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徒歩21分超が8→13件に急増、広い区画に走る価格の断層 | 愛知県名古屋市西区 土地 中古相場分析【2026年8月版】— 366件集計

最終更新: | 366件・11サイトのデータに基づく

「郊外の広い区画が増えたのに、価格は上がっている」——そんな一見ねじれた動きが出た1か月でした。当サービスが11サイトから収集した愛知県名古屋市西区・土地の掲載データ366件(2026年7月4日〜8月3日)を集計すると、価格中央値は3,980万円で前月から+5.3%の上昇。安い側の目安である下位10%ラインも1,980万円から2,300万円へ切り上がりました。注文住宅の用地として、どの面積帯・どの駅距離を狙うべきか。数字から順に見ていきます。

市場サマリー

集計件数
366件
中央値価格
3,980万円
㎡単価中央値
29.9万/㎡
価格帯 (Q1–Q3)
3,000〜6,490万円
期間内 新規掲載
139件

愛知県名古屋市西区 土地の新着を見逃さない

今月の注目: 徒歩11〜15分, 敷地120〜170㎡, 3,000〜4,000万円台の自由設計
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📝 本稿の読み方

TL;DR / 今月の要点

📊 今月の主要数値(当サービス集計)

今月のトップ3変化(前月比)

駅徒歩21分以上が8件→13件に急増、中央価格も5,380万円へ

当サービス集計で最も目を引いた変化がここ。駅徒歩21分以上の掲載は前月8件→今月13件(+62.5%の増加)、中央価格は4,100万円→5,380万円(+31.2%の上昇)。中央面積296㎡、㎡単価15.64万円/㎡と、㎡あたりでは全帯でいちばん安い層です。サンプルが少なめなので傾向として見る程度ですが、広めの区画がまとまって出た月と読めます。

情報登録が新しい37件の中央値が3,215万円→4,130万円

本集計で年次情報が付いた37件(表記は2026年が中心で、新規区画・更地の登録と読めます)の中央価格は前月3,215万円→今月4,130万円(+28.5%の上昇)。件数は43件→37件と減っています。推測だが、比較的小ぶりで安い区画が抜け、面積の大きい区画や駅に近い区画が入れ替わりで載ったことによる中央値の押し上げの可能性があります。

徒歩11〜15分帯の中央値が3,250万円→3,700万円

注文住宅の主戦場である徒歩11〜15分帯(今月131件)は、中央価格が前月3,250万円→3,700万円(+13.8%の上昇)。件数は153件→131件に減りました。当サービス集計の全体中央値の上げ幅(+5.3%)より大きく、いわゆる「探しやすい価格帯」ほど絞られている印象です。予算3,000万円台前半で組んでいた人は、条件の優先順位を見直す時期かもしれません。

愛知県名古屋市西区 土地の中古市場の輪郭(当サービス集計)

366件。これが当サービスが11サイトから収集した、2026年7月4日〜8月3日の愛知県名古屋市西区・土地の掲載データ数です。内訳はathomeが128件(中央価格3,980万円/中央面積50㎡)、SUUMOが105件(4,480万円/158.6㎡)、LIFULL HOMESが61件(3,250万円/133.3㎡)、三井のリハウスとHOME4Uが各20件。以下、ノムコム10件、センチュリー21が7件、大京穴吹不動産6件、東急リバブル4件、住友ステップ3件、ピタットハウス2件と続きます。件数の少ないサイトは少数の参考値ですが、注目したいのは掲載サイトによって中央面積が50㎡台から240㎡台まで大きく違う点。同じ「西区の土地」でも、載っている場所によって出会う区画のサイズがまるで違うということです。

価格はどこに集中しているか

価格中央値は3,980万円、平均は5,454万円。平均が中央値を大きく上回るのは、高値の裾を長く引いた分布だからです(最大値は2億8,000万円)。最安層である下位5%ラインは1,898万円、最上層の上位5%ラインは1億500万円、最小値は830万円。安めの4分の1が3,000万円、高めの4分の1が6,490万円で、ボリュームゾーンは3,000万〜4,000万円台。件数分布では3,000〜3,500万円が55件、3,500〜4,000万円が41件と、この2区間だけで約4分の1を占めます。㎡単価中央値は29.9万円/㎡で、坪あたりに直すと約99万円。参考として、2025年の公示地価は西区平均で30万6,986円/㎡、坪101万4,830円、前年比+3.78%の上昇でした(出典: 土地代データ)。当サービスの掲載ベースの数字が、公的な指標とほぼ同じ高さに並んでいるのは興味深いところです。

