駅徒歩5分以内の中央値が前月比+102.9%の急上昇 | 神奈川県横浜市港北区 収益・投資用物件 中古相場分析【2026年9月版】— 773件集計

最終更新: | 773件・5サイトのデータに基づく

駅に近いほど高い——それは当たり前の話。だが「1カ月で中央値が倍になる」となると話は別だ。当サービスが5サイト(センチュリー21・健美家・ピタットハウス・楽待・三井のリハウス)から2026年8月4日〜9月3日に収集した神奈川県横浜市港北区の収益・投資用物件773件を集計したところ、駅徒歩1〜5分帯の中央値が前月2,455万円から4,980万円へと大きく上昇していた。全体の中央値は4,500万円で据え置き。動いていないように見える水面下で、何が入れ替わったのか。773件の分布を丁寧に開いていく。

市場サマリー

集計件数
773件
中央値価格
4,500万円
㎡単価中央値
58.8万/㎡
価格帯 (Q1–Q3)
1,100〜10,180万円
期間内 新規掲載
256件

神奈川県横浜市港北区 収益・投資用物件の新着を見逃さない

今月の注目: 旧耐震を除く区分 利回り7%以上, 新横浜・大倉山 駅徒歩10分以内, 2000年以降築の一棟
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📝 本稿の読み方

TL;DR / 今月の要点

📊 今月の主要数値(当サービス集計)

今月のトップ3変化(前月比)

駅徒歩1〜5分帯の中央値が2,455万円→4,980万円へ(+102.9%の上昇)

当サービス集計で今月最も大きく動いたのがここ。駅徒歩1〜5分帯は前月110件・中央値2,455万円だったのが、今月99件・4,980万円になった。この帯は安めの4分の1が890万円、高めの4分の1が1億9,800万円と価格の振れ幅が極端に広く、中央値は「どの価格帯の物件が何件抜けたか」で簡単に動く。推測だが、低価格の区分物件がまとまって掲載終了した一方で一棟系が残った結果と読める(確証なし)。単月の中央値だけで駅近が値上がりしたと判断するのは早い。

構造別「SRC造」が11件→6件へ(−45.5%)

本集計のSRC造は今月6件と少数の参考値だが、前月11件から半減した。中央値は2,430万円→3,305万円と上振れしている。もっとも母数が一桁台では中央値の動き自体が偶然の産物になりやすく、参考値として押さえる程度でよい。SRC造は今回の集計で築年中央値1988年、面積中央値57.25㎡と築古の区分寄りの顔ぶれ。旧耐震前後の年代が混ざるため、個別に建築年を確認したい層だ。

1981〜1999年(新耐震)帯の中央値が2,280万円→1,780万円(−21.9%)

件数の最も厚い築年帯で価格中央値が下がった。前月333件・2,280万円が、今月282件・1,780万円。件数は−51件(−15.3%)。この帯は面積中央値146.98㎡、利回り中央値7.06%と一棟系と区分が混在する層で、高額寄りの物件が掲載終了して低価格帯が相対的に厚くなれば中央値は容易に下がる。仮説として、夏場に高額一棟物の掲載整理が進んだ影響が考えられるが、当サービスの掲載データからは成約有無までは分からない。

神奈川県横浜市港北区 収益・投資用物件の中古市場の輪郭(当サービス集計)

773件。これが当サービスが5サイトから2026年8月4日〜9月3日に収集した、神奈川県横浜市港北区の収益・投資用物件の掲載数だ。内訳は健美家436件、楽待324件、三井のリハウス6件、ピタットハウス6件、センチュリー21が1件。投資系ポータル2社で全体の約98.3%を占める構成で、区分から一棟まで幅広い玉が並ぶ。

価格はどこに集中しているか

本集計の価格中央値は4,500万円。ところが平均は8,544万円と、中央値のおよそ1.9倍に膨らむ。これは高値の裾を長く引いた分布の典型で、最小値420万円から最大値8億円まで、実に190倍以上の開きがある。下位5%ラインは630万円、上位5%ラインは2億8,000万円。安めの4分の1(第1四分位)が1,100万円、高めの4分の1(第3四分位)が1億180万円という数字を見れば、この773件が「数百万円の区分ワンルーム」と「億単位の一棟」という別々の商品群の同居であることがはっきりする。

