現実的です。

Q3. 旧耐震物件の流通量は?

当サービスの集計では、1981年6月の新耐震基準施行より前に建てられた旧耐震物件は288件、掲載全体の7.2%でした。中央値5,480万円、中央築1977年、中央面積42.0㎡。前月の311件からは減少しています。なお再建築不可は0件、借地権は6件(0.2%)、告知事項の記載は0件と、権利面のリスク要素は少ない構成です。

Q4. ㎡単価が高い条件は?

当サービスの集計では、町丁別の㎡単価は銀座が292.59万円/㎡で最も高く、豊海町が281.815万円/㎡と続きます。築年帯では2020年以降が263.12万円/㎡、2010〜2019年が240.07万円/㎡。一方、1980年以前は130.3万円/㎡でした。単価を押し上げるのは「新しさ」と「銀座という住所」であり、面積の広さは単価をやや落ち着かせる方向に働いています。

Q5. 駅徒歩による価格差は?

当サービスの集計では、徒歩1〜5分が1億1,980万円(2,011件)、徒歩6〜10分が1億3,600万円、徒歩11〜15分が1億7,000万円、徒歩16〜20分が1億7,480万円。駅から遠いほど高いという逆転が起きています。理由は築年と面積で、徒歩1〜5分帯は中央築2005年・54.68㎡、徒歩16〜20分帯は中央築2025年・80.19㎡。中央区では駅距離が開発時期の代理指標になっています。

Q6. 晴海・豊海町の新しい物件と、日本橋・築地側の中古はどう違う?

当サービスの集計では、晴海が1,159件・中央値1億6,380万円・中央築2019年・72.88㎡、豊海町が137件・1億9,990万円・中央築2026年。対して日本橋浜町は165件・8,780万円・45.1㎡、東日本橋は100件・9,599万円です。前者は広さと新しさを買うファミリー志向、後者は総額を抑えつつ利回り(新川4.09%、日本橋浜町3.965%)を取れる層向け、と性格が分かれます。

Q7. 狙いの条件で東京都中央区 中古マンションの新着を毎日追うには?

当サービスの集計基盤である「物件ウォッチ」は、athome、センチュリー21、大京穴吹不動産、大和ハウス、長谷工の仲介、HOME4U、LIFULL HOMES、東急リバブル、ノムコム、ピタットハウス、三井のリハウス、住友ステップ、SUUMOの13サイトを15分間隔で自動巡回し、新着・価格変更・掲載終了をLINEに通知します。LINEで友だち追加し「東京都中央区 マンション」と送るだけで監視開始。エリア・予算・築年・面積・利回りの複合条件で絞り込めます。無料プランは24時間遅延・1監視、リアルタイム通知やAI分析を含む有料プランは月額980円からです。

2026年9月のハイライトと注意点

今月いちばん目を引いたのは、1K/1DKの中央値が4,600万円→6,280万円へ、前月比+36.5%の上昇となったことだ。件数は121件→111件でほぼ横ばい。つまり値上がりというより、並んでいる住戸の顔ぶれが入れ替わった結果と読むのが妥当だろう。同じ期間に旧耐震の掲載が311件→288件へ減っており、仮説として、安価な築古ワンルームが引いた分だけ中央値が持ち上がった可能性がある(確証なし)。一方で1Rは5,980万円→5,480万円(−8.4%)と逆方向に動いており、コンパクト住戸全体が上がったわけではない。当サービスとしては、単月の振れとして来月の再確認が必要な数字だと考えている。なお本集計は売出時点の掲載価格であって成約価格ではなく、同じ物件が複数サイトに載っている場合はそれぞれ1件として数えている点も、読み解きの前提として押さえておいてほしい。

本レポートは、物件ウォッチが 13サイト(athome, センチュリー21, 大京穴吹不動産, 大和ハウス, 長谷工の仲介, HOME4U, LIFULL HOMES, 東急リバブル, ノムコム, ピタットハウス, 三井のリハウス, 住友ステップ, SUUMO)から自動収集した掲載データ 3981件(2026-08-04 〜 2026-09-03)を集計した分析です。日本の不動産市場全体の動向を示すものではなく、掲載データからは売買の成約は分かりません。物件の購入判断は必ずご自身の調査と専門家への相談のうえで行ってください。次回の更新は来月初旬を予定しています。

3,981件超の東京都中央区 中古マンションから条件に合う1件を

特に 2000〜2009年築×2LDK, 駅徒歩5分以内×1LDK, 新川・日本橋浜町の高利回り は早く動きます。13サイトの新着を15分間隔でチェックして、LINEで即通知。
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