掲載開始と終了の動き

期間中の新規掲載は139件、掲載終了は159件で、出るより消えるほうが多い1か月。掲載終了134件について掲載期間を見ると中央値38日、下位25%で27日、上位25%で56日でした。つまり多くの区画はひと月強で画面から姿を消しています。

価格帯の断層と区画条件(築年ではなく土地条件で読む)

土地の価格は面積に素直に比例しません。当サービスが収集した366件を面積水準ごとに並べ替えると、狭い区画のほうが㎡単価が高い一方、総額では広い区画が一気に跳ねる——という二段構えの断層が見えてきます。

面積水準ごとの中央価格(参照グループ)

本集計は面積帯そのものでの区分値を持たないため、中央面積が明確に分かれる町丁グループを面積水準の代理として並べます(件数30件未満の行はサンプルが少なめなので傾向として見る程度に)。

面積水準ごとの中央価格(参照グループ)
参照グループ(中央面積) 件数 中央価格 ㎡単価中央値
天塚町(63.63㎡) 20 2,725万円 35.99万円/㎡
児玉(82.36㎡) 33 3,600万円 40.94万円/㎡
中小田井(133.97㎡) 17 2,880万円 21.5万円/㎡
枇杷島(158.6㎡) 37 3,250万円 20.49万円/㎡
名西(276.75㎡) 16 9,800万円 35.41万円/㎡

60㎡台の区画は総額2,700万円台で買える一方、㎡単価は全体中央の29.9万円/㎡を上回ります。逆に130〜160㎡クラスは総額3,000万円前後でも㎡単価が20万円台。広い土地が必ずしも「贅沢な買い物」ではないことが数字に出ています。

50/100/200㎡の境界に走る価格の断層

境界の意味は延床計画に直結します。3LDK・延床100㎡を2階建てで考えると、建築面積はおおむね50〜60㎡が必要。仮に建ぺい率60%が指定されていれば敷地100㎡前後が最低ライン、駐車2台や庭を望むなら120㎡台からが安心です。4LDK・延床120㎡なら建築面積60〜70㎡、敷地は120〜160㎡が現実的なゾーンになります。本集計で下位10%層(35件、境界価格2,300万円)の中央面積は82.86㎡、駅徒歩中央値14分。80㎡台では建ぺい率次第で延床100㎡が窮屈になり、3階建てや総二階の設計が前提になりがちです。一方で上位10%層(35件、境界価格9,680万円)は中央面積276.75㎡・駅徒歩9分。面積は約3.3倍ですが価格は約4.2倍で、200㎡を超えると「広さ+駅近」の合わせ技でプレミアムが乗ります。なお名古屋市西区の最低敷地面積に関する条例の有無は公開情報未確認のため、区画分割前提の土地は必ず行政窓口で確認してください。

建築条件付きと自由設計の断層

注文住宅の買い手にとって最大の分岐がここですが、当サービスの収集データには建築条件の有無を横断的に判別できる項目が十分に揃っておらず、構成比は本集計では算出できません。エリア概要でも建築条件付き土地の比率はunknownです。ただ実務的な注意点は明確で、条件付きは土地価格が周辺より控えめに見えても指定ビルダーの建築費で総額が決まります。土地3,200万円+建物2,500万円の条件付きと、土地3,600万円+自由設計2,100万円では、総額はほぼ並ぶこともある。土地単価だけで比較しない、が原則です。

用途地域・接道条件でみる価格差

西区で家を建てる土地は、坪単価に直すと約99万円(当サービス集計の㎡単価中央値29.9万円/㎡から換算)というラインが中心。ただし注文住宅として現実的なのは、この中心値の周辺よりもう少し具体的なゾーンです。

想定延床から逆算する「買える面積帯」

3LDK・延床100㎡を狙う世帯なら、敷地100〜130㎡・総額3,000万円台が第一候補になります。本集計で徒歩11〜15分帯(131件、全体の35.8%)の中央価格が3,700万円、中央面積155.33㎡というのは、まさにこの計画とかみ合う水準。4LDK・延床120㎡+駐車2台まで欲しいなら敷地140〜170㎡で、同じ帯の中央面積がそのまま射程に入ります。逆に総額2,500万円以内に収めたい場合、下位10%層の中央面積82.86㎡が示すように80㎡前後の区画が選択肢になり、延床100㎡は3階建てまたは容積率の余裕が前提。建物の設計自由度と土地価格は、ここで明確にトレードオフになります。土地予算を3,000万円(安めの4分の1のライン)に置くと、選べる区画は狭小か駅から離れるかの二択に近づく、という理解が出発点です。