価格帯の刻みで見ると、500〜1,000万円のゾーンに177件と全体の22.9%が集中している。次いで4,500〜5,000万円が44件、1,500〜2,000万円が46件、1,000〜1,500万円が42件。1億円台以上にも23,000〜24,000万円台に40件、43,000〜43,500万円に17件と塊があり、山が複数ある。㎡単価中央値は58.8万円/㎡で、前月の集計から+1.33万円/㎡の上昇となった。

掲載の出入り

期間中に新しく掲載が始まったのが256件、掲載が終了したのが332件。差し引きで在庫は前月839件→773件へと66件(−7.9%)縮んだ。週次で見ると8月18日週が新規74件・終了96件と最も動きが大きく、9月1日週は観測途中のため数字が小さい。掲載開始から終了までの日数は中央値65.5日、安めの4分の1が27日、高めの4分の1が88.25日。つまり半数は2カ月強で画面から消えている計算になる。

築年帯別の相場と価格の断層

神奈川県横浜市港北区の収益・投資用物件には、はっきりとした築年の断層がある。しかもその段差は、耐震基準の境目ではなく、もう20年ほど後ろにずれている。

築年帯ごとの中央価格

当サービスが収集した773件を築年帯で切ると、こうなる。

築年帯ごとの中央価格
築年帯 件数 中央価格 面積中央値 利回り中央値
1980年以前(旧耐震) 108件 1,780万円 65.01㎡ 10.00%
1981〜1999年(新耐震) 282件 1,780万円 146.98㎡ 7.06%
2000〜2009年(品確法) 110件 9,990万円 204.60㎡ 5.33%
2010〜2019年 50件 1億180万円 99.59㎡ 3.94%
2020年以降(新省エネ基準) 89件 7,980万円 106.71㎡ 4.26%

目を疑うのは1999年と2000年の間だ。1981〜1999年の1,780万円から、2000〜2009年の9,990万円へ。差は8,210万円、実に5.6倍である。同じ区の中で、20年程度の築年差がここまでの段差を生む。

節目の前後で何が起きているか

1981年6月施行の新耐震基準——通常なら最大の分水嶺になるはずのこの線が、本集計ではほとんど価格差を生んでいない。旧耐震も新耐震(1981〜1999年)も中央値は同じ1,780万円だ。差が出るのは中身で、旧耐震帯は面積中央値65.01㎡・㎡単価28.04万円/㎡、新耐震帯は146.98㎡・48.75万円/㎡。つまり旧耐震帯には小ぶりな区分が、新耐震帯には一棟系が多く混ざっている。同じ価格でも買っているモノが違う。

段差の主役は2000年4月施行の品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律、10年瑕疵保証を義務化)の前後だ。㎡単価も48.75万円/㎡→68.25万円/㎡へ跳ね、面積中央値も204.60㎡に膨らむ。構造の重ね合わせを見ると、1981〜1999年帯はRC造54件・中央値890万円、鉄骨造22件・2億3,000万円、木造14件・4,500万円という混成で、価格帯の異なる商品が同居している。一方2000〜2009年帯は鉄骨造29件・2億5,500万円、木造14件・9,990万円、RC造16件・2,140万円。鉄骨の一棟が中央値を引き上げる構図だ。

2010〜2019年帯(50件)は㎡単価102.22万円/㎡と全帯で最高。逆に2020年以降(89件)は7,980万円・73.74万円/㎡で、2010年代より中央価格が下がる。これは新しい木造一棟や中小規模物件が混ざる影響と読める。

旧耐震の比率と、その先の話

本集計で旧耐震に該当するのは108件、全体の14%。前月の15%からわずかに下がった。数としては7件に1件だ。旧耐震物件は融資年数が短くなりやすく、金融機関によっては取り扱い自体を絞る。地震保険料の面でも不利になりやすい。利回り中央値10.00%という数字は、その不利をリターンで埋め合わせた結果として読むのが自然だろう。逆に言えば、現金で買える層・自己資金比率を高く取れる層にとっては、この帯は競争相手が少ないゾーンでもある。「築40年だから旧耐震」ではなく、建築年で判定することを改めて確認しておきたい。

投資指標の現実 — 神奈川県横浜市港北区 収益・投資用物件の利回りを分解する

利回り中央値は帯ごとに大きく割れている。だが「港北区の平均利回りは何%か」と一言で答えようとすると、必ず外す。当サービス集計の773件は、利回りの構造そのものが四層に分かれているからだ。