用途地域構成(建てられる/建てにくいの判定)

名古屋市では住居系7種・商業系2種・工業系3種の計12種類の用途地域が定められています(出典: 名古屋市)。西区は商業地・工業地・住宅地が混在する区で、名古屋駅至近の牛島町・栄生周辺は商業系、北部・西部の住宅街は住居系が中心と見られますが、地域別の面積比率は公開情報未確認です(出典: field-adv)。実際、公示地価の代表地点は児玉2-11-2が住宅地で213,000円/㎡(浄心750m)、城西2-11-13が商業地で355,000円/㎡(浅間町250m)と、住宅地と商業地が隣り合う構図になっています(出典: 住友不動産販売/土地代データ)。注文住宅の観点では、第一種低層住居専用地域が日照・高さの安心度でもっとも理想的。第一種中高層・第一種住居は利便と静けさのバランス型。準住居や商業地域は建築自体は可能でも、隣地に中高層や事業所が建つ前提で考える必要があります。西区は明治期からの工場・工房が集積した歴史を持つ区でもあり(出典: 都心住宅研究所)、準工業系のエリアでは騒音・振動・車両動線の現地確認を省略しないこと。

接道・形状・建築条件(家を建てる現実的観点)

当サービスの収集データには整形地/旗竿地/変形地の区分フィールドが揃っていないため、構成比は本集計では算出できません。ただし㎡単価の散らばりは示唆的で、同じ町丁でも中央値から大きく下振れる区画は形状か接道に理由があると読むのが自然です(推測)。エリア概要でも、西区は工場跡地や木造住宅密集エリアが混在するため、接道幅員2m未満などによる再建築不可の可能性を現地・法務局・区役所で必ず確認すべきと指摘されています。幅員4m以上の道路に2m以上接しているか、セットバックの必要があるか。加えて上下水道・ガスの引込み状況、敷地の高低差と擁壁の有無は、地盤改良費や外構費として数十万〜数百万円単位で総額を動かします。土地価格が中央値より安い区画に出会ったら、まずこの4点を疑うのが西区での正しい順番です。

立地軸でみる相場(駅徒歩・エリア内の偏り)

徒歩5分の差が、2,894万円。当サービス集計の駅徒歩帯別の数字を並べると、西区の土地は駅距離に対してかなり素直に価格が動いています。

立地軸でみる相場(駅徒歩・エリア内の偏り)
駅徒歩帯 件数 中央価格 中央面積 ㎡単価中央値
1〜5分 58 6,594万円 183.38㎡ 39.69万円/㎡
6〜10分 135 4,360万円 165.42㎡ 36.15万円/㎡
11〜15分 131 3,700万円 155.33㎡ 24.34万円/㎡
16〜20分 26 3,500万円 152.39㎡ 22.97万円/㎡
21分以上 13 5,380万円 296.00㎡ 15.64万円/㎡

件数のボリュームは6〜10分(135件、36.9%)と11〜15分(131件、35.8%)に集中。徒歩1〜5分は58件(15.8%)で、㎡単価は11〜15分帯を約15.4万円/㎡上回ります。16〜20分帯(26件)と21分以上(13件)はサンプルが少なめなので傾向として見る程度ですが、21分以上の中央価格が5,380万円と高いのは面積が296㎡と大きいためで、㎡単価では15.64万円/㎡ともっとも安い。「広さを買うなら駅から離れる」という定石が、そのまま数字になっています。

町丁ごとの温度差

本集計で件数の多い町丁を見ると、枇杷島37件(中央3,250万円/158.6㎡/20.49万円/㎡)、児玉33件(3,600万円/82.36㎡/40.94万円/㎡)、城西32件(6,914万円/175.08㎡)。同じ西区でも、城西の中央価格は枇杷島の2倍以上です。サンプルが少なめの参考として、庄内通17件が9,198万円(246.19㎡)、名西16件が9,800万円(276.75㎡)と大型区画中心、中小田井17件が2,880万円(133.97㎡/21.5万円/㎡)、天塚町20件が2,725万円(63.63㎡)と対照的な顔つきになっています。区内の鉄道は地下鉄鶴舞線の浄心・浅間町・庄内通・庄内緑地公園、名鉄名古屋本線の栄生駅(出典: 住友不動産販売)。予算3,000万円台で延床120㎡を狙うなら、枇杷島・中小田井のように面積と単価の両方が現実的な町丁から候補を組むのが合理的です。

リスク要素と注意ポイント

リスク欄がすべて0件。当サービスが収集した366件では、旧耐震(1981年6月の新耐震基準施行より前の建物)0件・0%、再建築不可0件・0%、借地権0件・0%、告知事項0件・0%でした。土地カテゴリなので建物の耐震区分が付かないのは当然ですが、問題は再建築不可と借地権まで0%だという点です。

これは「西区に再建築できない土地が存在しない」という意味ではありません。掲載情報の記載項目としてフラグが立っていないだけで、接道の実態は物件ごとに確認しないと分かりません。エリア概要でも、西区は明治期からの工場跡地や木造住宅密集エリアが混在するため、接道幅員2m未満などによる再建築不可の可能性を現地・法務局・区役所で必ず確認するよう促されています。幅員4m以上の道路に2m以上接しているか、私道であれば持分と通行・掘削の承諾があるか。ここは掲載データが答えを持たない領域だと割り切って、自分の足で確かめる部分です。

規制と手続きのチェックポイント

西区内には複数の地区計画区域が定められており、該当する土地では土地の区画形質の変更、建築物の建築、工作物の建設などを行う際に市長への事前届出が必要です(出典: 名古屋市)。分割前提の広い区画や、外構で塀・門を計画する場合は、購入前に名古屋市の都市計画担当窓口で該当の有無を確認しておくと安全です。用途地域ごとの建ぺい率・容積率の指定値については、西区内の典型値は公開情報未確認(unknown)。同じ町丁でも指定が変われば建てられる延床が変わるため、必ず個別の指定内容を取り寄せてください。

ハザードと地盤

洪水・高潮の浸水想定区域や液状化リスクについては、エリア概要の範囲では西区の該当状況を確認できませんでした(公開情報未確認)。庄内川に近い立地を含む区であることを踏まえると、名古屋市が公表するハザードマップで浸水想定と避難所を自分の目で確認する作業は省略できません。地盤についても、工場跡地や旧水路沿いでは地盤改良が必要になるケースがあり、費用は建築予算の外側で発生します。もう一点、価格交渉に関わる注意として、相続税路線価は公示地価の8割程度の水準に設定されるため、相続を機に売り出す側は路線価基準の価格感を持ちやすく、実勢との乖離が生じやすいと指摘されています(出典: 土地の価格)。売主の背景によって価格の硬さが変わる、という前提で臨みたいところです。

国交省取引事例で当サービス集計を裏付ける

当サービス集計の掲載ベースの数字は、実際の取引とどれだけ整合しているのか。国土交通省の取引価格情報をもとにした集計値では、2005年〜2024年の西区の土地取引は累計1,882件、坪単価は66.4万円(20.1万円/㎡)。一方、直近期間として集計された81件では坪96.2万円(29.1万円/㎡)まで上がっています(出典: アセットロケット)。当サービス集計の㎡単価中央値29.9万円/㎡=坪約99万円は、この直近の取引水準とほぼ肩を並べる位置。掲載価格は売出時点のもので成約価格ではありませんが、少なくとも「売り手の希望が実勢から大きく浮いている」という状況ではないと読めます。

総額ベースでも見てみましょう。2025年1〜6月の西区の土地の平均価格は6,123万円と算出されています(出典: イエウリ)。また取引総額の相場が最も高かったのは2022年で平均4,100万円、坪単価のピークは2024年の78万円という集計もあります(出典: e-estate)。集計主体によって数字が揺れるのは、対象期間と面積構成の違いが大きいためです。本集計の平均5,454万円と中央値3,980万円の差が示すとおり、平均は大型・高額区画に引っ張られやすい。注文住宅の予算を組むときは平均ではなく中央値と四分位(下位の目安3,000万円、上位の目安6,490万円)で考えるほうが実感に合います。なお個別の取引事例(時期・価格・面積ごとのレコード)はエリア概要の収集範囲では取得できておらず、本記事では集計値のみを扱っています。