利回り帯ごとの構成

利回り帯ごとの構成
利回り帯 件数 中央価格 築年中央値 面積中央値 ㎡単価中央値
5%未満 139件 8,480万円 2013年 99.59㎡ 92.25万円/㎡
5〜7% 235件 9,990万円 1992年 256.44㎡ 57.44万円/㎡
7〜10% 158件 847.5万円 1987年 51.57㎡ 34.23万円/㎡
10%以上 67件 780万円 1973年 68.07㎡ 23.90万円/㎡

最も件数が多いのは5〜7%帯の235件で、中央価格9,990万円・面積中央値256.44㎡。一棟のボリュームゾーンだ。次いで7〜10%帯が158件だが、中央価格は847.5万円と桁が2つ違う。ここは区分の築古が中心。5%未満帯139件は築年中央値2013年、㎡単価92.25万円/㎡と最も新しく最も高い。10%以上の67件に至っては築年中央値1973年、㎡単価23.90万円/㎡だ。

つまり利回りは、築年と㎡単価の裏返しでしかない。当サービス集計の範囲では、利回り帯を1段上げるごとに築年が約15〜20年古くなり、㎡単価が10〜20万円/㎡ずつ下がる階段が見える。

利回り × 築年・構造で見る

構造別に切ると、その階段の正体がさらに見えてくる。本集計の鉄骨造60件は中央価格2億3,250万円・面積中央値407.67㎡・利回り中央値5.61%。RC造105件は1,280万円・27.20㎡・6.93%。木造61件は9,990万円・129.78㎡・5.84%。RC造の面積中央値が27.20㎡というのは、この帯の大半が区分ワンルームであることを意味する。

築年と構造を重ねると、1981〜1999年のRC造54件が中央値890万円という塊が浮かぶ。同じ年代の鉄骨造22件は2億3,000万円。同年代・同区内でありながら、片や1,000万円未満の区分、片や2億円超の一棟。高利回り帯を支えているのは前者だ。1980年以前のRC造27件も中央値860万円で、この層と地続きになっている。

2020年以降の木造13件は中央値4億3,000万円と突出しており、新しめの一棟が高値帯を形成している。少数だが、価格分布のヒストグラムで43,000〜43,500万円に17件の塊があったのはこの群と重なると読める。

表面利回りと実質利回りの間にあるもの

ここからは注意書きだ。掲載上の利回りは表面利回り(年間想定賃料÷価格)であることがほとんどで、経費は差し引かれていない。仮に10%以上帯の中央値780万円・築年1973年の区分を想定した場合、管理費・修繕積立金、固定資産税、原状回復費、そして空室期間を織り込むと、実質はかなり削られる——これは一般的な計算構造の話であり、個別物件の数値は当サービスの掲載データからは分からない。

エリアプロフィールでは、投資物件でよくある失敗として「旧耐震基準の築古一棟アパートを大規模修繕・耐震改修コストを見込まずに購入し、想定利回りが実質的に悪化するケース」「新横浜駅周辺のオフィス系再開発の進捗遅延で想定した賃貸需要が立ち上がらないリスク」「鶴見川沿いの低地エリアの水害リスクを軽視した物件選定」の3つが挙げられている。本集計で旧耐震が108件(14%)存在することを踏まえると、1つ目は他人事ではない。

加えて、内見時のチェックとして新横浜駅周辺では新幹線通過時の振動・騒音の体感確認、オーナーチェンジ物件では現賃借人の契約条件(賃料・契約形態・入居年数)の確認が挙げられている。表面利回りの分子である「現行賃料」が相場より高く設定されたまま売りに出るケースでは、退去後に利回りが崩れる。数字の分母だけでなく分子の中身を見る、という基本を改めて。

立地軸でみる相場(駅徒歩・エリア内の偏り)

意外にも、駅から遠いほうが高い——当サービス集計の駅徒歩帯別を見ると、そんな逆転が起きている。

駅徒歩1〜5分は99件・中央値4,980万円、6〜10分は178件・4,180万円、11〜15分は62件・2,930万円。ここまでは素直に下がる。ところが16〜20分(25件)は4,380万円、21分以上(24件)に至っては2億5,500万円だ。後ろの2帯はサンプルが少なめなので傾向として見る程度だが、21分以上帯の面積中央値は459.63㎡、築年中央値2004年。駅から遠い分だけ土地を広く取った大型一棟が並んでいる、と読むのが妥当だろう。徒歩分数が価格を決めているのではなく、規模が決めている。

㎡単価で並べ直すと景色が変わる。1〜5分が59.81万円/㎡、6〜10分が64.53万円/㎡、11〜15分が36.86万円/㎡、16〜20分が33.90万円/㎡、21分以上が55.48万円/㎡。徒歩10分を境に、㎡単価は20万円/㎡以上の差で下がる。そして利回り中央値は1〜5分が6.31%、6〜10分が5.33%、11〜15分が6.69%、16〜20分が7.56%。徒歩15分を超えると利回りが上がる、という古典的な関係はここでも生きている。

町丁別の顔ぶれ

当サービスが収集したデータを町丁で切ると、性格の違いが鮮明だ。日吉本町55件は中央値860万円・築年中央値1968年・利回り中央値9.12%で、区内でも屈指の築古高利回りゾーン。菊名52件は1,085万円・7.39%。樽町34件は630万円・面積中央値28.24㎡・9.12%と、小ぶりな区分が中心。一方、日吉50件は中央値2億3,500万円・面積中央値459.63㎡・築年2004年と大型一棟の集積地で、同じ「日吉」を冠する町丁でも日吉本町とは商品がまったく違う。綱島東25件も中央値2億3,000万円(サンプル少なめのため傾向として)。

新横浜31件は中央値3,080万円・面積中央値38.83㎡・築年2005年・㎡単価90.31万円/㎡・利回り中央値4.48%。区内で最も㎡単価が高く、最も利回りが低い。エリアプロフィールによれば、新横浜駅は東海道新幹線・JR横浜線・市営地下鉄ブルーライン・東急新横浜線・相鉄新横浜線が乗り入れる区内最大のターミナルで、2023年3月の相鉄・東急新横浜線開業により広域交通ハブ化した。仲手原18件は中央値1億180万円・㎡単価102.22万円/㎡・築年2019年と、新しい物件が集中している(サンプル少なめ)。

リスク要素と注意ポイント

773件のうち、リスク要素として明示されていたものを数えると——旧耐震108件(14%)、再建築不可1件(0.1%)、借地権0件、告知事項0件。数字だけ見れば、当サービスが収集した神奈川県横浜市港北区の投資用物件は、権利関係のクセが少ない部類に入る。

注意すべきは旧耐震の14%だ。1981年6月の新耐震基準施行より前に建てられた物件は、住宅ローン・アパートローンいずれにおいても融資期間が短く設定されやすく、金融機関によっては担保評価が大きく削られる。前月の15%から1ポイント下がったが、構成としてはほぼ横ばい。この108件の中央価格は1,780万円、面積中央値65.01㎡、㎡単価28.04万円/㎡で、利回り中央値は10.00%。安く買えて利回りが高い理由は、そのまま出口の狭さと表裏だと考えたい。買うときに融資が付きにくいということは、売るときに買い手の融資も付きにくいということだからだ。

立地由来のリスク

エリアプロフィールで繰り返し警告されているのが水害リスクである。港北区は鶴見川および早淵川などの支流が流れ、綱島駅周辺・大倉山駅周辺の一部低地は洪水ハザードマップ上で浸水想定区域に含まれる区域があり、過去に台風時の鶴見川増水による浸水被害の記録があるとされる。具体的な想定浸水深は横浜市公表のハザードマップで個別確認が必要とされており、当サービスの掲載データからは物件ごとの浸水想定は判別できない。本集計で綱島東25件・大倉山21件が並んでいることを踏まえると、この2エリアの検討時はハザードマップの重ね合わせが必須作業になる。

地震についても、鶴見川沿いの低地部は横浜市の液状化マップで相対的にリスクが高いと評価される傾向があるとされる(具体的な評価ランクは個別確認が必要)。旧耐震かどうかという建物側の話と、地盤側の話は別問題で、両方が重なる物件は特に慎重に見たい。

価格認識のズレ

エリアプロフィールでは、売主と買主のミスマッチとして「売主が新横浜駅の再開発期待を価格に強く反映させる一方、買主は現状の賃貸実績・利回りをベースに評価する」「築古の旧耐震一棟について、売主はリノベーション後の想定賃料を前提に価格提示し、買主は耐震改修コストを織り込んで低く評価する」の2パターンが挙げられている。

本集計の掲載終了までの日数が中央値65.5日、高めの4分の1が88.25日という数字は、この認識ギャップが埋まるまでの時間と読めなくもない(推測であり、掲載終了の理由が成約か取下げかは当サービスのデータでは判別できない)。逆に安めの4分の1は27日で消えている。条件の合う玉は、確かに速い。