データが示す「お得ゾーン」と「プレミアムゾーン」

同じ西区の土地で、片方は2,300万円以下、もう片方は9,680万円以上。当サービス集計の下位10%層と上位10%層は、まるで別の商品のような顔つきをしています。

お得ゾーン:下位10%層(35件、2,300万円以下)

中央面積82.86㎡、駅徒歩中央値14分。80㎡台という数字は、建ぺい率次第で延床100㎡がぎりぎりのサイズです。3階建てや吹き抜けを諦める設計判断が必要になる代わりに、土地予算を2,000万円台前半に抑えられる。町丁で言えば天塚町(20件・中央2,725万円)や江向町(16件・3,690万円/中央面積69.15㎡)のような小割りエリアが該当帯に近い顔ぶれです。注意すべきは、この層の境界価格が前月1,980万円→今月2,300万円へ(+16.2%の上昇)切り上がっていること。「2,000万円以内で土地」という条件設定は、今月のデータでは相当に薄い網になっています。

プレミアムゾーン:上位10%層(35件、9,680万円以上)

中央面積276.75㎡、駅徒歩中央値9分。広さと駅近を両方満たす区画で、名西(16件・中央9,800万円)や庄内通(17件・9,198万円)に見られる大型敷地がこの層です。総額は1億円級で、区画分割や事業用途の検討が前提になる規模。参考として、2025年の公示地価は西区で坪101万4,830円・前年比+3.78%の上昇、路線価の住宅地平均は坪53.9万円・+3.5%の上昇、区内で最も高い地区は幅下の坪240.0万円とされています(出典: 土地代データ/土地の価格)。隣接区と比べると北区が坪70.29万円(+2.25%の上昇)、千種区が坪144.91万円(+9.41%の上昇)、東区が坪290.4万円(+6.47%の上昇)で、西区は「都心近接なのに中位」という立ち位置(出典: 土地データ)。

38日で消える、という現実

そして本集計でいちばん実務的な数字がこれです。掲載終了134件の掲載期間は中央値38日、早いものは27日で消えています。11サイトに散らばった366件のなかから、延床計画に合う面積・接道・用途地域の条件をすべて満たす区画は月に数件でしょう。その数件が、1か月強で画面から消える。週末にまとめて検索する探し方では、条件に合う1件を見逃す確率が構造的に高い、ということです。

よくある質問(当サービス集計での回答)

Q1. 愛知県名古屋市西区の土地の坪単価はいくらですか?

当サービスの集計では、11サイトから収集した366件の㎡単価中央値は29.9万円/㎡で、坪あたりに直すと約99万円です。外部の公的指標では2025年の公示地価が西区平均で坪101万4,830円(30万6,986円/㎡)、前年比+3.78%の上昇(出典: 土地代データ)、住宅地に限った2024年の水準は坪61万8,612円(出典: 土地代データ)。住宅地中心のエリアを選べば坪60万円台、駅近や商業系混在エリアでは坪100万円超と、区内でも二層構造になっていると読めます。

Q2. いまは買い時ですか?

当サービスの集計では、価格中央値は前月3,780万円→今月3,980万円(+5.3%の上昇)、下位の目安(第1四分位)も2,825万円→3,000万円(+6.2%の上昇)で、安値帯から順に切り上がっています。公示地価も2025年に+3.78%の上昇、路線価も+3.5%の上昇と上昇基調が続いています(出典: 土地代データ/土地の価格)。したがって「待てば安くなる」と考えにくい局面です。ただし掲載終了までの日数は中央値38日で、月ごとに顔ぶれが入れ替わります。価格を待つより、条件に合う区画が出た瞬間に動ける準備を整えるほうが現実的でしょう。

Q3. 建築条件付き土地の流通量はどれくらいですか?

当サービスの集計では、収集した366件に建築条件の有無を横断的に判別できる項目が十分に揃っておらず、構成比は算出できていません。エリア概要でも西区の建築条件付き土地の比率は公開情報未確認(unknown)です。実務上は、掲載情報の「取引態様」「建築条件」欄と、価格が周辺の㎡単価中央値29.9万円/㎡より明らかに安い区画をセットで疑うのが早道。条件付きは指定ビルダーの建築費で総額が決まるため、土地単価だけの比較は避けてください。

Q4. 坪単価が高くなる条件は何ですか?