データが示す「お得ゾーン」と「プレミアムゾーン」

773件の両端を見ると、この区の投資用物件が抱える二面性がはっきり出る。

下位10%層——698万円以下の77件

当サービス集計の下位10%の境界価格は698万円。この帯の77件は、築年中央値1987年、面積中央値16.02㎡、駅徒歩中央値8分。16㎡台という面積は投資用のコンパクトワンルームの寸法だ。駅徒歩8分と立地は悪くない。前月の境界価格690万円から+8万円(+1.2%)とほぼ横ばいで、この層の価格帯は安定している。

向くのは、現金または小さめの融資で1戸目を持ちたい層、複数戸を積み上げてポートフォリオを作りたい層。利回り帯で7〜10%(158件・中央価格847.5万円)や10%以上(67件・780万円)に該当する物件の多くがこの価格帯に重なる。ただし築年中央値1987年は旧耐震の直後で、建物によっては大規模修繕の周期が近い。管理組合の修繕積立金の残高は必ず確認したいポイントだ。

上位10%層——2億4,000万円以上の77件

反対側の境界は2億4,000万円。築年中央値2004年、面積中央値451.77㎡、駅徒歩中央値8分。前月の2億4,456万円から−456万円(−1.9%)とわずかに下がった。450㎡超の一棟が中心で、法人投資家や資産管理会社が主戦場になる帯だ。構造別では鉄骨造60件(中央値2億3,250万円)、町丁別では日吉50件(2億3,500万円)、綱島東25件(2億3,000万円)がこの層と重なる。

興味深いのは、下位10%層も上位10%層も駅徒歩中央値が同じ8分だという点。価格を分けているのは駅距離ではなく、圧倒的に規模だ。面積は16.02㎡と451.77㎡で28倍以上の開きがある。

65.5日という時間

そして、この両端をつなぐ現実的な話をひとつ。本集計で掲載開始から終了までの日数は中央値65.5日、安めの4分の1は27日だった。半数が2カ月強で消え、4分の1は1カ月足らずで画面から消えている。773件という母数は、毎月256件が新しく載り、332件が消えるという流動の上に成り立っている。

この速度で入れ替わる対象を、週末にポータルを開いて追いかけるのは現実的ではない。5サイトを横断して、条件に合う新着だけを拾い、価格が動いたら即座に知る——それを人力でやろうとすると、毎日の巡回が要る。この記事の数字自体が、その巡回を機械にやらせた結果として出てきたものだ。

よくある質問(当サービス集計での回答)

Q1. 神奈川県横浜市港北区 収益・投資用物件の中古相場はいくら?

当サービスが5サイトから2026年8月4日〜9月3日に収集した773件の集計では、価格中央値は4,500万円、平均は8,544万円です。最小値420万円から最大値8億円までと幅が非常に広く、下位5%ラインは630万円、上位5%ラインは2億8,000万円。安めの4分の1が1,100万円、高めの4分の1が1億180万円で、区分ワンルームと一棟物件が同じ集計に混在している構造です。㎡単価中央値は58.8万円/㎡でした。

Q2. 買い時はいつですか?

当サービスの集計では、全体の価格中央値は前月4,500万円から今月4,500万円で変化がなく、上位ラインも1億180万円で横ばいでした。一方で掲載件数は839件→773件と66件(−7.9%)減少しています。ただし本集計は掲載価格の集計であり成約価格ではないため、「相場が上がった・下がった」を単月で断定する材料にはなりません。むしろ掲載終了までの日数が中央値65.5日、安めの4分の1が27日という流動の速さのほうが、実務上は重要な指標になります。

Q3. 旧耐震物件の流通量はどのくらいですか?

当サービスの集計では、1981年6月の新耐震基準施行より前に建てられた旧耐震物件は108件、全体の14%でした。前月の15%からほぼ横ばいです。この帯の中央価格は1,780万円、面積中央値65.01㎡、利回り中央値10.00%。利回りは全帯で最も高い一方、融資期間が短くなりやすく担保評価も削られやすいため、購入時の資金計画と出口戦略をセットで検討する必要があります。築年数ではなく建築年で判定してください。

Q4. 利回りが高いのはどんな条件の物件ですか?

当サービスが収集した773件では、利回り10%以上の67件は築年中央値1973年・中央価格780万円・㎡単価23.90万円/㎡、7〜10%の158件は築年中央値1987年・847.5万円・34.23万円/㎡でした。対して5%未満の139件は築年中央値2013年・8,480万円・92.25万円/㎡。つまり高利回りの源泉はほぼ築古と低㎡単価です。町丁別では日吉本町(55件・利回り中央値9.12%)、樽町(34件・9.12%)、菊名(52件・7.39%)が高めでした。

Q5. 駅徒歩による価格差はどれくらいありますか?

当サービス集計の駅徒歩帯別中央値は、1〜5分が4,980万円(99件)、6〜10分が4,180万円(178件)、11〜15分が2,930万円(62件)です。㎡単価で見ると1〜5分が59.81万円/㎡、6〜10分が64.53万円/㎡、11〜15分が36.86万円/㎡。徒歩10分を境に単価が大きく下がる一方、利回りは11〜15分で6.69%、16〜20分で7.56%と上がります。ただし21分以上の帯は面積中央値459.63㎡の大型一棟が中心のため中央値が2億5,500万円と跳ね、単純比較はできません。

Q6. 新横浜エリアと日吉・綱島エリアでは投資物件の性格がどう違いますか?

当サービスの集計では、新横浜31件は中央価格3,080万円・面積中央値38.83㎡・築年中央値2005年・㎡単価90.31万円/㎡・利回り中央値4.48%と、区内で最も単価が高く利回りが低いコンパクト区分中心のエリアです。対して日吉50件は中央価格2億3,500万円・面積中央値459.63㎡と大型一棟の集積地、日吉本町55件は860万円・築年中央値1968年・利回り9.12%の築古ゾーン。同じ区内でも町丁で商品性が全く異なります。エリアプロフィールによれば新横浜駅は5路線が乗り入れる区内最大のターミナルで、2023年3月に相鉄・東急新横浜線が開業しています。

Q7. 狙いの条件で神奈川県横浜市港北区 収益・投資用物件の新着を毎日追うには?

当サービスの集計はLINEの「物件ウォッチ」の実稼働データから生成されています。LINEで友だち追加し「神奈川県横浜市港北区 投資」と送るだけで監視が始まり、センチュリー21・健美家・ピタットハウス・楽待・三井のリハウスの5サイトを15分間隔で自動巡回して、新着・価格変動・掲載終了を通知します。エリア・カテゴリに加えて予算・利回り・築年・面積などの複合条件で絞り込みも可能。無料プラン(24時間遅延・1監視)があり、リアルタイム通知やAI分析を含む有料プランは月額980円からです。掲載終了までの日数が中央値65.5日、安めの4分の1が27日というスピード感のなかで、見逃しを減らす用途に向いています。

2026年9月のハイライトと注意点

今月の最大の発見は、駅徒歩1〜5分帯の中央値が前月2,455万円から今月4,980万円へ大きく上昇したことだ。件数は110件→99件と11件減っただけなのに、中央値は倍以上に動いた。理由は帯の内部構造にある。この帯は安めの4分の1が890万円、高めの4分の1が1億9,800万円と価格レンジが極端に広く、真ん中付近の物件が少数入れ替わるだけで中央値がジャンプする。推測だが、低価格の区分がまとまって掲載終了し、一棟系の比重が上がった結果と読める(確証なし)。

同時に押さえたいのが2点の限界だ。ひとつ、本集計の価格はすべて売出時点の掲載価格であり、実際に成約した価格ではない。ふたつ、同一物件が複数のサイトに載っている場合、それぞれを1件として数えている。773件という母数はあくまで「掲載の数」であって「物件の実数」ではない。この前提を外すと、中央値の動きを実勢の変化と読み違える。

本レポートは、物件ウォッチが 5サイト(センチュリー21, 健美家, ピタットハウス, 楽待, 三井のリハウス)から自動収集した掲載データ 773件(2026-08-04 〜 2026-09-03)を集計した分析です。日本の不動産市場全体の動向を示すものではなく、掲載データからは売買の成約は分かりません。物件の購入判断は必ずご自身の調査と専門家への相談のうえで行ってください。次回の更新は来月初旬を予定しています。

773件超の神奈川県横浜市港北区 収益・投資用物件から条件に合う1件を

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※ この記事のデータは物件ウォッチがセンチュリー21・健美家・ピタットハウス・楽待・三井のリハウスを横断して収集した2026年9月4日時点の情報です。実際の価格・在庫は各サイトにてご確認ください。現在掲載中の注目物件20件は 神奈川県横浜市港北区 収益・投資用物件の注目物件一覧 から確認できます。