当サービスの集計でもっとも効いているのは駅距離です。駅徒歩1〜5分(58件)は㎡単価39.69万円/㎡、11〜15分(131件)は24.34万円/㎡、21分以上(13件、サンプルが少なめなので傾向として)は15.64万円/㎡。次に効くのが区画の小ささで、児玉(33件・中央面積82.36㎡)は40.94万円/㎡、枇杷島(37件・158.6㎡)は20.49万円/㎡です。狭い区画は総額が抑えられる一方、㎡あたりでは割高になる、という関係が明確に出ています。

Q5. 用途地域によって価格はどれくらい変わりますか?

当サービスの集計データには用途地域の項目が収録されていないため、本集計では用途地域別の価格差を直接算出できません。外部の公的指標では、西区の2024年の住宅地が坪61万9,000円前後(18万7,130円/㎡)、商業地が坪127万4,000円前後(38万5,384円/㎡)で、およそ2倍の開きがあります(出典: 土地代データ)。代表地点でも住宅地の児玉2-11-2が213,000円/㎡、商業地の城西2-11-13が355,000円/㎡(出典: 住友不動産販売)。注文住宅なら住居系用途地域を軸に、商業・工業系は周辺環境を現地確認したうえで判断するのが安全です。

Q6. 今月増えた「駅徒歩21分以上」の広い区画は、注文住宅向けに狙い目でしょうか?

当サービスの集計では、この帯は8件→13件に増え(+62.5%の増加)、中央面積296㎡・㎡単価15.64万円/㎡で単価はもっとも安い層です。延床120㎡の4LDKに庭と駐車2台を確保したい世帯には十分すぎる広さですが、中央価格は5,380万円で総額は決して安くありません。またサンプルが少なめなので傾向として見る程度に。広さを持て余さない計画(分割前提や平屋)と、通勤・通学のバス動線を実地で確認できるかが判断の分かれ目になります。

Q7. 狙いの条件で愛知県名古屋市西区の土地の新着を毎日追うには?

当サービスの集計は、LINEベースの新着監視サービス「物件ウォッチ」の実稼働データから生成しています。LINEで友だち追加し「愛知県名古屋市西区 土地」と送るだけで監視が始まり、athome・センチュリー21・大京穴吹不動産・HOME4U・LIFULL HOMES・東急リバブル・ノムコム・ピタットハウス・三井のリハウス・住友ステップ・SUUMOの11サイトを15分間隔で巡回し、新着・価格変動・掲載終了をLINEに通知します。エリア・カテゴリ・予算・面積などの複合条件で絞り込み可能。無料プラン(24時間遅延・1監視)があり、リアルタイム通知やAI分析を含む有料プランは月額980円からです。

2026年8月のハイライトと注意点

今月の当サービス集計でもっとも示唆的なのは、「安い側から順に価格が上がっている」という事実です。中央値は3,780万円→3,980万円(+5.3%の上昇)ですが、下位10%の境界価格は1,980万円→2,300万円(+16.2%の上昇)、下位5%ラインも1,599万円→1,898万円(+18.7%の上昇)と、伸び幅は安値帯のほうが大きい。徒歩11〜15分帯の中央値も3,250万円→3,700万円(+13.8%の上昇)です。つまり「割安な選択肢が先に減った」1か月と読めます。予算上限を固定して探している人ほど、体感の悪化が大きい局面でしょう。なお本集計の数字は各サイトの売出時点の掲載価格で、成約価格ではありません。また同じ区画が複数サイトに掲載されている場合はそれぞれ1件として数えているため、件数は実際の区画数よりやや多く出ます。この2点を頭に置いて、水準ではなく変化の方向を読むのが実用的な使い方です。

本レポートは、物件ウォッチが 11サイト(athome, センチュリー21, 大京穴吹不動産, HOME4U, LIFULL HOMES, 東急リバブル, ノムコム, ピタットハウス, 三井のリハウス, 住友ステップ, SUUMO)から自動収集した掲載データ 366件(2026-07-04 〜 2026-08-03)を集計した分析です。日本の不動産市場全体の動向を示すものではなく、掲載データからは売買の成約は分かりません。物件の購入判断は必ずご自身の調査と専門家への相談のうえで行ってください。次回の更新は来月初旬を予定しています。

366件超の愛知県名古屋市西区 土地から条件に合う1件を

特に 徒歩11〜15分, 敷地120〜170㎡, 3,000〜4,000万円台の自由設計 は早く動きます。11サイトの新着を15分間隔でチェックして、LINEで即通知。
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